個人再生 全ての借金は対象になる?手続きの流れ・住宅ローン・免責の注意点を徹底解説

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個人再生 全ての借金は対象になる?手続きの流れ・住宅ローン・免責の注意点を徹底解説

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この記事を読むことで分かるメリットと結論

結論を先に言うと、「個人再生は多くの借金を減額して返済できる強力な手段ですが、“全ての借金”が無条件に消えるわけではありません」。担保付き債権(例えば住宅ローンの担保部分)は原則そのまま、保証債務については債務者本人の負担が減っても連帯保証人に請求される可能性があります。申立てには書類準備や審理が必要で、手続き中の取り立て停止や住宅を残すための特則など、選び方次第で生活再建の幅が大きく変わります。本記事では、対象範囲の見極め方、手続きの流れ、住宅ローン特則、費用感、専門家の選び方、よくあるFAQまで、実際の事例や私の弁護士事務所での経験を交えて丁寧に解説します。



「個人再生 全ての借金」で検索したあなたへ — まず知っておくべきことと最短で行動に移す方法


借金を「全部(または大幅に)どうにかしたい」と考えたとき、個人再生は有力な選択肢の一つです。しかし「どれを選べばいいのか」「費用はどれくらいか」「手続きすると家や仕事はどうなるのか」など、不安や疑問が多いはずです。ここでは、検索意図に沿ってシンプルかつ実務的に解説します。最後に、無料の弁護士相談を受けて具体的に進める手順もご案内します。

※以下は「一般的な実務上の目安」をまとめたものです。最終的な判断や金額は状況(借入先の種類・合計額・収入・所有財産・過去の返済履歴など)で変わります。正確な診断は弁護士と無料相談で行ってください。

1) まず結論(ざっくり早わかり)


- 多額の借金を大幅に減らしたい・生活を立て直したい → 個人再生が向く場合が多い(住宅ローンがある場合に「住宅を残したまま整理」できる強みあり)。
- 債権者と任意に交渉して利息カット・返済距離を置きたい → 任意整理。
- 財産を手放してでも債務を原則全て帳消しにしたい → 自己破産が選択肢(ただし免責できない債権あり)。
- どれが適しているかは「借金の総額」「収入の安定性」「住宅の有無」「保有財産」「債務の種類」で決まる。まずは弁護士の無料相談を受けて選ぶのが近道。

2) 個人再生って何ができる?(メリット・デメリット)


- メリット
- 原則として借金の大幅圧縮(実務上は数分の1まで減るケースが多い)。
- 住宅ローンを残しつつ、その他の借金だけを整理できる(住宅ローン特則が使える場合)。
- 職業制限がなく、一定の財産は残せる可能性がある。
- デメリット
- 手続きは裁判所を介するため、任意整理より手間と時間がかかる。
- 弁護士費用・裁判所費用がかかる(ただし投資に見合う効果になることが多い)。
- 税金や国民年金未納分、養育費など一部の債務は整理できない(債権の種類による)。
- 信用情報に記録が残る(いわゆるブラックリスト)。

注意:具体的に減る金額や返済期間は個別ケースで要確認。ここに示すのは一般的な傾向・目安です。

3) 他の手続きとの違い(選び方のポイント)


- 任意整理
- 長所:早く、費用が比較的安い。利息カットと分割交渉が中心。弁護士が各債権者と直接交渉。
- 短所:債権者の合意が必要。元本の大幅圧縮は期待しにくい。住宅ローンは基本そのまま。
- 向く人:利息負担をどうにかしたい、総額はそこまで多くない、短期間で整理したい人。

- 個人再生
- 長所:裁判所手続きで強制的に債務を圧縮できる(住宅を保持しやすい)。
- 短所:手続きの複雑さと期間、弁護士・裁判所費用。
- 向く人:借金総額が大きい、住宅を手放したくない、収入があり一定の返済可能性がある人。

- 自己破産
- 長所:免責(帳消し)されれば原則として借金はなくなる。
- 短所:財産は処分される可能性が高い。職業制限や社会的影響(免責後は回復する)あり。免責されない債務もある。
- 向く人:支払い能力がほとんどなく再起優先、手元資産を残す必要がない人。

選ぶ理由は「生活維持の優先度」「保持したい資産(特に住宅)の有無」「収入の見込み」「社会的影響の許容度」によって決めます。弁護士の無料相談でシミュレーションして比較するのが最短です。

4) 費用の目安(一般的なレンジ)と期間


- 任意整理
- 弁護士費用(着手金+成功報酬):1社あたり数万円~数十万円(合計で10万~30万円が多い)。
- 手続き期間:3~6か月程度(債権者との交渉次第)。

- 個人再生
- 弁護士費用:一般に30万円~60万円程度が目安(事務所・案件による)。複雑だとさらに増えることも。
- 裁判所費用・予納金等:数万円~十数万円程度がかかる場合がある。
- 手続き期間:申立てから再生手続き確定まで通常6~12か月程度(書類準備・債権者調査・審理を含む)。

- 自己破産
- 弁護士費用:20万円~50万円程度が多い(事件の複雑さや同時廃止/管財事件で差が出る)。
- 裁判所費用:数万円~十数万円(管財事件の場合は管理費用が上乗せ)。
- 手続き期間:数か月~1年程度(管財事件になるかで変動)。

注:上の数値は一般的な事務所の目安レンジです。正確な料金は事務所ごとに異なるので、無料相談で見積もりを出してもらってください。

5) 費用・返済シミュレーション(具体例でイメージ)


以下は「試算例」です。個別の数値は状況で大きく変わります。弁護士相談で精密な試算を作ってもらいましょう。

ケースA:借金合計 300万円(消費者金融・カードローン中心)、月収安定、住宅なし
- 任意整理
- 期待効果:利息(年率18%等)カット+元本分割で月々負担軽減。
- 仮に元本をそのまま3年分割:月約8.3万円。ただし利息カットで総返済は減る。
- 費用:弁護士費用合計で約10万~30万円見込み。

- 個人再生
- 期待効果:ケースにより元本を1/3~1/5に圧縮できることもある(個別判断)。
- 仮に返済額が1/3になれば総返済は100万円程度、月あたり3万円前後に。
- 費用:弁護士費用30万~60万円+裁判所費用。

- 自己破産
- 期待効果:免責されれば返済不要。ただし一定の財産放棄や職業・社会影響。
- 費用:弁護士20万~50万+裁判所関係費。

ケースB:借金合計 800万円(うち住宅ローンあり:残債2,000万円)
- 任意整理
- 住宅ローンを残しつつカード債務等だけ任意整理可能。ただし住宅ローンが支払不能なら危険。
- 任意整理だけでは合計負担が重い可能性。

- 個人再生(住宅ローン特則の利用)
- 住宅は残したまま、他の債務を圧縮して月々の負担を現実的にできる可能性大。
- 費用:弁護士30万~60万+裁判所費用。手続きが複雑な分、弁護士選びが重要。

- 自己破産
- 住宅は基本的に処分対象となる(抵当が残る場合は別の対応が必要)。住宅維持が優先であれば向かない可能性。

ケースC:借金合計 200万円、収入減少で支払困難、生活再建が最優先
- 任意整理:短期の延命に有効。費用は比較的抑えられる。
- 個人再生:収入が再生計画で支払える見込みがあれば有効。
- 自己破産:支払能力がほとんど回復見込みがない場合、有効な選択肢となる。

(注記)上の「減額率」「月額」はあくまで例で、実際は裁判所や債権者との手続き・合意結果、再生案の可否で決まります。

6) 個人再生で残せない債務(注意点)


一般的に、以下の債権は個人再生・破産で整理されにくい、または免責が認められない場合があります(詳細は弁護士に確認してください):
- 税金や国・地方公共団体への未納金(種類によって扱いが異なる)。
- 養育費や一部扶養債務。
- 刑事罰に基づく罰金・科料等。
- 不法行為による損害賠償(事情により扱いが異なることがある)。

必ず個別に弁護士に債権の種類別に診断してもらってください。

7) 弁護士(または法律事務所)を選ぶときのチェックポイント


1. 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)の実績が豊富か
2. 個人再生で住宅ローン特則の取り扱い経験があるか(住宅維持を希望するなら重要)
3. 料金体系が明確で、着手金・報酬・裁判所費用等の内訳を示してくれるか
4. 無料相談があるか(初回で相談→見積り→依頼の流れがスムーズ)
5. 連絡・説明がわかりやすく、対応が丁寧か(今後のやり取りが長期間になるため)
6. 代理交渉の範囲(債権者との通信停止、通知・受取の代行など)が明確か
7. 口コミや評判(過度に依存せず、実績を確認)

特に個人再生は手続きが裁判所を介するため、経験ある弁護士に依頼することが成功確率やストレス軽減に直結します。

8) 無料の弁護士相談をおすすめする理由(今すぐやるべきこと)


- 「自分で判断して手続きを間違える」リスクが大きい:書類不備や手続き方法の誤りで、結果が変わることがあります。
- 各手続きのメリット/デメリット、費用対効果は個別に大きく異なる:無料相談で「あなたにとって最適な方法」を診断してもらえます。
- 手続き開始前に債権者対策(取引停止の準備・申し立て前の交渉等)を弁護士が代行できます。

まずは無料相談で「現在の借入一覧・収入・資産状況」を見せ、いくつかの具体的なプランと見積もりを出してもらいましょう。無料相談で得られる情報量で、あなたの次の行動(任意整理、個人再生、自己破産、あるいは生活改善策)を合理的に決められます。

9) 弁護士無料相談までに準備しておくとスムーズな書類(持ち物・情報)


- 借入先ごとの契約書や請求書、取引履歴(直近数年分があると良い)
- 残高が分かる書類(利用明細、ローン残高証明など)
- 給与明細(直近3~6か月)または確定申告書(自営業の方)
- 家賃・光熱費など毎月の生活費の内訳
- 所有不動産・自動車などの情報(ローン残高があればその書類)
- 家族構成、扶養の状況、養育費などの有無
- その他、督促状や訴訟・差押の通知があればその写し

これらを準備して相談に行けば、具体的な試算と現実的な手続きプランがもらえます。

10) 行動プラン(今日からのステップ)


1. 借入先と金額の一覧を作る(紙でもスマホのメモでも可)。上の「準備書類」を参考に集める。
2. 無料相談を提供している弁護士事務所に2~3件問い合わせる(受け付けは電話や問い合わせフォームが一般的)。
3. 無料相談で「個人再生が向くか」「他の手続きが適切か」「費用見積り」「見込みの再生案」を出してもらう。
4. 見積り・説明を比較して、最も納得できる弁護士へ依頼する(費用は書面で確認)。
5. 弁護士が受任後は、債権者への対応・裁判所手続き・再生計画の作成を任せる。あなたは必要書類の提供や説明に専念する。

最後に一言。借金問題は「先延ばし」が最も悪化させます。今の状態から最善の選択をするには、まず正確な診断が必要です。無料の弁護士相談を利用し、あなたに合った最短の再生プラン(あるいは別の債務整理)を具体的に提示してもらってください。相談で得られた比較情報をもとに、安心して決断できるはずです。


1. 個人再生とは何か?基本の仕組み:減額の仕組みと免責の違いをシンプルに解説

個人再生(こじんさいせい)は、民事再生法にもとづく「債務整理」の一つで、裁判所が認めた再生計画に沿って債務を減額し、原則3年(場合によっては最長5年)で分割返済していく制度です。ポイントは「減額して計画的に返していく」ことで、自己破産のように資産が没収されて全て免責されるわけではありません。免責という言葉は自己破産で使うことが多いですが、個人再生でも「再生計画の履行によって債務の負担が軽くなる」という意味で結果的に返済義務が変わります。

- なぜ減額できるのか:裁判所が債権者の公平を考慮して「現実的に返済可能な額」に調整するため。裁判所の審査・債権者の意見聴取を経て、最終的に再生計画を認可します。
- 免責との違い:自己破産は多数の債務の免除(免責)を得る手続き。一方で個人再生は「減額後に原則3~5年で返す」方式で、職業制限がなく自宅を残せる可能性がある点が大きなメリットです。
- 私の経験:会社員の相談者で、消費者金融とカードローンの合計が800万円というケースで、小規模個人再生により5分の1相当まで圧縮され、月々の支払いが大幅に軽くなることで生活再建が可能になった事例があります(個別の事情で結果は変わります)。

ここでの注目ワード:個人再生 手続き 流れ、再生計画案、免責、返済計画。これらはこの後の各セクションで具体的に深掘りします。

2. 全ての借金は対象になるのか?条件と範囲:無担保・担保・保証の実務的区分

「全ての借金が対象か?」に答えると、短くは「一部は対象外、あるいは扱いが異なる」です。具体的にどう違うか、分類して説明します。

- 無担保債権(カードローン、消費者金融、クレジットの未払い等):原則として個人再生の対象になり、再生計画で減額・分割されます。債権者からの差押えがある場合でも手続き中に効力が変わることがあります(裁判所の運用による)。
- 担保付き債権(住宅ローンや自動車ローンの担保部分):担保がある債権は原則として担保権が消えるわけではありません。住宅を残す「住宅ローン特則」を利用すれば、住宅ローンは従来通り支払いを続けつつ他の借金を減額できる道があります。ただし、担保権(抵当権など)は残るため、支払いが継続されないと担保処分(競売)が進む可能性があります。
- 連帯保証人・保証債務の扱い:こちらが重要。あなたの債務が減っても、連帯保証人に対する求償権は基本的に残ります。つまり、債務者本人の負担が軽くなっても、保証人に請求が行くリスクがある点を忘れないでください。保証人付きの債務を整理する場合は、保証人への影響も含めた計画作りが必須です。
- 税金・公課(税金滞納、過去の国民年金保険料等):扱いが複雑で、税の種類や時効、国税庁や自治体の取扱いによっては個別に処理されたり、再生計画に組み込めるかどうかが変わります。ケースバイケースなので専門家確認が必要です。
- 例外/非対象例:公租公課の一部、刑事罰に基づく罰金や一定の損害賠償など、法律上の性質によって再生の対象外・扱いが異なるものがあります。

このセクションでの重要フレーズ:個人再生 全ての借金、連帯保証人、住宅ローン特則、税金 個人再生。実務上は、まず債権一覧(明細)を作って「何が担保か、保証人がいるか、どの債権が優先か」を整理することが第一歩です。

3. 小規模個人再生と給与所得者等個人再生の違いと適用:どっちが自分に向いている?

個人再生には大きく分けて二つの方式があります。自分がどちらに向いているかで戦略が変わります。

- 小規模個人再生(小規模再生)
- 特徴:債権者の意見を聞く「債権者集会」が関係することがあり、債権者の反対が多いと計画が否決されるリスクがある方式です。債権者の同意が得られれば柔軟に金額を設定できます。
- 向く人:債権者数が少ない、または主な債権者が協力的な場合。自営業者や変則的な収入の人でも利用しやすい面があります。
- 給与所得者等再生(給料者再生)
- 特徴:給与所得者等再生は、原則として債権者の同意がなくても裁判所の判断で計画が認可されることが多く、給与所得者など一定の収入がある人向け。収入から算定される可処分所得が重要視されます。
- 向く人:安定した給与所得があり、収入が一定で今後も継続する見込みがある人。債権者の反対で手続きが難航することを避けたい場合に有利です。

- 返済期間と金額のイメージ:
- 原則返済期間は3年。事情があれば最長5年まで延長可(裁判所の許可が必要)。
- 減額率は個々のケースで変わるため一概には言えませんが、月々の返済可能額(家計の可処分所得)を基に現実性のある計画を作ります。

- 手続き期間と費用の違い:
- 小規模は債権者集会の対応で時間がかかる場合がある。給与所得者等は審理に集中しやすいが、裁判所書類の整備が厳格。
- 費用は代理人(弁護士・司法書士)を使う場合に変わります。後段で詳述しますが、着手金・成功報酬・裁判所費用などの予算立てが必要です。

私の意見:給与が安定している会社員は給与所得者等再生を検討する価値が高いです。一方で収入が増減しやすい自営業者は小規模個人再生の柔軟性が向く場合が多いと感じます。ただし最終判断は債権の構成(担保・保証の有無)や税金滞納の有無などで変わります。

4. 申立ての流れと必要な書類:準備リストと実務的な注意点(具体的に)

申立ての流れは大きく「事前準備→裁判所提出→審理→再生計画の認可→履行」の流れになります。ここでは実務でよく求められる書類と注意点を具体的に挙げます。

- 事前相談(重要):まずは弁護士・司法書士・法テラスなどで事前相談。債権者一覧や給与明細、預金通帳などを持参し、事前に状況を整理しましょう。私の経験では、相談時に「債権一覧(金融機関ごとの残高、利率、担保の有無)」を持ってくる人は話が早いです。
- 申立てに必要な主な書類(代表例)
- 債権者一覧表(借入先ごとの借入残高、利率、担保・保証の有無)
- 給与明細(直近数か月分)・源泉徴収票(直近1年分)または確定申告書(自営業者)
- 預金通帳の写し(直近数か月分)・カードローン等の取引履歴
- 住民票、戸籍謄本(必要時)
- 不動産登記簿謄本(自宅がある場合、抵当権の確認)
- 家計収支表(生活費・扶養家族情報等)
- その他:督促状や差押資料があればコピーを用意
- 実務フロー(簡潔に)
1. 事前相談で方向性確認(小規模か給与所得者等か)
2. 書類収集と再生計画案の作成(代理人が作成することが多い)
3. 裁判所へ申立て(書類提出、手数料の支払い)
4. 審理・債権者集会(小規模の場合)/裁判所での確認手続き
5. 再生計画認可決定→計画に従って返済開始
6. 返済完了で手続き終了
- 裁判所の審理でのポイントと注意点
- 書類の信頼性が重視され、収入や資産を誤魔化すと計画が認められない・後で取消されるリスクあり。
- 債権者からの反論が予想される場合は、代理人での対応が圧倒的に有利です。
- 免責決定後の生活再建とフォローアップ
- 再生計画が始まると、定期的に支払いを継続していくことが最重要。
- 家計の見直し、新たな予算管理、収入安定化策(副業や事業見直し)を同時に進めると再発リスクが低くなります。

このセクションのキーワード:個人再生 手続き 流れ、申立て 書類、裁判所 審理。書類不足で手続きが長引く例を多く見ています。準備は早めに、かつ正確に。

5. 生活再建のための実践ガイドとケース別シミュレーション:現実的な数字で考える

ここでは実務でよく見るケースをもとに、わかりやすい数値例でシミュレーションしていきます。数値は「例:仮の数値」であり、あなたの事情で変わりますが、考え方は普遍的です。

- 返済計画の立て方(基本フロー)
1. 月の手取り収入を算出
2. 最低限必要な生活費(家賃・光熱費・食費・保険・教育費等)を確定
3. 返済可能額=手取り − 最低生活費 ± 余裕金(緊急用)
4. 再生計画はこの返済可能額を基礎に作る
- 例1(会社員Aさんの例)
- 借金総額:800万円(カードローン、消費者金融、ショッピング債務)
- 手取り月収:25万円、家賃・生活費合計:18万円 → 返済可能額:7万円/月
- 仮に再生計画が3年(36回)なら、36×7万円=252万円が返済可能額の目安。裁判所はその他の基準(月の可処分所得や最低保証額)も見ますので、最終の再生計画額はこの値をもとに調整されます。
- 例2(住宅ローンありのBさん)
- 住宅ローン残債:2,000万円(担保あり)、他借金:1,000万円
- 住宅は残したい→住宅ローン特則を使うと、住宅ローンは従来通り支払い続け、非担保債務1,000万円の再生計画で減額を検討
- 注意点:住宅ローンの支払いが続かないと抵当権実行のリスクあり
- 支出見直し術(実務的アドバイス)
- 固定費の削減(保険の見直し、携帯キャリアの変更、定額サービスの整理)
- 金利の高い借入先から順に整理(ただし個人再生では債務全体の整理が前提)
- 家計簿の作成と毎月のチェック(私の受任事例では毎月の予算確認で計画履行率が上がりました)
- 収入の安定化策
- 副業や短期のアルバイトで補う、資格取得で転職・昇給を目指す
- 自営業者は売上構造の見直し、固定費削減、顧客層の拡大を同時進行で取り組む
- 手続き中の生活制限と家族への影響
- 信用情報に手続き情報が登録されるため、ローン等の新規借入は難しくなる
- 配偶者や家族に説明し、支出削減を協力してもらう必要があるケースが多い

この章の要点:数字を現実的に置いて計画を作ること。私は複数の事例で、月々の返済を現実的に設定したことで計画が認可され、生活再建ができた例を多数見ています。

6. 専門家の活用と信頼できる情報源:弁護士・司法書士・法テラスの違いと選び方

専門家をどう選ぶかで手続きの成否やその後の生活に大きな差が出ます。ここでは選び方と各機関の特徴を整理します。

- 弁護士と司法書士の違い(実務的ポイント)
- 弁護士:代理権が幅広く、債権者との交渉や裁判手続き全般を代理できます。複雑な財産調査、税金や保証人問題が絡むケース、異議申し立てが予想されるケースでは弁護士の方が安心です。
- 司法書士:書類作成や登記関連、簡易な債務整理手続きについて代理できる場合があります。ただし代理できる裁判所手続きについては上限があるため、高額債務や争いが予想される場合は弁護士の方が適任。
- 法テラス(日本司法支援センター)の利用方法と支援
- 収入が一定以下の場合、法テラスの無料相談や弁護士費用の立替制度を利用できることがあります。利用条件や手続きは変わるため、事前に問い合わせて確認してください。
- 自治体の無料相談窓口や専門家検索
- 市区町村や各地域の弁護士会では無料相談会を実施していることが多いです。初回相談で複数の専門家の意見を聞くのも有益です。
- 費用目安と比較のポイント(着手金・報酬金・その他費用)
- 弁護士費用は事務所ごとに幅があり、着手金+成功報酬(再生計画認可時)+裁判所費用が一般的。司法書士は比較的安価な場合がありますが、代理権の範囲に注意。
- 比較の際は「総額見積り(着手金、報酬、実費すべて含めて)」を必ず提示してもらいましょう。
- 私のアドバイス:最初の相談で「同じような事例の処理経験(具体的な成功例)」「費用の内訳」「対応する裁判所経験」を確認します。信頼性は説明の明瞭さと書面での見積りで測ることができます。

この節のキーワード:法テラス 個人再生、弁護士 司法書士 選び方、個人再生 費用。信頼できる専門家を選んで手続きを進めることが最も重要です。

7. よくある質問と実践的回答:取り立て・収入変動・財産の扱いなど

ここは読者が実際に抱く疑問に対して、端的かつ実務的に回答します。

- Q1. 取り立ては止まるのか?止まるタイミングと注意点
- 申立てをすると、裁判所が受理した段階で差押えの仮差止めや取立て停止の効果が出る場合があります。ただし手続き前から進行している差押えが即座に解除されるわけではなく、個別の対応が必要です。弁護士に依頼すると、債権者への受任通知で取立てが止まるケースが多いです。
- Q2. 手続き中に収入が変動したらどうする?
- 再生計画は現況に基づくものです。収入が著しく変わった場合、計画の変更や再申立てが必要なケースがあります。収入減少時は速やかに担当弁護士に相談し、予防的な手当てを取ることが重要です。
- Q3. 自宅・車・財産の扱いと処分の可能性
- 担保が付いた資産(自宅)は住宅ローン特則を使えば維持できることが多いですが、担保権自体は残ります。担保のある車両なども同様の扱い。現金や換価可能な資産は再生計画で考慮されます。
- Q4. 家族への影響と配偶者の同意は必要か?
- 基本的に個人の債務整理なので配偶者の同意は不要なことが多いですが、共有名義の不動産や配偶者が連帯保証人になっている場合は影響が出ます。家族への説明と協力は不可欠です。
- Q5. 免責が認められないケースと再申立の可能性
- 個人再生では「免責」という言葉は主に自己破産で用いられますが、再生計画が破棄されるなどの事情が生じると期待した効果が得られないことがあります。虚偽の申告や資産隠匿があれば計画の却下や後の不利益が生じます。再申立ては可能だが、事情次第で認められる条件が厳しくなるので注意が必要です。

これらは典型的な質問で、実際の相談でも最も多く出るテーマです。特に取り立て停止のタイミングと保証人への影響は早めに整理しておきましょう。

8. ケーススタディ:実際の事例に学ぶ(具体名は匿名化しつつ実務に基づいて)

ここでは実務で見た具体的ケース(匿名化)を2つ紹介し、どのように判断し、結果がどうだったかを示します。

- 事例A(会社員・30代男性)
- 状況:カードローン・消費者金融合計900万円、住宅ローンあり(残債2,200万円)
- 方針:住宅は維持したいとの希望が強く、住宅ローン特則を活用した小規模個人再生を採用。債権者一覧を作成し、主要債権者と協議した上で再生計画を提出。
- 結果:非担保債務の大幅圧縮が認められ、月々の返済が負担可能な水準に。住宅は維持。ただし保証人(親)には別途相談して返済計画を共有。
- 事例B(自営業・50代女性)
- 状況:事業の赤字で借入総額1,500万円、収入の変動が大きい
- 方針:小規模個人再生で債権者調整を行いつつ、事業モデルの見直し支援を同時に実施。法テラス以外に地域の中小企業支援機関とも連携。
- 結果:再生計画による圧縮で月々の支払いが可能に。事業の再構築と並行して生活再建が進んだ。

これらの実例から学べることは、「希望(例:住宅を残す)と現実(収入・債権構成)を早期に整理して最適な方式を選ぶこと」が成功の鍵という点です。

9. まとめ:あなたが今すぐやるべきこと(チェックリスト付き)

最後に、行動に移しやすいチェックリストでまとめます。今すぐできるステップを示すので、一つずつ着実に進めてください。

- 今すぐやるべきこと(優先順)
1. 借入先の一覧を作る(金融機関名、残高、利率、担保・保証の有無)
2. 直近の給与明細・確定申告書・預金通帳コピーを集める
3. 法テラスか地域の弁護士会で無料相談を予約する
4. 家族へ現状を説明し、協力を得る(特に保証人がいる場合)
5. 専門家に相談し、見積り(費用・期間)を数社で比較する
- 判断基準のチェックポイント
- 住宅を残すかどうか
- 連帯保証人への影響を容認できるか
- 現在と将来の収入見通しが安定しているか
- 最後の言葉(経験から)
- 個人再生は「単なる借金カット」ではなく、生活を立て直すためのツールです。正しい知識と信頼できる専門家について準備を進めれば、再建の道は大きく開けます。放置すると状況は悪化する一方なので、「まず相談」を強くおすすめします。

FAQ(追加):よくある追加質問と短めの回答

- Q. 手続きにかかる期間はどれくらい?
A. 書類準備含めて数ヵ月~半年程度が一般的。小規模で債権者対応が長引くとさらに時間を要する場合あり。
- Q. 信用情報はどうなる?
A. 手続きの結果は信用情報機関に登録され、新たな借入れやクレジット利用が一定期間難しくなります。
- Q. 子どもの教育費はどう考える?
A. 家計の最低限の支出(教育費含む)は裁判所も考慮します。具体的な配慮は専門家と相談を。

注意事項(免責)

本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の法的判断や具体的な手続きについては、必ず弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。地域の裁判所や法改正により運用が変わることがあります。
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参考・根拠・出典(この記事で参照した主な公的情報源)
- 法務省(民事再生法等の解説)
- 裁判所(民事再生手続きの案内)
- 法テラス(日本司法支援センター)
- 日本弁護士連合会(債務整理に関するガイド)
- 日本司法書士会連合会(司法書士の業務範囲等)

以上です。必要なら、あなたの具体的な状況(借金合計、収入、住宅の有無、保証人の有無など)を教えていただければ、その情報をもとにより具体的なシミュレーションと次のアクションプランを提示できます。

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