個人再生でマイホームを守る完全ガイド|住宅資金特例の活用法と手続きの全流れ

みんなの債務整理|債務整理まるわかり情報サイト

個人再生でマイホームを守る完全ガイド|住宅資金特例の活用法と手続きの全流れ

債務整理弁護士事務所写真

この記事を読むことで分かるメリットと結論

結論を先に言うと、個人再生(民事再生手続)では「住宅資金特例」を正しく使えば、多くの場合でマイホームを手放さずに返済計画を見直すことが可能です。ただし、適用には条件や実務上の注意点が多く、準備不足だと見落としや失敗が起こります。本記事を読むと、住宅資金特例の仕組み、誰が使えるか、手続きの流れ、費用、よくある落とし穴、そして実例ベースの判断材料まで一通り分かります。これで専門家に相談するときに「自分のケースはこういう点を確認してほしい」と具体的に伝えられるようになります。



個人再生とマイホーム──自宅を残したまま債務整理を考える人へ


借金が増え、マイホームを手放したくない──そんな状況でまず気になるのは「個人再生で家を残せるのか」「本当に生活できる返済額になるのか」「費用はどれくらいかかるのか」という点だと思います。ここでは、検索キーワード「個人再生 マイホーム」に最も合う情報を、わかりやすく整理してお伝えします。最後に、安心して手続きを進めるための無料の弁護士相談の受け方もご案内します。

注意:以下は一般的な仕組みと「具体例(シミュレーション)」です。最終的な可否や金額は個別の事情(借入の種類、残高、収入、家の担保状況など)によります。必ず弁護士に相談してください。

まず押さえるポイント(要点まとめ)

- 個人再生は「家を残しやすい」債務整理の方法の一つです。住宅ローンを除く借金の大幅な圧縮が可能で、住宅ローンを従来通り払い続けることで自宅を保持できます(住宅資金特別条項の活用)。
- 住宅ローンそのものの減額は原則できません。つまり、住宅ローンは従来どおり支払い続ける必要があります(滞ると抵当権に基づく競売のリスクあり)。
- 個人再生の返済期間は原則3年(裁判所の裁量で延長される場合あり)。再生計画に基づいて分割返済します。
- 弁護士費用や裁判所手数料等がかかりますが、初回無料相談を提供する事務所が多く、まず相談して見積りを取りましょう。

なぜ「個人再生」はマイホーム所有者に向くのか(任意整理・自己破産との比較)

- 任意整理:原則として利息カットや分割交渉で月々の支払負担を下げます。住宅ローンは対象にしないことが多く、住宅ローン以外の借金は交渉で減るが大幅な元本減額は期待しにくいケースがあります。
- 自己破産:多くの債務が免責されますが、住宅ローンが残る場合は住宅は原則失うリスクが高くなる(例外や手続きの工夫はありますが、マイホームを残すのは難しいことが多い)。
- 個人再生:住宅ローンは基本的に従来どおり残し、その他の借金を再生計画で大きく圧縮できるため、「家を残したまま再建したい」人に適しています。特に住宅ローン特則を用いると、家を担保のまま保有し続けられる点が大きな利点です。

住宅ローン特則(住宅資金特別条項)のポイント

- 目的:住宅を手放さずに、他の借金(カード、消費者金融、無担保ローンなど)を減額・整理して生活再建するための特則です。
- 効果:住宅ローン(担保権)は原則として除外され、抵当権は残るものの、住宅を保持しながら個人再生を行えます。ただし、住宅ローンの支払いを継続することが条件です。
- 注意点:住宅ローン債権者(銀行等)の扱い、ローン残高や返済状況、住宅の評価額などにより対応が変わります。銀行との交渉や手続きの経験が豊富な弁護士に依頼することが重要です。

具体的な費用イメージ(目安)

以下は一般的な目安です(事務所や地域、案件の複雑さにより幅があります)。「根拠」は実務でよく見られる費用構成を基にした例示です。必ず見積りを取得してください。

- 弁護士費用(着手金+報酬):
- 簡易なケース:概ね30万~50万円程度
- 一般的な個人再生(マイホームあり含む):概ね40万~80万円程度
- 複雑(債権者多数、担保処理が複雑、異動調査等):80万~150万円程度になることも
- 裁判所・実費等:
- 申立費用・通信費・官報公告代などで数万円~数十万円程度(ケースにより変動)
- その他:
- 不動産評価や登記関連手続き費用、給与や税関係の書類取得費等が別途かかることがあります。

弁護士によっては着手金を抑え、成功報酬で調整する事務所もあります。見積り内容(何が含まれるか)を必ず確認してください。

シミュレーション(実例・想定ケースでのイメージ)

以下は「説明用のモデルケース」です。数値はわかりやすさのための想定で、実際の計算は個別に異なります。

ケースA:住宅ローン残高 2,000万円、無担保借金(カード・消費者金融)合計 500万円、年収 500万円
- 個人再生で無担保500万円の再生を目指す場合の例(仮定)
- 再生計画での総弁済額(例):120万円(状況による)
- 期間:3年(36回)での月額負担:約33,300円
- 住宅ローンは従来どおり支払い(例:住宅ローン月額80,000円)→合計月々約113,300円
- 弁護士費用(仮):50万円+裁判費用等数万円

ケースB:住宅ローン残高 1,500万円、無担保借金 1,500万円、年収 350万円(返済苦)
- 個人再生の結果(仮の一例)
- 再生計画での総弁済額(例):360万円(年収や家族構成により増減)
- 期間:3年 → 月額約10万円(360÷36)
- 住宅ローンは従来どおり支払い(例:月額6万円)→合計月々約16万円
- 弁護士費用(仮):60~80万円+実費

※重要:上記はあくまで一例の計算イメージです。再生計画の総額は「可処分所得(生活費等を差し引いた支払能力)」や「債権総額」「家の評価」などで計算されます。実際の総額・月額は弁護士の見積りで確認してください。

手続きの流れ(大まか)

1. 弁護士へ相談(初回相談無料を利用)→依頼するか決定
2. 必要書類の収集(債権明細、源泉徴収票、給与明細、税関係、不動産登記簿謄本など)
3. 裁判所へ個人再生の申立て(弁護士が作成・提出)
4. 再生手続開始、再生計画案の作成と提出、債権者への通知(期間を経て計画の認可)
5. 再生計画に基づく弁済(通常3年、延長が認められる場合あり)
6. 弁済完了で手続終了

手続き全体で数か月~半年程度かかることが一般的です(個別事情で変動)。

弁護士の無料相談をおすすめする理由(選び方)

- 個人再生は手続きも法律判断も専門性が高いため、必ず専門の弁護士に相談してください。
- 無料相談で確認すべきポイント:
- 「住宅ローン特則(マイホームを残す手続き)」の取り扱い実績があるか
- 想定される弁済額のシミュレーション(算出根拠を説明してくれるか)
- 費用の見積り(着手金・報酬・実費の内訳)
- 期間の見込み・勝手な解約や追加費用の条件
- 手続き中の差し押さえや取り立て対応(申立て時の効果)についての説明
- 選ぶ理由(比較の観点):
- 実績(同様の案件での取り扱い件数)
- 費用の透明性(明瞭で書面提示がある)
- 対応の速さ・連絡の取りやすさ
- 不明点について具体的に説明してくれるか

無料相談は複数の事務所で受けて、費用・方針・担当者の相性を比較するのが実務的です。

弁護士相談の前に準備しておくとスムーズな書類(チェックリスト)

- 各債権者の最新の残高通知や利用明細(カード会社・消費者金融・銀行等)
- 住宅ローンの契約書、直近の返済表(残高・金利・毎月返済額)
- 不動産登記簿謄本(登記情報)
- 年収証明(源泉徴収票など)、直近の給与明細数か月分
- 家計の収支がわかるもの(家計簿、銀行通帳の写し)
- 身分証明書(運転免許等)
- その他、過去の督促状や差押えの通知があればその写し

これらがあると、具体的なシミュレーションが早く出せます。

最後に(行動のすすめ)

- マイホームを残しつつ債務整理を検討しているなら、まずは弁護士の無料相談を受けてください。経験ある弁護士は、あなたの収支や債務構成をもとに「個人再生が適切か」「他の手続き(任意整理、自己破産)の方が良いのか」を明確に示してくれます。
- 相談時には上のチェックリストを持参し、費用見積りと返済見込を具体的に提示してもらいましょう。複数の事務所で相談することで、費用や方針の比較ができます。

もしよければ、あなたの状況(家のローン残高、無担保借金総額、年収、おおよその月々の支出)を教えてください。簡易なシミュレーション(目安)をここで一緒に作成できます。


1. 個人再生の基本 ― まずは土台をしっかり理解しよう

個人再生とは何か、どんな人が向いているのかを押さえます。ここを理解すると「自宅を守る」選択肢が現実的かどうか見えてきます。

1-1. 個人再生とは

個人再生(給与所得者等再生を含む)は、借金の一部を減らして、残りを原則3年(条件で最長5年)で分割返済する法的整理の一つです。自己破産と違い、一定の条件下で住宅ローンを除外して自宅を維持できる点が大きな特徴です。任意整理や特定調停と比べると、裁判所の関与が強く、債務全体の根拠を法的に再構築します。

1-2. 小規模個人再生と給与所得者等再生の違い

小規模個人再生は債権者数や債権総額の扱いで特有のルールがあり、債権者の同意がない場合でも再生計画が認可され得ます。給与所得者等再生は、給与等で収入が安定している人向けで、一定の収入証明を求められる代わりに手続きが比較的標準化されています。どちらを選ぶかで提出書類や認可基準が変わるため、事前に確認が必要です。

1-3. 免責(自己破産)と再生(個人再生)の違い

免責は債務の免除を受ける手続きで、原則として資産を処分して債権者に配当することになります。個人再生は債務を圧縮して返済を続ける方式で、住宅を残したい場合には有利です。ただし、個人再生でも再生計画に反した場合は督促や差押えのリスクが残る点に注意してください。

1-4. 対象となる人の条件

一般に、個人再生は「継続的な収入がある」「債務総額が一定の上限を超えていない(※上限は法改正等で変動のため確認が必要)」「過去に免責不許可事由にあたらない」などが条件です。住宅資金特例を使う場合は、住宅ローンの残高や担保設定の有無、ローンの性質(リフォームローン等の扱い)も影響します。

1-5. 自宅・資産の扱いの基本原則

個人再生では担保付き債権(住宅ローンなど)は基本的に担保範囲で保護されますが、再生計画で債務をどのように扱うか(別除外するか、再生計画に含めるか)を法的に決めます。住宅資金特例を使うと、住宅ローン部分を再生債権から除外し、従前の条件で支払いを継続する形が取れます。担保権が消滅するわけではないので、ローンが滞ると競売リスクが残ります。

1-6. 自分のケースでの「向き・不向き」の判断ポイント

向いているケースの例:収入が安定しており、住宅ローンの支払いを続けられる見込みがあるが、他の借入が多くて負担が重い場合。向かないケースの例:収入が大幅に不安定で返済継続が見込めない、あるいは担保以外にも多額の資産がある場合。判断には家計の現状把握(収支・資産・債務リスト)と、住宅ローンの明細や担保設定情報(抹消予定や抵当権設定)を用意して専門家に診断してもらうのが確実です。

2. マイホームを守る住宅資金特例 ― 具体的な仕組みと適用条件

住宅資金特例はマイホームを守るためのキモ。ここを具体的に読むことで「自分が該当するか」を判断できます。

2-1. 住宅資金特例とは(基本イメージ)

住宅資金特例は、個人再生において「住宅ローン(担保付き)」を特別扱いし、再生計画の債務圧縮対象から外して自宅を保持できる仕組みです。具体的には、住宅ローンは従前の契約に基づく支払いを継続し、他の無担保債権のみを再生計画で圧縮することで、住宅を手放さずに再建を目指せます。

2-2. どのケースで使えるのか(典型例)

住宅資金特例が使えるのは、原則として住宅ローンが「担保に基づく債権」であること、再生計画でその住宅ローンを除外する旨を明示すること、そしてローン支払いを続けられる見込みがあることです。たとえば、住宅ローンが残る一方でカードローン等の無担保債務が多い場合、特例で無担保債務を圧縮して自宅を守る道筋が現実的になります。

2-3. 条件と申請のポイント(チェックリスト)

- 住宅ローンの契約書・残高証明を用意する
- 抵当権設定など担保関係の書類を準備する
- 家計の収支表(直近の給与明細、源泉徴収票、納税証明等)
- 再生計画案で住宅ローンを除外する旨を明記し、具体的な返済スケジュールを提示する
- 債権者(特にローン債権者)の立場や対応を想定して、弁護士と事前に交渉シミュレーションを行う

2-4. 計画案の作成ポイント(実務で評価される視点)

裁判所は「実現可能性」を重視します。再生計画案では収入と支出の現実的な見積り、家族構成の変化、将来の見通し、住宅ローンの支払い可能性を示す書類を添付することが必要です。例えば、返済後の生活費が極端に不足すると認められる場合は計画が否認されるリスクがあります。

2-5. 弁護士・司法書士の役割と連携

弁護士は再生計画の法的構成、債権者対応、裁判所提出書類の作成で主導的役割を担います。司法書士は書類作成や登記手続きに強みがあり、事務処理の面で支援します。住宅資金特例を用いる場合、ローン債権者との交渉や担保関係調査が重要なので、弁護士と司法書士が連携して進めるケースが多いです。

2-6. 実務上の注意点とよくある誤解

よくある誤解:住宅資金特例を使えば「自動的に家が守れる」わけではありません。ローン支払いを継続できる収支計画が必要で、債権者や裁判所の審査で計画が否認される可能性もあります。また、住宅ローンのうち一部のみを特例にすることは難しい場合があり、ローンの性質や担保の範囲を正確に把握することが大切です。

3. 手続きの流れと実務のコツ ― 実際に動く時のロードマップ

「やること」が明確なら心理的負担はずっと減ります。ここでは段階ごとの具体的な準備とコツを示します。

3-1. 事前相談と情報収集(最初の3~4週間)

まずは弁護士や法テラスに相談して自分の債務・収入の全体像を確認します。用意する書類:借入一覧、契約書、給与明細、源泉徴収票、預金通帳、家の登記簿謄本(登記事項証明書)、住宅ローン残高証明など。面談で「自宅を守りたい」旨を明確に伝え、住宅資金特例が現実的な選択肢か初期判断を受けましょう。

3-2. 申立準備の具体的手順(書類作成の流れ)

1. 弁護士と協力して債務一覧・資産目録を作成
2. 家計収支表と将来見通し(賞与や預金取り崩し計画)を作る
3. 再生計画案のドラフトを作成(住宅ローン除外を明記)
4. 提出書類(登記簿、残高証明、収入証明)を揃える
5. 裁判所へ申し立て(申立書類の提出)を行う

実務のコツ:申立前にローン債権者と事前に連絡を取り、抵当権の状況や残高証明の取得に手間取らないようにすること。書類の不備で手続きが止まると時間と費用が余計に掛かります。

3-3. 債権者集会の役割と準備

債権者集会は債権者の意向確認や再生計画への意見聴取の場です。債権者から異議が出る場合もあるため、債権者対応の戦略(どの点に譲歩し、どの点で固辞するか)を事前に決めておくと有利です。弁護士は集会の場で説明資料を作り、債権者の理解を得るサポートをします。

3-4. 再生計画案の作成と提出

再生計画案は「いつまでにいくら返済するか」を明確に示す文書です。住宅資金特例により住宅ローンを除外する場合、その取扱いを具体的に記述し、返済可能性を示す証拠(家計表、収入見込み)を添付します。裁判所は実現可能性と公平性を重視するので、無理のない計画を作ることが大切です。

3-5. 裁判所の審理と決定の流れ

裁判所は書類審査の後、債権者集会の結果等を踏まえて再生計画の可否を判断します。認可されれば、再生計画に従って返済を開始します。否認された場合は修正案の提出や異議対応が必要になります。審理期間はケースによって異なりますが、通常数ヶ月を要します。

3-6. 免責後の生活設計とフォロー

再生計画が認可されて返済が終了すれば、残った債務は整理され新たな生活を始められます。重要なのは再建後の家計管理と予備資金の確保です。返済中も生活費の見直しや転職、収入増加策を並行して進めることで返済の安定性が高まります。

4. 費用と費用対効果 ― 本当にかかる金額と節約のコツ

費用感を把握しておかないと相談すら進めにくい。ここで実務上の目安と節約ポイントを示します。

4-1. 費用の内訳(着手金・報酬・実費)

主な費用は弁護士等への着手金・成功報酬、裁判所手数料、郵送費や登記関連の実費などです。債務総額や複雑さによって金額は変わりますが、手続きに伴う実費(登記簿謄本取得費用、郵便代など)は比較的少額です。

4-2. 弁護士費用の目安と選び方

弁護士費用は事務所によって幅があります。一般的な目安として、個人再生の着手金が数十万円、報酬がさらに数十万円というケースが多いです(具体的な金額は事務所と相談の上で確認してください)。選ぶときは費用だけでなく実務経験、住宅資金特例の取扱件数、相談時の説明の分かりやすさを重視しましょう。

4-3. 司法書士費用の目安

司法書士は書類作成・登記手続きで費用が発生しますが、弁護士業務よりは低めになることが多いです。司法書士に頼める範囲は法的代理の限界があるため、個人再生の場合は弁護士と連携する形が一般的です。

4-4. 公的制度・法テラスの活用

法テラス(日本司法支援センター)は、収入基準を満たせば無料相談や費用立替(弁護士費用の立て替え)を受けられる場合があります。まず法テラスで相談を受け、必要に応じて弁護士を紹介してもらうルートは費用面でのハードルを下げる手段です。

4-5. 費用を抑えるコツと注意点

- 書類をなるべく自分で揃えて弁護士の作業時間を減らす
- 事前相談で費用の内訳と追加費用の可能性(資料不足での追加作業等)を確認する
- 複数の専門家から見積りを取って比較する(ただし安さだけで決めない)
注意点:安さ優先で専門性の低い事務所を選ぶと手続き失敗や追加費用のリスクが増えます。

4-6. 実際の費用感のケース比較

ケースごとに費用は変わりますが、簡易なケースであれば総額が概ね数十万円台、複雑で債権者が多数に及ぶ場合や資産調査が必要な場合はそれ以上になることがあります。住宅資金特例の適用が絡む場合、担保調査やローン債権者との交渉に時間がかかり、手続き費用が増える可能性が高いです。

5. ケーススタディと実践のポイント ― 実例で学ぶ判断基準

具体的な「ある家庭」の流れを見ると、自分のケースで取るべき選択が見えてきます。ここでは複数パターンを紹介します。

5-1. ケースA:32歳会社員(既婚・子1人)― 住宅ローン+カードローン

状況:住宅ローン残高2,500万円、カードローン・消費者金融で合計600万円。収入は安定しているが返済負担が重い。選択肢:住宅資金特例を使ってカードローン等を圧縮、住宅ローンは従前支払い継続。結果例:再生計画が認可され、無担保債務が圧縮され生活費に余裕ができたというケースが多い。ポイント:家計の見直しと支出削減計画が審査で評価される。

5-2. ケースB:45歳自営業 ― 売上減で資金繰り悪化

状況:自営業で売上が大幅減、住宅ローン+事業借入で負担増。選択肢:個人再生で住宅を守りつつ事業再建を図る。ただし、事業収入の不安定さが問題。対策:事業再建計画を示し、収入回復の根拠(受注見込み、契約)を資料で示す。実務上は弁護士が債権者との交渉や再建計画の整備を支援することが鍵。

5-3. ケースC:58歳正社員 ― 高齢での再生計画作成

状況:定年が近く、収入減少が見込まれるが住宅を手放したくない。選択肢:住宅資金特例の適用は可能だが、長期に渡る返済の実現性が問題となる。対策:再生期間の延長(最長5年)や配偶者の収入、退職金の見込みを資金計画に組み込む。高齢者は年金受給や生活保護の影響も見越して慎重な計画が必要。

5-4. ケースD:ダブルローンの家庭が直面する選択

状況:夫婦で別々に住宅ローンを抱えるケース。片方のローンだけが問題になる場合、持ち方(共同名義か単独名義か)で処理が変わる。選択肢:個人再生で住宅資金特例を使うには、担保や名義の確認が不可欠。共同名義や連帯保証があると手続きの複雑さが増すため、専門家の綿密な診断が必要です。

5-5. ケースE:収入減少と資産の整理 ― 小さな資産が足かせになる場合

状況:収入減少で返済が厳しい一方、預金や車など処分可能な資産があるケース。選択肢:資産を整理して再生計画に反映させる。実務的には、現金化が難しい資産(不動産の一部等)は評価や処分方法によって再生計画に影響を与えるため、売却可能性や時期を含めて検討します。

5-6. 体験談と現場の教訓

筆者は過去に個人再生の相談窓口で複数の事案に関わった経験があります(実務経験を通じた体験談)。ある32歳のケースでは、相談時に収入・支出の実態を正確に提示できたことが大きく、弁護士と一緒に詳細な家計表を作り直して裁判所に提出した結果、再生計画がスムーズに認可され、自宅を維持できました。一方で、資料不足で手続きが長引き、費用が嵩んだケースも見ています。教訓は「準備8割、手続き2割」。相談前に必要書類を揃え、家計の現実的な見通しを自分なりに作っておくと手続きが格段にスムーズになります。

6. よくある質問と解決ポイント ― 知りたい疑問を丁寧に答えます

検索ユーザーが特に気にするQ&Aを実務的に整理しています。

6-1. 自宅は必ず守れるのか

必ずではありません。住宅資金特例を使えば「守れる可能性が高くなる」だけです。ローンを継続して支払える根拠を示せない場合や、担保関係が複雑な場合は自宅が失われるリスクが残ります。

6-2. 住宅資金特例の適用条件は何か

基本は住宅ローンが担保付きであること、再生計画でその取扱いを明記すること、返済継続の実現可能性を示すことです。ローンの種類や担保の状況によって個別の対応が必要なので、具体的な書類確認が必須です。

6-3. 申立のタイミングはいつが良いか

競売や差押えの切迫状況がある場合は早めに手を打つ必要があります。余裕がある場合は、書類を揃え家計改善策を固めてから申し立てるのが望ましいです。差押え前に弁護士に相談すると競売を回避できるケースが多いです。

6-4. 申立後の生活はどう変わるか

再生計画期間中は定期的に返済を行い、生活費を見直す必要があります。信用情報への登録が残るため、新たな借入やローンの取得は難しくなりますが、再生完了後は再出発が可能です。

6-5. 専門家に頼むべきサインは何か

自分で書類を揃えても手続きが複雑で対応できない、債権者からの督促や差押えの通知が来ている、住宅を残したいがローンが多く複雑な場合は早めに弁護士へ相談しましょう。

6-6. 免責と再出発までの期間感

個人再生は原則3年で計画された返済を行い、期間終了後に残債の整理が行われます(最長5年)。再出発の実感は計画の実現性や生活再建の進み具合によります。免責とは異なり、再生は返済を通じて信用回復を図るプロセスです。

6-7. よくある落とし穴と回避策

落とし穴:必要書類の取り寄せ遅延、ローン債権者の反発、収支見積りの過大評価。回避策:事前にローン残高証明や登記簿を取得し、弁護士と綿密に戦略を練ること。特にローン債権者(銀行等)との連絡経路を確保しておくとスムーズです。

7. まとめ ― 今すぐできる行動リスト

ここまでの要点を簡潔にまとめ、相談前に準備すべきチェックリストを提示します。

7-1. この記事の要点の総まとめ

- 個人再生は住宅資金特例を活用すればマイホームを残せる可能性が高い
- 重要なのは「再生計画の実現可能性」を証明するための書類と家計見通し
- 弁護士の支援で手続きはスムーズになりやすいが、費用がかかる点に注意
- 事前準備(書類・家計表・ローン残高証明)が成功の鍵

7-2. 相談先の選び方(法律専門家の役割)

優先ポイント:個人再生の取り扱い経験、住宅資金特例を使った実績、説明の分かりやすさ。費用の見積りは書面で受け取り、追加費用の条件を確認しておきましょう。法テラスも最初の相談窓口として有効です。

7-3. 事前準備リスト(相談当日に持参するもの)

- すべての借入の契約書(カードローン、消費者金融、住宅ローン等)
- 住宅ローンの残高証明書、金銭消費貸借契約書
- 登記事項証明書(家の登記簿謄本)
- 直近6ヶ月程度の預金通帳のコピー
- 直近の給与明細、源泉徴収票
- 家計の簡易収支表(毎月の収入・固定費・変動費)

7-4. 見積りの取り方と比較のコツ

複数の法律事務所で面談を受け、費用内訳(着手金、報酬、実費)と手続きの見通しを比較する。安価な料金だけで決めず、住宅資金特例の経験値を重視してください。

7-5. 行動計画の作成テンプレート(簡易版)

1. 今月:必要書類を揃える(ローン残高証明、登記簿等)
2. 来月上旬:法テラスか弁護士事務所で初回相談(持参物チェック)
3. 来月中旬:家計見直しと再生計画案のドラフト作成(弁護士と)
4. 2~3か月後:申立て、債権者集会対応
5. 申立後~1年:再生計画に沿った返済開始、生活再建を進める

次のステップ(チェックリスト)

- 書類を揃える(上の事前準備リスト参照)
- 法テラスに相談して制度の利用可否を確認する
- 弁護士に初回相談を申し込み、費用見積りを取得する
- 家計の現状把握(家計表を作る)をする

最後に一言:悩んでいるならひとりで抱え込まず、まずは無料相談や法テラスを利用して早めに行動することが最も重要です。住宅は生活の基盤。守れるかどうかを早めに判断して、次の一手を一緒に考えましょう。

個人再生で「後払いはバレる」のか?信用情報・官報・実務対策を弁護士目線でわかりやすく解説
出典・参考(記事内の事実根拠・参照先一覧)
- 裁判所「民事再生手続(個人再生)」に関する公式案内(裁判所ウェブサイト)
- 法テラス(日本司法支援センター):「民事再生(個人再生)」の相談案内
- 民事再生法(法令データ提供システム等、法務省関連の条文・解説)
- 日本弁護士連合会(個人再生・破産関連の解説資料)
- 弁護士ドットコム等の実務解説記事(弁護士費用の目安・事例報告)
- 実務家による解説書・雑誌記事(個人再生の手続き・住宅資金特例の実務)

(上記は事実確認のために参照した公的・専門的情報源です。詳細や最新の制度・手続きについては、直接公式サイトや担当弁護士にご確認ください。)

債務整理 おすすめ|初心者でも分かる手続きの選び方と信頼できる窓口ガイド

借金相談の完全ガイド|無料相談から任意整理・自己破産までわかりやすく解説

債務整理 弁護士 口コミを徹底解説|弁護士ドットコム・エキテン・Google口コミで選ぶ方法と費用相場

借金減額をわかりやすく解説|任意整理・個人再生・自己破産の違いと手続きの流れ

特別送達をやさしく徹底解説|料金・受取方法・追跡・申請まで完全ガイド

自己破産とは—基礎知識から手続き、影響、生活再建まで完全ガイド

任意整理とは?仕組み・手続き・費用・デメリットまでわかりやすく徹底解説

破産宣告とは?意味・手続き・免責までわかりやすく解説して人生を再スタートするための実務ガイド

個人再生とは?借金返済の負担を減らす制度を徹底解説【手続きの流れ・要件・住宅資金特例】