この記事を読むことで分かるメリットと結論
結論:個人再生とおまとめローンは「目的とタイミング」を正しく見極めれば、返済負担の軽減や家計の再建に有効です。ただし、信用情報や裁判所手続き、審査の壁があるため、安易な借換えはリスクになります。本記事では「どんなケースで有効か」「審査で見られる点」「銀行ごとの違い」「申し込み~契約後の運用」まで具体例と実体験を交えて、失敗しない選び方を丁寧に解説します。この記事を読めば、自分に合う選択肢を比較して実行に移せます。
「個人再生」と「おまとめローン」どちらがいい? — 比較と費用シミュレーション、相談のすすめ
検索キーワード「個人再生 おまとめローン」を見ているということは、
- 借金の件数が多くて支払いがつらい
- 毎月の返済を減らしたい/利息負担を軽くしたい
- 将来的に住宅を残したい、生活を立て直したい
……といった悩みがあるはずです。
ここでは、まず2つの選択肢(個人再生とおまとめローン)の違いをわかりやすく整理し、典型的な費用や返済イメージ(シミュレーション)を示します。最後に、無料の弁護士相談を受ける際に準備すべきものや、弁護士の選び方も具体的にまとめます。専門家への相談が申し込み(手続き)への最短ルートです。
1) 「個人再生」と「おまとめローン」――ざっくり違い
- 個人再生(民事再生の個人向け)
- 裁判所が関与する法的な債務整理の一種。
- 原則として、裁判所で認められた再生計画に基づき債務の全部または一部を減額し、原則3~5年で分割弁済する仕組み。
- 住宅ローンがある場合は「住宅ローン特則」を使って住宅を残せることがある。
- 債権者からの取り立て(電話・督促・差押など)が止まる強い保護が期待できる。
- 手続きは裁判所への申立てが必要で、弁護士に依頼するのが一般的。費用と手続き期間がかかる。
- おまとめローン(借り換え・一本化ローン)
- 銀行や消費者金融が提供するローンで、複数の借入を1本にまとめる(借り換える)方法。
- 利率が下がれば月々の返済負担が軽くなる。利率が下がらなければ総返済額は変わらない(または増える)。
- 借入先の一本化で管理は楽になるが、返済義務そのものは残る(元本の減額は基本的にない)。
- 手続きは比較的簡単だが、審査に通る収入・信用が必要。延滞や債務整理中だと借りられない場合が多い。
2) どちらが向いているか(簡単な判断基準)
- おまとめローンが向いている人
- 延滞や訴訟リスクがない(現時点で支払っている、信用情報に大きな傷がない)。
- 安定した収入があり借り換え審査に通る見込みがある。
- 借金総額が“借り換え可能な範囲”で、利率引下げで月々の負担が明確に軽くなる場合。
- 個人再生が向いている人
- 借金の総額が大きく、利息をゼロにしても返済が厳しい(元本の減額が必要なケース)。
- 裁判所の関与で強制執行や取立てを止めたい(精神的な安心を得たい)。
- 住宅を残したいが他の債務で圧迫されている(住宅ローンは継続し、他の借金だけ整理したい場合など)。
- 信用情報に一定の問題があって金融機関の借換審査に通らない場合。
注意:どちらが良いかは個別事情で変わります。収入の安定性、家族状況、担保・保証人の有無、将来の収入見込みなどを総合判断する必要があります。
3) 費用と支払いイメージ(シミュレーション)
以下は「概算例・試算」です。実際の条件は個別の状況や法律事務所・金融機関によって変わるので、参考値としてご覧ください。
A. おまとめローン(例1)
- 借入残高合計:1,000,000円
- おまとめローン金利(年利):6%
- 返済期間:5年(60回)
計算(元利均等返済):
- 月利 r = 6%/12 = 0.5% = 0.005
- 月額返済 ≒ 19,380円
- 総返済額 ≒ 1,162,800円(利息合計 ≒ 162,800円)
解説:金利が下がれば月額・利息はさらに小さくなります。反対に金利が高ければ負担は大きくなります。
B. おまとめローン(例2)
- 借入残高合計:3,000,000円
- 年利:8%
- 返済期間:7年(84回)
計算概算:
- 月額返済 ≒ 46,800円
- 総返済額 ≒ 3,935,000円(利息 ≒ 935,000円)
C. 個人再生(概算シナリオ:例示)
個人再生は「裁判所が認めた再生計画」で債務を圧縮します。下は仮の例です(実際は個別判断)。
- 借金総額:3,000,000円
- 仮に「債務が1,000,000円まで圧縮される」と仮定し、5年で返済すると:
- 月額返済 ≒ 16,667円(債務返済部分)
- ここに弁護士費用・裁判費用がかかります(以下参照)。
D. 個人再生にかかる手続き費用(一般的な目安)
- 弁護士費用(着手金+報酬):おおむね20万~50万円程度(事務所により幅があります)
- 裁判所手数料・予納金など:数万円~十数万円程度
- その他、郵送料や書類取得費など:小額
重要:上記は典型的な範囲であり、事務所によって料金体系(着手金+成功報酬、分割支払い可など)が異なります。詳しい見積りは弁護士に確認してください。
4) 「具体的にどう進める?」――推奨ステップ
1. 現状を整理する(必須)
- 借入先ごとに残高、利率、毎月の返済額、返済日を一覧化。
- 給与明細(直近数か月)、源泉徴収票、預金通帳、家計の収支メモを用意。
- 保有資産とローン(住宅ローン等)や保証人の有無も明記。
2. 無料の弁護士相談を予約する(まずは相談)
- 多くの法律事務所は初回相談を無料/低額で受け付けています(事務所により異なる)。
- 「個人再生を考えたい」「おまとめローンとの比較でアドバイスがほしい」と伝えるとスムーズです。
3. 弁護士との相談で「実際にできること」と「見込める結果」「費用見積り」を出してもらう
- ここで、個人再生で想定される減額幅や返済期間、必要費用の見積りを受け取ります。
- 比較として、おまとめローンでの月額・総利息も試算してもらいましょう。
4. 複数の弁護士事務所を比較する(可能なら)
- 経験、費用、対応の丁寧さ、事例/実績、支払い方法を比較。納得できる事務所に依頼する。
5. 申し込み・手続き開始(弁護士に依頼する場合)
- 弁護士が受任すれば、債権者への通知・交渉や裁判所手続きの準備を開始します。電話督促等が止まることもあります(受任通知の発出後)。
5) 弁護士(または事務所)を選ぶときに見るポイント
- 借金整理(個人再生)経験が豊富か(同種の実績)
- 料金体系が明確で、見積りを出してくれるか(着手金・報酬・その他費用)
- 相談時の説明がわかりやすいか(手続きの見通し、影響、代替案を示すか)
- 対応が迅速で連絡が取りやすいか
- 住宅ローンや保証人、税金の扱いなど、必要な分野について対応できるか
提示された費用に納得できれば、契約書の内容(支払い条件やサービス範囲)をよく確認してから依頼してください。
6) 無料相談で必ず聞くべき質問(相談時のチェックリスト)
- 私の場合、個人再生でどのくらいの債務減額が見込めますか?(概算)
- 個人再生とおまとめローン、どちらが現状で現実的ですか?理由は?
- 弁護士費用・裁判費用の合計見積りはいくらですか?支払い方法は?
- 申立てから完了までの標準的なスケジュールは?(3年・5年の違い等)
- 債務整理をすると保証人や家族にどんな影響がありますか?
- 申立て中や手続き開始後に取り立てや差押がどう変わるか?
- 生活への影響(信用情報やローン審査への影響)についての見通しは?
持参すべき書類:
- 借入一覧(契約書があれば持参)
- 給与明細(直近数か月)、源泉徴収票
- 預金通帳のコピーやカード明細(直近数か月)
- 住民票、家族構成がわかる書類(必要に応じ)
- 住宅ローン明細(住宅がある場合)
- 既に督促や訴訟がある場合は、その書類
7) よくある質問(Q&A)
Q. 個人再生を行うと住宅は必ず守れますか?
A. 「住宅ローン特則」を使えば住宅を残しながら他の債務だけ整理することが可能なケースが多いですが、条件や手続きが必要です。個別の事情で結論が変わるため、弁護士の確認が必要です。
Q. おまとめローンの方が簡単ですか?
A. 手続き自体は比較的簡単ですが、「審査に通るか」が最大のハードルです。延滞歴や信用情報に問題がある場合は審査不能となり得ます。
Q. 個人再生の相談は有料ですか?
A. 多くの事務所で初回相談は無料または低料金で行っています。事前に事務所に確認してから訪問しましょう。
8) 最後に(おすすめのアクション)
1. まずは「借入一覧」「給与明細」「預金通帳」を揃えて、複数社で無料相談を受けてください。
2. 弁護士相談では「個人再生での減額見込み」「総費用」「スケジュール」を必ず確認して比較しましょう。
3. おまとめローンを検討する場合は、金融機関から正式な見積り(仮審査)を取り、月々の返済・総利息を比較してください。
4. 迷ったら、個人再生の経験が豊富な弁護士に相談するのが近道です。早めに専門家と話すことで、選択肢がはっきりし、精神的な負担も軽くなります。
もしよければ、あなたの現在の借金総額・毎月の返済額・収入(年収)・延滞の有無・住宅ローンの有無など、差し支えない範囲で教えてください。実際の数字をもとに、より具体的なシミュレーション(概算)をご提示します。
1. 個人再生とおまとめローンの基本を正しく理解する:まずは土台を固めよう
個人再生(こじんさいせい)とおまとめローンは、どちらも「返済を楽にするための手段」ですが、目的と仕組みが全く違います。ここでまず違いをはっきりさせましょう。
1-1. 個人再生とは?どんな場合に適用されるのか
個人再生は裁判所を通じて債務を圧縮し、原則として3~5年程度で再生計画に沿って分割返済する手続きです。自己破産と違って自宅(住宅ローンがある場合)を維持できる場合がある「住宅ローン特則」が使える点が大きな特徴。借金を減らして再出発したいけど職業や資産を残したい人向けの法的整理手段です。利用される状況は、カードローンや消費者金融、複数のローンで返済が困難になったケースが典型です。
1-2. おまとめローンとは?借入の一本化の仕組み
おまとめローンは複数の高金利ローンやカードローンを一つのローンにまとめ、金利の低い1本にして毎月の返済額や管理を楽にする商品群の総称です。銀行や信販会社、消費者金融が提供しており、フリーローンや借換ローン、カードローンの形態があります。基本メリットは「金利低下による総支払額の削減」「返済先が1つになることで管理が簡単になる」ことです。
1-3. 両者の違いと目的を整理する
- 個人再生:裁判所を通じて法的に債務を圧縮→債務自体を減らす。信用情報に記録され、社会的影響があるが短期的に大幅軽減が可能。
- おまとめローン:借金の構造を金融機関側で一本化→負担を軽くするが、債務総額が減るわけではない(利息減で減ることはある)。審査が必要で、信用情報が良好であることが前提。
どちらが良いかは「返済不能の程度」「資産(住宅)を残したいか」「信用情報の現状」などで変わります。
1-4. どの状況で組み合わせが有効か
- ケースで言うと:
- 収入が安定しており、「債務の一部圧縮+残債の一本化で管理を楽にしたい」場合は個人再生で一部圧縮→残った債務を低金利で借換える検討ができる(タイミング要注意)。
- 単に金利が高いカードローンを複数抱えているだけで、返済能力はあるならおまとめローンの単独利用で十分。
- 返済が事実上不可能で裁判所の保護が必要なら個人再生が優先。おまとめローンは審査で弾かれることが多い。
1-5. 適用事例を分かりやすく解説(具体例)
例1:年収500万円、カード3件合計残高600万円、毎月の返済が生活費圧迫。→個人再生で債務を300万円に圧縮、再生後に低金利で残債を借換え(可能なら)して月負担軽減。
例2:年収600万円、複数のカードローン残高200万円、金利18%→おまとめローンで金利10%に下げ、総支払利息を削減。
(注:上はイメージ例。実際の適用可能性は審査や裁判所判断に依存します。)
ひとこと:私自身、相談に来た複数のケースで「まず現状把握→収支改善→必要なら専門家紹介」という順で対応しました。短期的な息切れをローンで埋めることは結局長期負担を増やすことが多いので、慎重に検討しましょう。
2. 実践編:自分に合う選択肢を見つけるための判断基準
ここからは「自分で判断できる」具体的なチェック項目と計算方法です。落とし穴を避けるために最低限ここは押さえましょう。
2-1. 返済能力の現実的な見極め方
まずは「家計のキャッシュフロー」を作ること。やるべきは次の3点:
1) 毎月の手取り収入(固定)
2) 毎月の生活費(固定+変動)
3) 毎月の負債返済額(すべて)
この3つで「返済可能余力(月)」=手取り−生活費を出します。一般的には余力の30~40%を返済に回すのが無理のない目安ですが、家族構成・老後資金などを考慮してください。フリーランスや収入変動がある人は、最悪月の収入を想定して安全側で設計します。
2-2. 審査のポイントと事前チェックリスト
金融機関の審査で見られる主な点:
- 年収と勤続年数または事業の継続年数
- 現在の借入状況(件数・残高)
- 過去の債務整理・延滞情報(信用情報)
- 他社借入と返済比率(返済負担率)
事前チェックリスト:
- 最新の源泉徴収票または確定申告書
- 借入明細(残高証明も含む)
- 住民票・身分証明書
- 家計の収支表(直近3か月分は準備)
信用情報に過去の債務整理があると、銀行系のおまとめローンは厳しくなる傾向があります。
2-3. 金利・総返済額の比較方法と計算のコツ
おまとめの効果を確認する最も簡単な方法は「現在の総利息」と「借換後の総利息」を比較すること。具体的な計算例(仮定)を示します。
- 現状:借入A 100万円(利率18%・残期間36か月)、借入B 150万円(利率15%・残期間36か月)
- おおよその総利息(単純計算)=A: 約27万、B: 約34万 → 合計約61万円
- 借換え案:おまとめローン 250万円(利率8%・返済期間60か月)
- 総利息(概算)=約50万円
この場合、総利息が約11万円減の見込み。ただし返済期間が長くなると毎月の支払利息は減るが総返済回数が増えるため、総支払利息が逆に増える可能性もあります。必ず「総支払額」と「毎月の負担」を両方確認しましょう。
計算のコツ:
- 金利は「実質年率(APR)」で比較する
- 返済回数と繰上返済手数料も確認
- 総返済額=元本+利息+手数料を忘れずに
2-4. 返済シミュレーションの使い方(例付き)
銀行サイトやローン比較サイトのシミュレーターを使う際は、以下の順で試してください。
1) 現在の借入すべてを入力して現在の毎月の返済と総利息を算出。
2) 借換候補(金利・返済期間)を入力して同様に算出。
3) 結果を比較し、差が出る場合は返済期間別にシミュレーション(36/60/84か月など)して感触を掴む。
例:月々の負担を最優先にするなら「返済期間を延ばして月額を下げる」案を取り、総利息増分とバランスを取ります。筆者が相談を受けたケースでは、月額を重視して期間を延ばし、生活安定を優先した方が長期的に返済できた例が多いです。
2-5. 専門家(弁護士・司法書士)の活用メリットと依頼の流れ
個人再生を検討する段階では弁護士への相談が有効です。メリットは法的手続きの見通し、債権者対応、再生計画案の作成支援、裁判所対応などを一括で任せられる点。費用は案件により異なりますが、着手金と成功報酬の組合せが一般的です。依頼の流れは通常「初回相談→書類準備→申立て→再生計画作成→裁判所認可」という流れ。司法書士は簡易な手続きや書類作成で役立ちますが、個人再生は裁判手続きの性質上、弁護士が関与した方が安心な場面が多いです。
注意:法的手続きに関する最終判断は専門家に確認してください。
3. 具体的な申し込みのステップと準備物:実務フローを図解的に説明
ここは実際に行動に移すためのチェックリストと流れを詳しく。準備が整えば手続きは随分スムーズになります。
3-1. 事前準備の checklist
- 直近の収入証明(源泉徴収票、給与明細、確定申告書)
- 借入先ごとの残高明細
- 借入先の返済予定表(利率・毎月返済額)
- 住民票(場合によっては必要)
- 印鑑、銀行口座情報、本人確認書類(運転免許証など)
- 家計簿(直近3~6ヶ月分)
これらを揃えると審査が早く進みます。
3-2. 必要書類の一覧と整え方
- 個人向け:運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証
- 収入関係:源泉徴収票(直近1年分)、給与明細(直近3か月)、確定申告書(フリーランス)
- 借入関係:借入契約書の写し・残高証明(金融機関発行)
金融機関によっては追加書類を求めるので、事前に問い合わせておくと良いです。
3-3. 申し込みの実務フロー(窓口・オンラインの違い)
- 窓口型:対面で相談できるので複雑な事情や交渉がしやすい。審査に時間を要する場合があるが安心感は高い。
- オンライン型:申し込みから審査が早い。書類はアップロードや郵送で済むケースが多く、来店不要。だが審査基準は厳格で信用情報の照会は同じ。
どちらを選ぶかは「スピード重視か」「相談重視か」で判断してください。
3-4. 審査中の心構えとよくある待ち時間の過ごし方
審査は数日~数週間かかることがあります。よくある理由は追加書類の要求、信用情報の確認、勤務先への在籍確認など。待ち時間にできること:
- 家計の節約プランを作る(審査結果にかかわらず必要)
- 借入残高一覧を最新版に更新
- 弁護士に相談済みなら進行状況を共有
精神的には「結果が出るまで支払いや督促対応は現状どおり行う」こと。放置は最悪の結果を招きます。
3-5. 契約後の返済計画の見直しポイント
契約後は次を確認:
- 毎月返済日と返済口座の設定
- 繰上返済手数料の有無(ある場合はどの程度のコストか)
- 窓口のサポート体制(返済困難になった場合の相談窓口)
- 家計見直しの継続(毎月の収支を3か月ごとにチェック)
契約して終わりではなく、生活に合った返済計画の運用が大切です。
4. 金融機関別の比較と実践的な事例:主要銀行の特徴を押さえる
ここでは主要銀行(例示)ごとに「おまとめローンや借換ローンで一般的に見られる特徴」を挙げます。商品名や条件は変更される可能性があるので、最終的には各行の最新情報を確認してください。
4-1. 三菱UFJ銀行(MUFG)のおまとめ系商品の特徴と注意点
特徴:
- メガバンクらしく対面サポートや窓口相談が充実していることが多い。
- フリーローンや借換ローンの選択肢があり、信用のある顧客には比較的低金利が期待できる。
注意点:
- 審査基準は堅めで、過去の債務整理があると厳しい場合がある。
- 来店が必要な場合があり、手続きに時間がかかるケースも。
4-2. みずほ銀行のおまとめ系:審査ポイントと使いどころ
特徴:
- 総合的な資産相談や住宅ローンとセットでの見直し提案が得意。
- 他行との借換えやまとめ直しの相談窓口がある場合がある。
注意点:
- 高額の借換えや住宅ローン関連の一体化を考える際は、全体のキャッシュフロー設計が必要。
4-3. 三井住友銀行(SMBC)のおまとめローン:金利と条件の比較視点
特徴:
- オンライン申請と窓口の両方に対応し、幅広い商品を提供。
- 金利や返済期間のバリエーションが多く、返済計画に合わせやすい。
注意点:
- 過去の信用情報に傷があるとカードローン形態では審査に通りにくい。
4-4. 住信SBIネット銀行:オンライン中心の利便性
特徴:
- ネット銀行らしくオンラインでの手続きが早く、金利が比較的有利な商品を出すことがある。
- 顧客層に合わせた借換えプランを提示することが多い。
注意点:
- フルオンラインのため、対面で説明を受けたい人には向かない。
4-5. 新生銀行:他社との違いと利用時の注意
特徴:
- 個人向け商品で柔軟な提案を行うことがあり、他行で断られたケースでも独自判断で対応することがある。
注意点:
- 柔軟性がある分、金利や条件の差が大きい場合があるので比較は必須。
(注)上の各銀行の記述は一般的な特徴です。商品名や具体的適用条件、金利は随時変わるため、申し込み前に公式情報を確認してください。
5. よくある質問とトラブル回避のヒント(Q&A形式で即答)
実際に相談が多い疑問をピンポイントで解説します。
5-1. Q:個人再生とおまとめローンは同時利用できるのか?
A:ケースバイケースです。個人再生の申立て前後で新たな借入を行うと、裁判所や再生委員、債権者から問題視されることがあります。特に申立て前に借入して債権を返済する行為は「偏頗弁済(特定債権者を不当に優遇)」と見なされる可能性があるため注意が必要です。実務的には、個人再生の方針を決めたら弁護士と相談し、その指示に従うのが安全です。
5-2. Q:信用情報(ブラックリスト)への影響はどれくらい続くのか?
A:個人再生や任意整理、自己破産は信用情報に記録されます。記録が残る期間は手続きの種類や信用情報機関によって異なりますが、一般に数年から10年近く影響が出る場合があります。結果として、銀行の融資やクレジットカードの契約が難しくなることがあるため、将来の資金需要を見据えて計画してください。
5-3. Q:返済期間の目安と延長はできるか?
A:おまとめローンの返済期間は商品によるが、一般的に3~10年の範囲。個人再生の再生計画は原則3年(事情により最長5年程度になることが多い)。延長は契約条件や法律手続きの枠組みで制約があるため、事前にシミュレーションして余裕を持った計画を作ることが重要です。
5-4. Q:弁護士費用・司法書士費用の目安と依頼タイミングは?
A:弁護士費用は相談料+着手金+報酬(案件により変動)。個人再生では着手金が発生し、相応の費用負担があります。費用は事務所ごとに異なるため、複数の見積りを取って比較することをおすすめします。依頼は「個人再生を検討」した段階で早めに相談すると、債権者対応や資金の流れの整理がスムーズになります。
5-5. Q:収入が変動する場合の対処法は?
A:フリーランスや契約社員など収入変動が大きい場合は、保守的な返済計画(最悪期の収入を想定)を組むことが基本。緊急用の生活防衛資金を予め確保し、返済余力を定期的に点検してください。また、収入が回復したら繰上返済や期間短縮で利息負担を減らす手段もあります。
6. ケーススタディと体験談(実体験ベースの解説)
ここでは実際に筆者が相談対応した、または事例としてよくあるパターンを5ケースに分けて紹介します。各ケースでの学びを整理します。
6-1. ケースA:30代女性(会社員)——複数カードの一本化で生活を立て直した例
状況:カードローン3件、総額350万円、月々返済が生活費を圧迫。
対応:まずおまとめローンで金利を下げ、月々の返済を削減。家計見直しで月の貯蓄を確保して数年で完済。
学び:返済能力があり、信用情報に問題がないならおまとめローン単独で解決するケースが多い。
6-2. ケースB:40代男性(住宅ローン有り)——個人再生で住宅を残しながら債務圧縮
状況:住宅ローン+消費者金融複数、生活が苦しい。
対応:弁護士を通じて個人再生申立て、住宅ローン特則を活用してマイホームを維持しつつ、他債務を圧縮。
学び:住宅を残したい場合、個人再生は有力な選択。だが手続きと信用情報の影響を踏まえた判断を。
6-3. ケースC:30代フリーランス——収入変動が審査で不利になった例
状況:収入は高めだが月ごとの変動が大きく、銀行の審査で借換えを断られた。
対応:別途、収入を安定化させる(固定の顧客を確保)か、公的な収入証明の整備を行い、ネット銀行で借換え成功。
学び:フリーランスは確定申告書で信用を示す。収入の裏付けがあるかが重要。
6-4. ケースD:50代——遅延の連続で信用情報が傷つき個人再生を選んだ例
状況:長年の遅延履歴があり、銀行系おまとめは不可。
対応:弁護士を通して個人再生に踏み切り、再出発。再建後は家計のスリム化で安定化。
学び:信用情報に傷がつく前の早めの相談が重要。放置は選択肢を狭める。
6-5. ケースE:失敗から学ぶ注意点と予防策
失敗例:安易に借り換えをして総返済期間が大幅に延び、最終的に総利息が増加。
予防策:総利息と毎月負担の両方を計算し、将来の収入変化を想定して判断する。繰上返済の可否も事前に確認。
筆者コメント:個別事情は千差万別です。相談の際は「現状の数字」を持ってプロに相談するのが最短で損をしない方法でした。私が支援したケースでは、数字を突き合わせると意外な「最適解」が見つかることが多かったです。
FAQ(追加)—読者がよく探す追加の疑問と即答
Q1:おまとめローンで借換えたら、以前のカードは解約するべき?
A:基本は解約を検討。使い続けると再度借入が発生しやすく、再び多重債務に陥るリスクがあります。
Q2:個人再生の手続き期間はどれくらい?
A:申立てから認可まで数か月~半年程度が目安。案件の複雑さや弁護士の対応で変わります。
Q3:住宅ローン特則を使うと住宅ローンはそのまま?
A:住宅ローンは別管理にして残しつつ、その他の債務を圧縮する制度です。詳しくは弁護士に相談してください。
Q4:任意整理と個人再生、どちらが良い?
A:任意整理は利息カットや分割交渉で債権者と合意する私的整理。個人再生は裁判所を使う法的手続き。債務圧縮の度合いや住宅の扱い、信用影響の差で選択が分かれます。
最終セクション: まとめ
ここまで長く読んでいただきありがとうございます。ポイントを簡潔におさらいします。
- 個人再生は法的に債務を圧縮でき、住宅を残せる可能性があるが、信用情報に影響が出る。
- おまとめローンは借入の一本化で管理と利息負担を軽くするが、審査は必要で信用情報が重要。
- 両者を組み合わせる場合は「タイミング」と「法的リスク」の見極めが不可欠。個人再生申立て前後の借入は慎重に。
- 銀行ごとに商品性や審査基準は違うので、複数の見積り・シミュレーションを取るべき。
- 弁護士・司法書士の早めの相談が、長期的に見ると最もコストを抑えることが多い。
任意整理 ペナルティを徹底解説|影響・信用情報・手続き・費用をわかりやすく解説
最後に質問:今の返済状況を数値で整理できますか?(残高・利率・毎月返済額・手取り)これがあれば、具体的に比較シミュレーションができます。まずはそこから始めてみませんか?
出典・参考リンク(本文中で参照した公式情報・信頼できる一般情報の例)
- 法務省(個人再生手続きに関する解説)
- 日本弁護士連合会(債務整理のガイド)
- 各信用情報機関(CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター)による信用情報の取り扱い説明
- 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、住信SBIネット銀行、新生銀行 各公式サイト(ローン商品・借換えの説明)
(注)上の出典は本文で説明した制度や一般的傾向の裏付けとして参照したタイプの情報です。具体的な手続きや商品条件は最新の公式情報を必ずご確認ください。また、個別の法的判断や手続きに関しては弁護士等の専門家に相談することを強くおすすめします。