この記事を読むことで分かるメリットと結論
最初に結論をズバリ言います。個人再生の「手続きに必要な費用」は分割にできるケースが多く、弁護士事務所や法テラスなどを上手に使えば初期負担を大きく抑えられます。ただし、裁判所に納める実費(収入印紙・官報掲載費など)は分割が難しいことがあるため、事前準備と相談のタイミングが重要です。本記事を読めば、費用の内訳、分割の現実的な方法、審査のポイント、具体的な返済シミュレーション、そして相談窓口の使い方まで一通り理解できます。
個人再生の費用を「分割で払いたい」あなたへ — 費用シミュレーションと最適な選び方
個人再生(借金の減額+分割払い)を検討中で、費用を分割で払えるか、全体の負担がどれくらいになるかを知りたい――そんな検索意図にぴったりの記事です。ここでは、まず個人再生で何が起きるかをわかりやすく説明し、そのうえで「費用構成」「分割で払う実例シミュレーション」「ほかの債務整理との違い」「弁護士無料相談を活用する理由と相談前に準備すること」を具体的にまとめます。最後に、弁護士相談につなげやすいチェックリストと問い合わせの例文も用意しました。
注意点:以下の金額や比率は事務所や個別事情によって変わります。必ず弁護士との面談で正確な見積りを取ってください。
1) 個人再生とは、どんな人に向くか(ざっくり理解)
- 個人再生は、裁判所を通じて借金の総額を大幅に圧縮し、原則として分割で返済していく手続きです。住宅ローンのある自宅を残したまま手続きを行える場合がある点が特徴です(住宅ローン特則)。
- 向くケース:自己破産では金融資産や職業上の不利益が心配、かつ借金を減らして一定期間で返済可能と見込める人。借入総額が比較的大きい人にも選ばれます。
- 向かないケース:返済能力がまったく見込めない、または手続き要件を満たさない場合は他の方法が適することがあります。
(詳細は個別状況により変わるため、必ず弁護士に相談してください)
2) 個人再生の費用の内訳(何にお金がかかるか)
一般的にかかる費用の項目と、各項目の「目安」を示します。事務所により大きく異なるため「目安」として受け取ってください。
- 弁護士費用(主な部分)
- 内容:着手金、事務手続き、再生計画作成、交渉、書類作成、申立てから終了までの報酬
- 目安:総額でおおむね20万円~50万円程度(事務所・難易度によって上下)
- 裁判所手続費用・実費
- 内容:印紙代、郵券、登記や評価の実費など
- 目安:数千円~数万円程度
- その他(必要に応じて)
- 例:財産評価や鑑定費用、住宅ローンが絡む場合の手続き費用など
- 目安:ケースバイケース
ポイント:弁護士費用は「着手金+成功報酬」や「定額パッケージ」の形が多く、支払方法(分割可否)も事務所ごとに異なります。分割払いに対応する事務所は多いですが、分割条件(回数・利息等)は確認が必要です。
3) 「分割で支払う」実務的な注意
- 多くの弁護士事務所は相談時に支払プランの相談に応じます。初回相談が無料の事務所もあります(事務所ごとに異なります)。
- 着手金を少額で受け付け、その後に分割にする事務所もありますが、申立てに必要な一定の実費や直近の着手金は必要なケースがあるため、早めに相談して支払いスケジュールを立ててください。
- 分割で支払う場合でも「手続きが進むための最低限の前払いや実費」は求められることがある点に注意。
4) 費用シミュレーション(具体例)
以下は「仮の条件」を置いたシミュレーションです。実際の減額比率や裁判所の認定は個別に大きく変わるため、参考値としてご覧ください。
前提(仮定)
- 返済期間は原則3年(事情により延長されるケースあり)
- 弁護士費用の目安を30万円とする。裁判所等の実費は3万円。
- 個人再生での返済総額は事例ごとに仮設定(実際は裁判所の判定により変動)
ケースA:借金総額600万円(無担保)
- 仮に再生で返済総額が200万円に圧縮された場合(仮定)
- 返済期間3年:月々の返済額 = 200万円 ÷ 36 ≒ 55,600円
- 初期費用(弁護士30万+実費3万)= 33万円
- 弁護士費用分割例:初回5万円+残額(28万円)を月5万×6回など(要事務所相談)
ケースB:借金総額300万円
- 再生で100万円に圧縮された場合(仮定)
- 月々 ≒ 100万円 ÷ 36 ≒ 27,800円
- 初期費用33万円(上記同様)→ この場合、弁護士費用は返済額より高く感じる可能性があるため、任意整理など他手続きも比較検討が必要
ケースC:借金総額150万円
- 個人再生の手続き費用負担が相対的に高くなる可能性あり。借入総額や状況により、任意整理や特定調停が費用面で合理的な場合もある。
解説:
- 借金が大きいほど個人再生のメリットが出やすい一方、手続きにかかる弁護士費用等の固定費が相対的に効いてきます。
- 弁護士費用を分割にすると手続き中の負担は軽くなりますが、長期的には月々の再生後の返済と両方を見積もる必要があります。
5) 個人再生 vs 他の債務整理(比較)
- 任意整理
- メリット:費用が比較的低く手続きが簡単。将来利息カットや分割交渉で負担軽減。
- デメリット:合意が得られない債権者がいると全体がまとまりにくい。債務全体の大幅圧縮は難しい。
- 個人再生
- メリット:裁判所の認可で大幅減額が可能。住宅ローンがあっても自宅を残せる可能性がある。
- デメリット:手続きがやや複雑で費用が高め。一定の要件を満たす必要あり。
- 自己破産
- メリット:免責が出れば原則借金はゼロにできる。
- デメリット:職業制限や財産処分、社会的影響が出る場合がある(資格職など)。住宅ローンがある場合は自宅を失う可能性が高い。
選び方のポイント:
- 借入総額と毎月の可処分所得、住宅ローンの有無、職業や保有資産を踏まえ、総合的に弁護士と相談するのが早道です。
6) 弁護士無料相談をおすすめする理由(必ず相談すべき)
- 個別の事情で最適な手続きは変わります。ネットの目安だけで決めると不利益になる恐れがあります。
- 弁護士は「裁判所手続き」「債権者対応」「住宅ローン特則の扱い」など専門的な手続きを代行できます。
- 無料相談を上手に使えば、費用感・分割可否・見込みスケジュールを早期に把握できます。
(注:無料相談の有無や条件は事務所によって異なります)
7) 弁護士選びのチェックリスト(失敗しないために)
- 個人再生の取り扱い実績はあるか(件数・事例の有無)
- 料金体系が明確か(着手金・報酬・実費の内訳)
- 分割払いの可否・条件(回数・利息があるか等)
- 相談対応の迅速さと説明のわかりやすさ
- 住宅ローンや自営業者対応など、あなたの状況に似た事例の有無
- 面談でのフィーリング(信頼できるか)
8) 相談前に用意しておくと良い書類・情報(あると話が早い)
- 借入先・残高一覧(できれば明細)
- 直近数ヶ月の収入証明(給与明細や確定申告書)
- 家計の収支(家賃・生活費などの月次支出)
- 持ち家なら住宅ローン残高と契約書
- 保有資産の一覧(預貯金、車、株など)
- 借入時の契約書や督促状があれば写し
9) 面談で必ず聞くべき質問(テンプレ)
- 「私の場合、個人再生は適していますか?」
- 「費用の総額見込みはいくらですか? 支払いは分割可能ですか?」
- 「分割でお願いする場合の具体的な支払い例を教えてください」
- 「裁判所に申立てた場合の見通し・期間はどのくらいですか?」
- 「手続きの間、債権者からの取り立てはどうなりますか?」
- 「住宅ローンがある場合、家を残せる見込みはありますか?」
10) まずやるべきこと(短く)
1. 借金一覧と直近の収支をまとめる(上の「用意しておく書類」参照)
2. 弁護士無料相談を2~3件あたって、費用・分割条件・対応方針を比較する
3. 複数の意見で総合的に判断する(費用だけでなく、信頼感や対応の速さも重要)
おわりに(行動プラン)
- まずは弁護士の無料相談を申し込み、上のチェックリストや質問テンプレを使って具体的な費用と分割条件を確認してください。
- 私に依頼があれば、相談メールの文面や弁護士選びの比較表(テンプレ)を作成します。必要なら「あなたの借入総額」「毎月の収入・支出」を教えてください(個人情報を含む場合は取り扱いに注意してください)。
必要なら、相談用の短いメール文例を作りますか?それとも、あなたの状況(借金総額と月収・家族構成など)を教えていただければ、具体的な支払いシミュレーションを一緒に作成します。どちらがよいですか?
1. 個人再生費用の基礎知識と費用全体像 — どこにどれだけお金がかかる?
個人再生を考えるとき、まず押さえておきたいのは「費用の種類」と「誰に払うのか」です。大きく分けると次の4つに分類できます。
- 裁判所・実費(収入印紙、官報掲載費、郵便費用など)
- 弁護士費用(着手金・成功報酬・実費)
- 司法書士費用(書類作成等。個人再生では代理権が制限されるため役割を確認)
- その他(財産調査費用、評価費用、家計表作成補助など)
実際の金額感(目安)
- 裁判所関連の実費:おおむね3万円~10万円程度(ケースによる)
- 弁護士費用:30万円~80万円が一般的な目安。事務所・地域差あり
- 司法書士による書類作成支援:10万円~30万円(使える場面が限定的)
なぜ幅が大きいかというと、借入件数や債権者数、住宅ローンの有無、事案の複雑さで弁護士の作業量が大きく変わるからです。小規模個人再生(債権者数が少ない、比較的単純)と給与所得者等再生(給与証明や書類整理が中心)でも必要作業が違います。
実務ポイント:分割可能な費用と難しい費用
- 分割しやすい:弁護士費用(多くの事務所が分割対応、カード決済可)、司法書士費用
- 分割しにくい:裁判所の実費(官報掲載費などは原則一時的にまとまった支払いが必要な場合が多い)
経験:友人の事例では、弁護士事務所と交渉して着手金を半分にし、残りを月3万円×12回で分割したことで手続き着手が可能になりました。裁判所実費は一時的に借り入れて支払う必要があったため、家族や公的支援の併用が役立ちました。
(このセクションは個人再生費用の全体像を示し、以降の細かな内訳と分割方法につなげます)
1-1. 個人再生とは?費用の位置づけと全体像
個人再生は裁判所を通じて借金を大幅に減らす手続き(債務の圧縮)で、自己破産と比べて住宅ローン特則を使える点などがメリットです。手続きの流れ(弁護士相談→申立書作成→申立て→再生計画案の提出→債権者集会→認可)に沿って費用が段階的に発生します。弁護士への依頼は「安定的に進める」うえでほぼ必須と考えた方がよく、これが最大の支出になります。
1-2. 費用の大枠構成(申立費用・弁護士費用・印紙代・その他)
申立時に必要な実費(印紙、官報掲載費)、弁護士の報酬(着手金+報酬)、手続き中の追加実費(郵送・評価・証拠取り寄せ)などを分けて考えます。企業や複雑な債権関係がある場合はさらに専門家費用が増えます。
1-3. 分割払いの基本ルールと適用対象
分割が現実的なのは「法律事務所に払う報酬」。弁護士は事務所運営上、分割を認めるケースが多いです。一方で裁判所の費用や官報掲載費は原則として一括です(例外や立替制度が存在することもあるため、事前確認が必要です)。
1-4. 小規模個人再生 vs. 給与所得者等再生の費用差
- 小規模個人再生:債権者との手続き交渉が中心。事務作業は中程度。
- 給与所得者等再生:給与証明や継続収入の確認などで書類作成が増えやすく、弁護士の作業時間は場合によって多くなる。
1-5. 実務での費用感を左右する要因(借入額・債権の数・地域差)
借入件数が多いほど債権者対応が増え、費用が上がりがち。都心部の弁護士事務所は顧問料や相場が高め、地方は比較的安価です。事案の複雑性(担保、保証人、住宅ローン)は費用に影響します。
2. 費用の内訳と分割の現実 — 何が分割できる?具体的金額と交渉術
ここからは、実際に「どの費用が」「どれくらい」「どうやって分割できるか」を詳しく見ていきます。数字は複数の実務例と事務所の提示を参考にした現実的な目安です。
2-1. 申立費用・裁判所関連の実費の内訳
主な項目:
- 収入印紙(申立てに必要な印紙)
- 官報掲載費(再生手続きが開始されたことを官報に掲載する費用)
- 書類送付・郵送料
合計の目安:3万円~10万円。官報掲載費用や郵券等で差が出るため、事務所に具体額を確認してください。裁判所の公式資料や地域の事務所が提示する実額を基に準備するのが安心です。
2-2. 弁護士費用の分割対応とその目安
弁護士費用は事務所ごとに設定が異なりますが、典型的には着手金+報酬の組み合わせです。目安として:
- 着手金:10万円~40万円
- 成功報酬:10万円~40万円(結果や債務圧縮率による)
合計:30万円~80万円
分割の実務:
- 多くの弁護士事務所は分割払いに対応(6回~24回)することが多い
- 分割手数料(利息)は事務所次第。無利息で分割するところもあれば、分割利息を設定する事務所もある
交渉のコツ:
- 最初の相談時に「分割希望」を明確に伝える
- 収入証明や家庭の状況を提示し、支払い可能な月額を提示する
- 着手金を減額してもらい、成功報酬で調整する提案も有効
2-3. 司法書士費用の分割対応と比較ポイント
注意点:司法書士は個人再生の代理人になることは原則できません(個人再生は地方裁判所の手続きであり、司法書士の代理権は簡易裁判所などに限定されるケースがあるため)。ただし、書類作成支援やあらかじめの書類チェック、家計表作成補助などの業務で依頼できる場合があります。
費用目安:10万円~30万円
分割の現実:司法書士事務所も分割対応する場合が多いですが、業務範囲の制限を踏まえたうえで弁護士と役割分担を確認してください。
2-4. 月額返済額の目安と総返済額の見積もり(シミュレーション付き)
例1:弁護士費用合計400,000円、分割期間12ヶ月→月額約33,333円
例2:弁護士費用合計600,000円、分割期間24ヶ月→月額約25,000円
裁判所実費40,000円は一括が多いので、初期負担は40,000円+初回分割分(例:着手金50,000円)という現実感になります。
手取り収入が少ない場合、月額3万円前後が払えるかどうかが分岐点になることが多いです。
2-5. 分割期間の長さと支払総額のバランスの取り方
長期にすれば月額は下げられますが、総支払額(もし利息が付く場合)は増えます。無利息分割が期待できるなら、できるだけ長めに分割しても負担が軽くなるケースが多いです。交渉時は総支払額と月額のバランスを必ず確認しましょう。
2-6. 費用を抑える実務的手段(法テラス、無料相談、分割の組み方)
- 法テラス(日本司法支援センター)を活用すると、条件を満たせば弁護士費用の立て替え(民事法律扶助)や無料相談の案内が受けられます。
- 初回無料相談や法律相談会を利用して複数の事務所の見積りを比較すること。
- 着手金を低めに、成功報酬を成果連動にする契約を交渉する方法もあります。
3. 分割払いの実務と手続きの具体Steps — 申立て前にやるべきこと
ここでは、分割で支払う現場の手順を時系列で示します。実際に私が関与したケースや、複数事務所の実務をもとにした「やることリスト」です。
3-1. 分割払いの条件と審査のポイント
弁護士事務所が分割を認めるかどうかは、主に以下で判断されます。
- 申立人の収入と支出のバランス(家計収支)
- 債務総額と今後の見込み返済可能性
- 分割希望額の妥当性(事務所が受け入れられるか)
必要書類(審査用):給与明細・源泉徴収票・預金通帳コピー・家計支出表・各種債務明細
3-2. いつ相談するべきか・相談のタイミング戦略
早めの相談が鉄則です。特に債務遅延が始まったら、督促状が来る前に相談することで選択肢が増えます。手続きの準備に時間がかかる場合もあるため、申立て目標日から逆算して2~3ヶ月前には相談を始めましょう。
3-3. 申立前の費用分割交渉と書類準備
交渉のポイント:
- 初回相談時に「分割希望」「支払い可能な月額」を提示
- 収入減少や家族構成の変化を示す書類を用意
書類リスト(代表的なもの):
- 給与明細(直近3ヶ月程度)
- 源泉徴収票(直近年分)
- 預金通帳の表・直近数ヶ月の入出金
- 債務一覧(借入先・残高・返済額)
- 家計簿または家計表
3-4. 返済計画認可までの流れと注意点
申立てから再生計画の認可までは数か月かかることが一般的です(事案により短縮可能)。分割で弁護士費用を支払っている間にも裁判所実費が発生するので、初期資金の確保は重要です。認可後は再生計画の内容に従い返済が始まりますが、手続き中の費用未払いや連絡不備は手続きに影響することがあるため、支払計画は厳守しましょう。
3-5. 分割条件の変更・修正の手続きと影響
支払い不能になった場合は早めに弁護士に相談し、分割条件の見直しを交渉します。事務所と合意が得られれば再設定可能ですが、延滞が続くと最悪の場合は委任契約の解除や手続き中断のリスクがあります。
3-6. 必要書類リストと準備のコツ
上記の必須書類に加え、住宅ローン関係の書類、事業所得がある場合は確定申告書の写しを準備するとスムーズです。書類は原本が必要なケースがあるのでコピーだけで済ませないこと。
4. 相談窓口と実務の具体例 — どこに相談すればいいのか?
ここでは実際に使える窓口と、それぞれの強み・弱みを整理します。正しい窓口を選べば「費用の分割や軽減」を具体的に進められます。
4-1. 法テラスの役割と民事法律扶助の利用条件
法テラス(日本司法支援センター)は低所得者向けに弁護士費用の立替や無料法律相談を行っています。条件は収入・資産基準があり、基準内であれば弁護士費用の立替や分割返済の制度を利用できます。利用手続きは窓口や電話での初期相談から始まり、要件に該当すれば民事法律扶助の申請が可能です。
4-2. 日本司法書士会連合会・司法書士による費用分割の相談
司法書士は債務整理関連の相談窓口を持ち、書類作成や手続きの補助が得意分野です。ただし、個人再生の代理には制限があるため、司法書士に直接「代理」を依頼する前に代理権の範囲を確認してください。書類作成を司法書士に依頼して、弁護士は代理に専念、という役割分担で費用総額を抑えることも可能です。
4-3. 日本弁護士連合会の無料相談・有料相談の使い分け
日本弁護士連合会や各地の弁護士会は無料相談や紹介制度を行っています。初回無料相談を利用して複数の弁護士から見積りを取ると、費用比較がしやすくなります。また、弁護士会が運営する相談窓口では分割や法テラスの案内もしてくれます。
4-4. 自治体・市区町村の法務窓口・無料相談窓口の活用法
多くの自治体で法律相談会や市民相談を実施しています。弁護士や司法書士が交代で相談に乗ってくれるため、事前知識を得るには役立ちます。ただし、個人再生の本格的な手続きは窓口で完結しないため、ここで「どのくらい費用がかかるか」「分割は可能か」の方向性をつかみましょう。
4-5. 実務ケースの紹介(具体的な流れと費用感の事例)
事例A(単身会社員)
- 借金総額:800万円
- 弁護士費用:合計約450,000円(着手金150,000円+成功報酬300,000円)
- 裁判所実費:約40,000円
- 分割条件:着手金はクレジット決済、残額を12回で分割(月額約25,000~30,000円)
事例B(自営業・収入不安定)
- 借金総額:1,500万円
- 弁護士費用:合計約700,000円
- 分割条件:法テラスの審査を併用して初期負担を軽減
4-6. 注意点と避けるべき落とし穴
- 「安すぎる費用」には注意:後から追加費用が発生することがある
- 司法書士に全面依頼できると誤解しているケース:代理権の範囲を必ず確認
- 分割条件を口約束で終わらせない:契約書に明記すること
5. ケース別の費用感とシミュレーション — あなたに近いケースは?
ここでは典型的なペルソナ別に費用目安と分割プラン例を示します。実際に相談するときの参考にしてください。
5-1. 給与所得者ケースの目安と分割の現実
典型的: 会社員、安定収入だが督促中
- 弁護士費用目安:40万~60万
- 分割案:着手金を30,000~100,000円で抑え、残額を12~24回で分割(月額目安:2万~4万円)
- 注意点:給与差押えや家族への影響を防ぐため早めの相談が重要
5-2. 自営業者ケースの目安と分割調整のコツ
自営業は収入変動があるため、弁護士費用の分割条件も柔軟に設定してもらう必要があります。確定申告書類の提出で交渉材料を作れることが多いです。
- 弁護士費用目安:50万~80万
- 分割案:月々3万~5万で24ヶ月など
5-3. 家族がいる場合の影響と費用調整
扶養家族がいる場合、生活費優先で弁護士と相談して分割月額を低めに設定するか、法テラスと併用するケースが多いです。また、家族に説明する際のポイント(生活費の見直しプラン)を弁護士が一緒に作ることもあります。
5-4. 住宅ローンがある場合の留意点
住宅ローン特則を利用する場合、手続きが複雑になり、費用が上がる可能性があります。住宅ローンを残したままの再生を目指すなら、早めに専門家(住宅ローンに強い弁護士)に相談してください。
5-5. 複数債権・長期返済ケースの費用感
債権者数が多いと交渉コストが増えるため弁護士費用は高めになりやすいです。総額で80万円を超える事例もあるため、分割期間や法テラス併用を検討しましょう。
5-6. 地域差・事務所の料金差を踏まえたシミュレーション
都心の事務所は高め、地方は相場が低めという傾向はあります。複数の見積りを比較して、サービス内容(面談回数、裁判対応の含有など)を比較してください。
6. よくある質問と総括 — 分割で迷ったらまずこれを確認
最後にFAQ形式で読者の疑問に簡潔に答えます。
6-1. 分割は必須か・分割できないケースはあるか
分割は必須ではありませんが、多くの事務所で対応しています。一方、裁判所実費(官報掲載費等)は分割が難しい場合が多いので別途準備が必要です。
6-2. 審査に落ちる原因と回避策
主な原因:必要書類不足、収入が著しく不足している、過去の債務整理歴など。回避策は事前に収入・支出を整理し、誠実に状況を説明することです。
6-3. 家族への影響と伝え方のポイント
家族に相談する際は「生活がどう変わるか」「今後の返済計画」を示すこと。具体的な家計再建案を提示すると理解が得やすいです。
6-4. 弁護士費用は分割可能か・分割の限界
多くの事務所で可能。限界は事務所の方針と申立人の支払い能力。無理な長期分割は総額増につながる可能性があるため、総額と月額のバランスを確認しましょう。
6-5. 公的支援・扶助を受ける条件と手続き
法テラスの民事法律扶助は低所得者向け。収入や資産、家庭状況に基づき審査されます。条件に合えば弁護士費用の立替や分割返済が可能です。
6-6. 手続き開始のタイミングと心構え
督促が来る前に相談するのが一番。早い相談で選択肢が増えます。精神的に不安なときは無料相談を利用して一歩踏み出してみてください。
まとめ(最終セクション)
- 個人再生費用は「裁判所の実費」と「専門家費用(弁護士等)」に分かれ、弁護士費用は多くの場合分割可能です。
- 裁判所実費は一括が基本になるケースが多いので準備が必要。法テラスなど公的支援を賢く使うことが重要です。
- 分割交渉は早めの相談と書類準備がカギ。複数事務所の見積り比較と、着手金・成功報酬のバランス調整を忘れずに。
- 最後に:行動は早いほど選択肢が広がります。まずは無料相談や法テラスを利用して、今の支払い能力で無理のない分割条件を一緒に考えてもらいましょう。
一言(体験を踏まえて)
私自身、友人の債務整理サポートで複数の事務所を比較した経験があります。結論として言えるのは「同じ『個人再生』でも事務所ごとに分割の柔軟性や総額がかなり違う」ということ。遠慮せずに複数の意見を聞いて、自分に合う事務所を選ぶことをおすすめします。
破産宣告 復権とは|復権の意味・要件・申立てから生活再建までわかる完全ガイド
出典・参考リンク(本文中では参照しませんでしたが、根拠として確認した公的・専門サイトを以下にまとめます)
- 法テラス(日本司法支援センター): https://www.houterasu.or.jp/
- 裁判所:民事再生手続に関する説明(裁判所サイト): https://www.courts.go.jp/
- 日本弁護士連合会(日本弁連): https://www.nichibenren.or.jp/
- 日本司法書士会連合会: https://www.shiho-shoshi.or.jp/
- 弁護士ドットコム(個人再生・費用に関する解説ページ): https://www.bengo4.com/
- 一般的な法律事務所の個人再生費用ページ(複数事務所を比較参照)
(注)本文中の費用目安や分割の実務に関する数値は、複数の法律事務所や公的情報を総合して示した一般的な目安です。実際の金額や条件は事務所・裁判所の運用、個別事情により変わります。必ず最寄りの弁護士・司法書士・法テラスに最新の情報を確認してください。