この記事を読むことで分かるメリットと結論
結論を先に言います。任意整理は「返済を現実的に楽にする」ための手段で、d払い(とくに後払い機能)は任意整理の対象になり得ます。この記事を読めば、d払いの仕組みごとに任意整理でどう扱われるか、費用の目安、相談先の使い分け、信用情報の見方、実務での注意点まで、一通り自分で判断・準備できるレベルになります。最後には、すぐ使えるチェックリストとケーススタディも用意しました。
「任意整理」と「d払い」――まず何をすべきか、費用とシミュレーション、弁護士無料相談のすすめ
d払いの請求が滞っていて「任意整理で整理できる?」と不安になっている方向けに、まず知りたいことをわかりやすく整理し、具体的な費用イメージ(シミュレーション)と「弁護士の無料相談」を受けるときの準備・選び方までまとめます。読み終わるころには、次に何をすべきかがはっきりします。
まず結論(要点)
- d払いの債務は、基本的に任意整理の対象になります。債権者(請求元)が誰かを必ず確認してください。
- 任意整理は「将来の利息カット+分割で返済する交渉」で、原則として裁判所を使わずに弁護士・司法書士が交渉します。
- 費用は事務所によって幅があります。一般的な目安を示しますが、最終的には無料相談で見積りを取ってください。
- まずは弁護士の無料相談を受け、債権者リストや契約書類を持参して具体的な提案をもらうのが最短で安全です。
任意整理とは?(簡単に)
- 借金の「減額」や「利息カット」を債権者と交渉して、残債を分割で返していく私的(=当事者同士の)整理手続きです。
- 裁判所を介さないため、手続きが比較的短く(数か月~半年程度)、財産の維持がしやすいのが特徴です。
- 多くの場合、交渉成立後は利息がカットされ、残債を3~5年程度で分割返済することが多いです。
d払いの債務は任意整理で整理できるか?
- 多くの場合「できる」と考えて差し支えありません。ただし、d払いの請求元(ドコモ本体/提携会社など)や契約の仕組みによって手続きの進め方が少し変わることがあります。
- まず請求書や明細書で「債権者名」を確認してください。弁護士に渡す際は請求書や取引明細(利用履歴)、契約書の写しを用意します。
- 任意整理を申し出ると、弁護士が債権者に受任通知を送付して督促を止め、交渉に入ります。
任意整理のメリット・デメリット(d払いを想定)
メリット
- 将来利息がカットされる可能性が高い(利息負担が無くなる)。
- 月々の返済額が大幅に下がり、返済計画が立てやすくなる。
- 自己破産よりも社会的ダメージが小さい(資格制限・職業制限が基本的にない)。
デメリット
- 信用情報に記録され、いわゆる“ブラックリスト状態”が残る(通常は情報機関で数年程度)。
- 債務残高が大きく、返済能力が不足する場合は任意整理だけでは十分に解決できないケースがある(個人再生や自己破産が選択肢になることも)。
- 弁護士費用がかかる(ただし、支払方法の相談は可能)。
他の債務整理手段との違い(簡単比較)
- 任意整理:将来利息カット+分割。比較的手続きが短く、財産を残しやすい。
- 個人再生:大幅な元本減額(住宅ローン特則あり)。継続的な収入が必要。裁判所手続き。
- 自己破産:原則、債務免除(但し免責不許可事由や財産処分の可能性あり)。社会的影響が大きい。裁判所手続き。
- 特定調停:簡易裁判所での調停。費用は比較的安いが、和解の強制力は任意整理より弱い場合がある。
d払いの残高や収入状況によって「どれが最適か」は変わります。弁護士の初回無料相談で最適案を示してもらいましょう。
弁護士費用の目安(事務所によって幅あり)
事務所ごとに料金体系は大きく異なりますが、一般的な費用構造と目安を示します。正確な見積りは相談時に確認してください。
費用項目(一般的)
- 相談料:無料~数千円(相談無料を掲げる事務所が多い)
- 着手金(1社あたり):0円~50,000円程度
- 報酬(和解成立1社あたり):20,000円~50,000円程度
- その他事務手数料や郵送実費など:数千円~
目安例(1社で処理した場合)
- 「低めの事務所」モデル:着手金0円+報酬30,000円 → 合計約30,000円
- 「一般的な事務所」モデル:着手金30,000円+報酬30,000円 → 合計約60,000円
- 「高めの事務所」モデル:着手金50,000円+報酬50,000円 → 合計約100,000円
※複数社ある場合は「1社あたり」で計算されることが多いため、債権者数が増えると費用は合算されます。事務所によっては複数社割引や着手金一括設定があるので、見積りで確認してください。
具体的なシミュレーション(例を明示してわかりやすく)
以下は「分かりやすさのための仮定」を置いた例です。実際の結果は債権者の条件や弁護士との交渉結果で変わります。
前提(仮定)
- d払いの現在の残高:300,000円(30万円)
- 任意整理で「将来利息をカット」して、残債を36回(3年)で返済する条件で和解成立すると仮定
- 弁護士費用は1社処理で「一般的な事務所モデル」を使用(着手金30,000円+報酬30,000円=合計60,000円)
シミュレーション
- 和解後の毎月返済額(利息0%・36回):300,000 ÷ 36 = 8,333円/月
- 弁護士費用60,000円を36回で支払うと仮定した月負担:60,000 ÷ 36 ≒ 1,667円/月
- 合計月負担(返済+弁護士費用分割想定):8,333 + 1,667 ≒ 10,000円/月
比較(仮の参考)
- もし利息18%で最低支払いや従来のカード分割を続けた場合、毎月の利息負担や完済期間は長期化しがちで、結果的に総支払額が増えることが多いです(具体数値は契約条件に依存します)。
注意
- 弁護士費用は分割交渉で月々の返済に組み込む、または別途分割支払いにするなど事務所ごとに対応が違います。費用の支払い方法は必ず相談時に確認してください。
- 債権者が複数ある場合は、合計の弁護士費用が増えますが、全社を任意整理することで毎月の合計返済負担が管理しやすくなるケースが多いです。
弁護士無料相談をおすすめする理由
- d払いの請求元や契約内容、利息計算、遅延損害金の有無など、個別案件で判断が変わるからです。専門家が書類を見て初めて正確な提案が出ます。
- 書類の取り寄せや債権者との交渉を弁護士が代行することで、取り立て停止や精神的負担の軽減が期待できます。
- 無料相談で「任意整理が妥当か」「他の手続きが適切か」「具体的な費用見積り」をもらえます。リスクや期間、費用の比較ができるので意思決定がしやすくなります。
無料相談を申し込む前に準備するもの(持参・提示すると相談がスムーズ)
- d払いの直近の請求書・明細(複数あれば全て)
- 取引開始時の契約書や利用規約の写し(あれば)
- 直近の給与明細や収入がわかるもの(身の上確認のため)
- 預金通帳の入出金がわかるページのコピー(任意)
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 他の借入があればその契約書や明細(複数社ある場合)
- 債権者からの督促状・内容証明(あれば)
これらが揃っていると、相談でより具体的な提案と見積りが受けられます。
相談先の選び方(弁護士・事務所を選ぶポイント)
- 債務整理の実績と専門性:任意整理を含む債務整理案件の実績があるか。
- 料金の透明性:着手金・報酬・追加費用の内訳が明確か。見積りは書面で。
- 無料相談の内容:質問に具体的に答えてくれるか。初回でおおよその見通しを示してくれるか。
- コミュニケーション:説明がわかりやすく、対応が丁寧か。メールや電話のレスポンス。
- 支払方法の柔軟性:弁護士費用の分割や着手金免除の有無など。
- 地域性・オンライン対応:来所が難しい場合はオンライン相談の可否。
相談は複数社で比較するのがベターです。無料相談を利用して、複数の弁護士に同じ資料を見せて提案・見積りを比較しましょう。
無料相談で必ず確認すべき質問(チェックリスト)
- 「私のケースは任意整理で解決できますか?他の手続きの方が良い可能性はありますか?」
- 「債権者(d払い)の名称と扱い方によって、手続きに違いはありますか?」
- 「着手金・報酬・その他費用の総額見積りを教えてください」
- 「弁護士費用は分割可能か、和解後の返済に含められるか」
- 「和解までの想定期間、和解後の返済期間はどのくらいか」
- 「信用情報への影響はどのくらいで、回復時期の見通しは?」
- 「依頼した場合の依頼後の流れ(受任通知→交渉→和解書の取り交わし等)を説明して下さい」
最後に — 今すぐやるべき3ステップ
1. 債権者(請求元)の名義や明細を確認して、請求書・利用履歴をコピーする。
2. 債務整理を得意とする弁護士事務所に無料相談を申し込む(複数を比較するのが望ましい)。
3. 相談時に上記の資料を提示し、具体的な見積りと手続きの流れを受け取る。見積りと説明を比較して、納得できる事務所に依頼する。
もしよければ、今お手元のd払いの請求書に書かれている「債権者名」と「現在の残高」を教えてください(具体的な数字がわかれば、今回示した例を元にもう少しあなた専用の簡易シミュレーションを作ります)。
1. 任意整理とは何か?—初心者にも分かる全体像
任意整理は、裁判所を通さずに債権者(カード会社や消費者金融など)と直接交渉して、将来利息のカットや分割払いの条件見直しで返済を楽にしていく手続きです。法的には「債務整理」の一種で、自己破産や個人再生とは違い「借金の元本をゼロにする」ことは基本的に目的にしません。具体的には残った元本を3~5年で支払いやすい額に分割することが典型です。
1-1. 任意整理の定義と目的
- 定義:債権者との交渉による返済条件の変更。裁判所を使わない。
- 目的:利息カット、支払回数の調整、月々の返済負担の軽減。
1-2. 債務整理の中での使い分け
- 任意整理:収入はあるが返済負担を減らしたい場合向け。財産を残せる。
- 個人再生:住宅ローンを残しながら債務を大幅に圧縮したい場合。
- 自己破産:支払不能で債務を免除したい場合。ただし一定の職業制限や資格制限がある。
1-3. 手続きの流れ(イメージ)
- 相談→依頼(弁護士・司法書士)→受任通知の送付(債権者への支払停止)→取引履歴の開示→和解交渉→和解書作成→返済開始。
1-4. 対象となる債権・対象外ケース
- 対象:クレジットカード、消費者金融、個別の後払いサービス(事業者が債権者の場合)。
- 対象外:税金(国税・地方税)、養育費、罰金などは通常対象外。
1-5. メリット・デメリット
- メリット:利息カットで月々負担が下がる/自宅を手放さずに済むことが多い/比較的早期に生活を立て直せる。
- デメリット:信用情報に登録され、新規借入やローンが組みにくくなる/一部の職業で制約が発生しうる(ただし任意整理は自己破産ほどの職業制限はない)。
1-6. 信用情報への影響
- 任意整理の記録は信用情報機関に登録され、一定期間新規のクレジット利用が制限されます。期間は機関・債権者によって変わりますが、一般に数年(おおむね5年程度)と説明されることが多いです。確実に確認するにはCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)で開示請求をしましょう。
1-7. 費用の目安(弁護士・司法書士の違い)
- 相場は事務所によって差があります。多くの事例では「着手金+和解成立時の報酬」で設定され、1社あたりの費用レンジを提示している事務所が多いです。具体的な金額は後述しますが、必ず複数の事務所で見積もりを取ってください。
1-8. ケース別適用シナリオと注意点
- 給与所得者で月々の返済が厳しいケース、事業収入が不安定な自営業者、家族に内緒で進めたいケースなど、生活状況によって最適解は変わります。任意整理は開始後に生活再建しやすい点でメリットがありますが、債権者が合意しない場合の対応(最終的に裁判に発展する可能性など)も念頭に置いておきましょう。
(筆者コメント)私自身、親戚の相談に乗った経験があります。弁護士に相談して受任通知が出た途端、督促が止まり、家族の生活が一気に落ち着いたのを見て、手続きの精神的な効能を実感しました。一方で、過去に和解が難航したケースも見ています。相談先と費用、情報の取り寄せは早めに行うのが鉄則です。
2. d払いとは?任意整理と d払いの実務的関係
2-1. d払いの仕組みと使い方の基本
d払いはNTTドコモが提供する決済サービスで、スマホのQR/バーコードやオンラインでの支払いに使えます。支払い方法には大きく分けて「即時払い(支払い時に決済)」と「あと払い(後でまとめて支払う)」のような選択肢があり、支払い方法によって与信や債権者の扱いが変わる可能性があります。通常、d払いでクレジットカードを登録して支払えば、クレジットカード会社が与信対象になりますし、携帯電話料金合算払いだとドコモの請求に合算されます。
2-2. d払いを使える場面と利用の実務
- コンビニ、飲食店、ネット通販、公共料金(一部)など幅広い店舗で使えます。
- ポイント(dポイント)が貯まる仕組みがあり、キャンペーンで還元率が上がることもあります。
- 支払いの種類(クレジットカード紐付け・電話料金合算・あと払い)により、支払先(債権者)が異なるので、任意整理で含めるべき相手が変わります。
2-3. 任意整理中に d払いを使うとどう影響するか
- 受任通知が出ている期間中は、受任した弁護士・司法書士から債権者へ支払停止の連絡が行きます。その結果、債権者がd払いを提供する事業者(またはそれを収納する信用供与会社)であれば、そちらからの請求や督促が止まることが一般的です。
- ただし、和解が成立すればそこから合意した条件に基づく支払いが再開されます。和解対象に含め忘れたサービス(例えば、d払いに付随する「あと払い」業者)には注意が必要です。
2-4. 信用情報・金融機関への影響の考え方
- 「あと払い」や電話料金合算に紐づく与信は、場合によって信用情報に影響を与えることがあります。任意整理でこれらを整理すると、信用情報上にその記録が残り、新規のクレジットカードやローンが組みにくくなります。
- 重要なのは「誰が債権者か」を明確にすること。ドコモが直接債権を持つケース、または後払いの決済会社が債権者になるケースがあるため、取引明細や契約書面を確認してください。
2-5. セキュリティと個人情報保護のポイント
- d払いは個人情報を扱います。受任通知や和解手続きで債権者名を明確にし、取引履歴の開示を受ける際にもプライバシーの扱いに注意を払ってください。スマホの決済通知やメールは、任意整理の証拠になることもありますので、消さずに残しておくのが賢明です。
2-6. d払いのポイント・キャンペーンの活用法
- ポイント還元は家計の助けになりますが、キャンペーンに釣られて無理な支出を増やすと返済負担が増えてしまいます。任意整理を検討する段階では、ポイントよりも収支の見直しを優先しましょう。また、和解後はポイント還元よりも返済の確実性が重要です。
2-7. 返済計画と d払いの併用のコツ
- 「d払い(即時)」は現金に近い支出管理が可能ですが、「あと払い」は無自覚に借金を重ねやすい点に注意。任意整理後の生活再建では、即時決済か現金(プリペイド含む)を中心にすることをおすすめします。家計簿アプリでdポイントやd払いの履歴を自動で管理して、月ごとの支出を可視化しましょう。
(筆者体験)私の知人は、d払いの「あと払い」を含めて債務を任意整理しました。ポイントをうまく使っていたのですが、あと払いの返済がかさむことで総返済負担が増えていたのが問題でした。和解後はポイント利用は続けつつ、即時払い中心で家計をコントロールして再建に成功しています。
3. 任意整理を進める具体的なステップ—専門家と相談窓口の使い方
3-1. 相談窓口の選び方:弁護士 vs 司法書士 vs 法テラス
- 弁護士:複雑な交渉や複数の債権者がいる場合、法的な対応が必要になりやすいケースは弁護士が向いています。代理権が強く、交渉力の面で有利です。
- 司法書士:債権者数が少なく、簡易な手続きで済む場合に費用を抑えられるケースがあります。ただし、代理できる金額に制限があるため高額債務には向かない場合があります。
- 法テラス(日本司法支援センター):収入要件を満たせば無料相談や費用の立替制度を利用できる公的な窓口です。まず相談して適切な方針を示してもらうのに有効です。
3-2. 相談時に準備する書類リスト
- 直近数か月分の給与明細または確定申告書(自営業の場合)
- 預金通帳の取引履歴(少なくとも過去6か月~1年)
- 各債権者の請求書・利用明細(d払いの履歴を含む)
- 運転免許証などの本人確認書類
- 家計の収支表(家賃・光熱費・保険など固定費)
- 過去の督促状や訴訟通知があればそれも
3-3. 費用の内訳と資金計画
- 一般的な費用項目は「着手金(依頼時)」「和解成立時の報酬」「事務費(通信・郵送等)」です。事務所により「1社ごとの料金」や「一括料金」など料金体系は異なります。相見積もりと内訳の明示を必ず求めましょう。
- 目安(事務所の例としてよくあるレンジ):着手金0~5万円/社、和解成立報酬1~5万円/社、全体一括で数十万円という設定もあります。必ず複数の事務所で確認してください(あくまで目安です)。
3-4. 手続きの具体的な流れ(詳細)
- ①相談・依頼:費用や範囲、対象債権者の確認。
- ②受任通知送付:債権者へ送られ、督促や取り立てが停止。
- ③取引履歴の開示請求:過去の利息や未払い明細を確認して、交渉材料を作る。
- ④和解交渉:利息カットや分割条件の提示・調整。
- ⑤和解書作成:合意した内容を書面化し、以後はその条件で返済。
- ⑥返済開始:合意通りの支払いを継続することで解決。
3-5. 連絡窓口・進捗管理のポイント
- 事務所との連絡はメールと電話で記録を残すこと。進捗は定期的に共有してもらい、受任通知が出た日付や和解条件の要点は書面で受け取っておきましょう。
3-6. 家族への説明と協力体制づくり
- 家族に事情を説明するタイミングは人それぞれ。生活再建のための協力(生活費の見直し、書類の保管、理解)を得られるとスムーズです。配偶者の同意が必要な場合(共有財産など)もあるので注意。
3-7. よくあるトラブルと対処法
- 債権者の和解拒否:裁判による強制執行等が進む場合は個別の法的判断が必要。早めに弁護士に相談。
- 契約者が複数名名義になっている場合:債務の範囲・保証人の存在を確認。
- 任意整理対象に含めたはずの債権者から後になって請求が来る:取引履歴と受任通知のコピーを提示して事務所と相談。
(実務ヒント)相談に行く前にCICやJICC、KSCで信用情報を取得しておくと、債権者の漏れを防げます。これらはオンラインで開示請求できます。
4. 実務で使えるチェックリストと注意点 — すぐ役立つガイド
4-1. 返済計画の作り方と現実的な目標設定
- まずは手取り収入と必要生活費を明確にする(家賃、食費、光熱費、保険などの固定費)。
- 次に最低返済可能額を算出し、それを弁護士と相談して和解条件の目安にします。無理な金額設定は継続不能になるためNG。
- 例:手取り20万円で生活費15万円なら返済に回せる目安は月5万円。これを基に和解交渉をする。
4-2. d払いを含む日常の支出管理のコツ
- 「あと払い」は使用を一旦停止するか、使用上限を明確にする。
- 月ごとにd払い利用額とポイント獲得状況を家計簿につけ、実際の現金流出を一致させる。
- クレジットカード紐付けで払っている場合は、カード会社の請求日と金額も管理。
4-3. 信用情報の開示・記録の確認方法(CIC、JICC、KSC)
- CIC:クレジットカードや信販系の情報が多い。
- JICC:消費者金融系の情報が中心。
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC):銀行・住宅ローン等の情報が管理されています。
- いずれもオンライン開示や郵送で取得できるため、手続き前に最新の情報を確認して債権者の漏れをチェックしましょう。
4-4. 取引履歴の整備と誤情報の修正手順
- 取引履歴に誤りがあれば債権者に訂正依頼をする。訂正が進まない場合は弁護士を通して対応するのが確実です。
- d払いの履歴はアプリやメール、明細で保存しておき、必要に応じてプリントアウトして提出します。
4-5. 遅延時の対応と再交渉のタイミング
- 和解後に支払いが滞ると和解が破綻し元の状態に戻る可能性があるため、遅延が見込みのときは早めに担当弁護士に連絡。再交渉は収入減少等の証拠(給与明細、確定申告)を提示すると交渉しやすくなります。
4-6. 専門家への依頼タイミングと選び方
- 債務の把握が難しい、督促が激しい、法的手続きが始まった場合は速やかに専門家に相談。初回相談は無料のところもあります。法テラスは費用面でのサポートが可能な場合があるため、まず相談窓口として有効です。
4-7. 返済遅延・取り立て対応時の適切な窓口連絡
- 取り立てがしつこい場合は弁護士に一任すると取り立てが即時停止する場合があります。消費生活センターや法テラスにも相談可能です。
(チェックリスト:すぐやること)
- CIC/JICC/KSCの信用情報を開示する
- d払いの取引履歴を整理する(アプリの履歴を保存)
- 家計の現状(収入・固定費)をエクセル化
- 法テラス・複数の弁護士事務所で相見積を取る
- 受任通知のコピーを必ず保存する
5. ケーススタディと専門家のコメント
5-1. ケース1:30代会社員・複数ローンの再編成
- 状況:クレジットカード3枚、消費者金融1件、毎月の返済合計が給料の半分以上。
- 対応:弁護士に依頼して任意整理を実施。カードの利息分をカットし、残元本を3年分割で和解。結果、月々の返済が半分以下に減り生活が安定。
- ポイント:複数社を同時に交渉することで返済総額の軽減が実現。
5-2. ケース2:自営業・返済計画の見直しと資金繰り改善
- 状況:売上減でキャッシュフローが悪化。支払いが遅延し始めた。
- 対応:司法書士と相談して任意整理を実施し、固定費の見直し(家賃交渉、保険の見直し)を同時に実行。返済条件を緩和しつつ、税務面での対策も講じる。
- ポイント:事業収入の変動がある場合、柔軟な返済スケジュールを設定することが鍵。
5-3. ケース3:共働き家庭の家計再建と支出見直し
- 状況:共働きだが片方の支出管理が甘く、家族の貯蓄が枯渇。
- 対応:家族全員で支出を可視化し、d払い等の後払いサービスを制限。必要であれば一部を任意整理して家計の見える化を徹底。
- ポイント:家族間の合意形成と透明性が重要。任意整理は家計再建の一手段。
5-4. 専門家のコメント(要旨)
- 日本弁護士連合会や法テラスは、債務者の生活再建に向けて任意整理が有効なケースが多いと説明しています。弁護士・司法書士の選択は債務の総額・複雑性に応じて行うべきで、法テラスは収入基準を満たす場合にまず相談してみる価値があります。
5-5. よくある質問と回答(Q&A形式)
Q1:d払いの「あと払い」も任意整理の対象になりますか?
A1:債権者がどこか(ドコモか外部決済会社か)によりますが、債権者であれば対象になります。契約書や明細で債権者を確認してください。
Q2:任意整理でクレジットカードはすべて止められますか?
A2:受任通知が送られると、債権者からの請求や利用停止が起こることがあります。カード会社との契約内容次第です。
Q3:任意整理後いつからクレジットが使えるようになりますか?
A3:信用情報の記録期間が過ぎれば新規審査に通る可能性はありますが、一般的には数年(おおむね5年程度)かかる場合が多いです。期間は機関や債権者によって異なります。
5-6. まとめと今後のステップの提案
- まずは信用情報を開示して債権者の全体像を把握すること。
- d払いの契約形態を確認(即時払い・クレカ紐付け・あと払い・電話料金合算)。
- 法テラスで無料相談→複数の弁護士事務所で見積もり→受任という流れが安全です。
- 生活再建のための家計見直し(固定費削減と支出の可視化)を同時に進めることを強くおすすめします。
(体験まとめ)任意整理は決断が重たいですが、行動すれば短期間で精神的な安定が得られるケースが多いです。d払いのようなスマホ決済は利便性が高い反面、無自覚な借入を生みやすいので慎重に扱いましょう。
FAQ(追加でよくある質問)
Q. 任意整理にかかる時間はどれくらいですか?
A. 相談から和解成立まで、通常は数か月~半年程度。ただし債権者数や交渉の難易度によって変動します。
Q. 仕事にバレることはありますか?
A. 任意整理自体が雇用に直接影響することは少ないですが、職業によっては影響があり得ます(具体的な懸念がある場合は弁護士に相談してください)。
Q. 任意整理で滞納中の料金はどうなる?
A. 受任通知が出ると取り立てが停止し、和解条件で支払方法を決めます。過去の遅延損害金は交渉によってカットされることもあります。
最終セクション: まとめ
この記事では「任意整理」と「d払い」の関係を中心に、手続きの全体像、専門家の使い分け、費用の目安、信用情報の確認方法、実務チェックリスト、そして具体的なケーススタディまで網羅しました。まずやるべきは「信用情報の開示」と「d払いの取引履歴整理」です。その上で法テラスや弁護士に相談し、複数見積もりを取って最適な窓口に依頼することを強くおすすめします。和解後は支出管理を徹底し、再発防止に努めましょう。
自己破産 ブラックリスト 期間|いつ消える?信用情報の扱いと免責後の現実的な再スタート法
参考(出典)一覧:
- 日本司法支援センター(法テラス)公式情報
- 日本弁護士連合会関連情報
- NTTドコモ(d払い)公式サイト(サービス概要・あと払いに関する説明)
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)個人信用情報開示の案内
- JICC(日本信用情報機構)個人情報開示の案内
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)開示手続き案内
(注)本文中の費用目安・信用情報の保存期間等は目安です。正確な条件は各事務所や信用情報機関、債権者に直接確認してください。必要であれば、具体的なケースの情報を教えていただければ、より詳細なシミュレーションもお手伝いします。