軽自動車の任意保険料は普通車より安いのか?

軽自動車の任意保険料は普通車より安いのか?

軽自動車の任意保険料は普通車より安い?

「毎月のクルマの保険料がもう少し安ければ」と思ったことはありませんか?例えば月々の支払いが1,000円でも安くなれば年額にして12,000円も安くなります。
「たかが12,000円?」などと侮ってはいけません。
浮いた金額をオイル交換代にまわしたり、ワックス洗車やガラスコーティング代金にも使えるわけです。
2年で24,000円浮いたとしたら少しプラスするだけで軽自動車のタイヤが4本買える金額になります。
軽自動車といえば任意保険料が普通車より安いように思えますが実際のところどうなのでしょう?自賠責保険の節約に関しては難しいところですので、ここでは軽自動車の任意保険料の相場や保険料が安くなる仕組みについてまとめてみました。

 

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軽自動車の任意保険料の相場はどれくらい?

軽自動車の保険料は本当に安いのでしょうか。
ここでは人気の車種であるホンダN-BOXを例にとり、任意保険料の相場を車両保険無しと車両保険有りに分けて紹介いたします。

 

用途:通勤通学、使用者:家族限定、対物賠償・対人賠償・人身傷害:無制限、弁護士特約:有り、等級:6等級(新規)
【車両保険無し】
20歳以下(限定無し):年間保険料65,322円、12回分割の場合月々5,443円
21~25歳(21歳以上限定):年間保険料53,017円、12回分割の場合月々4,418円
26~29歳(26歳以上限定):年間保険料42,035円、12回分割の場合月々3,502円
30~34歳(26歳以上限定):年間保険料39,233円、12回分割の場合月々3,269円
35~49歳(35歳以上限定):年間保険料36,781円、12回分割の場合月々3,065円
50~54歳(35歳以上限定):年間保険料39,233円、12回分割の場合月々3,269円
55~59歳(35歳以上限定):年間保険料42,035円、12回分割の場合月々3,502円
60~64歳(35歳以上限定):年間保険料45,268円、12回分割の場合月々3,772円
65歳以上(35歳以上限定):年間保険料47,079円、12回分割の場合月々3,923円
【車両保険有り※120万円】
20歳以下(限定無し):年間保険料95,664円、12回分割の場合月々7,972円
21~25歳(21歳以上限定):年間保険料77,643円、12回分割の場合月々6,470円
26~29歳(26歳以上限定):年間保険料61,560円、12回分割の場合月々5,130円
30~34歳(26歳以上限定):年間保険料57,456円、12回分割の場合月々4,788円

35~49歳(35歳以上限定):年間保険料53,865円、12回分割の場合月々4,488円
50~54歳(35歳以上限定):年間保険料57,456円、12回分割の場合月々4,788円
55~59歳(35歳以上限定):年間保険料61,560円、12回分割の場合月々5,130円
60~64歳(35歳以上限定):年間保険料66,295円、12回分割の場合月々5,524円
65歳以上(35歳以上限定):年間保険料68,947円、12回分割の場合月々5,745円
※三井ダイレクト損保でのシミュレーションとなります。
分割払いについては一括で支払う年額保険料を12か月で割り、1か月平均にして1円未満切り捨てで計算しています。
独自の計算方法となりますので詳細は保険各社でご確認ください。
月々払いの回数は保険会社や共済の種類によって10回の場合や12回の場合があります。

 

 

保険料は年齢によってかなりの差が出る

上の一覧からも分かるように、任意保険料は年齢によってかなりの差があります。
参考までに18歳~36歳の軽自動車保険料(ホンダ N-BOX)を抜き出して比較してみましょう。

 

【車両保険無し】
18歳:年額53,017円、月額4,418円
25歳:年額53,017円、月額4,418円
28歳:年額42,035円、月額3,502円
30歳:年額39,233円、月額3,269円
36歳:年額36,781円、月額3,065円
【車両保険有り】
18歳:年額95,664円、月額7,972円
25歳:年額61,560円、月額5,130円
28歳:年額61,560円、月額5,130円
30歳:年額57,456円、月額4,788円
36歳:年額53,865円、月額4,488円
運転免許を取りたての年齢である18歳の保険料と運転歴18年と仮定した36歳の保険料では車両保険無しの場合年額で16,236円、月額で1,353円もの差があります。
また車両保険有りの場合は年額で41,799円、月額3,484円の差があります。
特に車両保険有りの場合の保険料の差は年齢によって驚くほどの違いがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
これは18歳~36歳までの比較であり、年齢が上がるほどに保険料が安くなっていきますが、50歳以降は逆に保険料が高くなっていくことにも注目していただければと思います。

 

ノンフリート等級が上がれば低い年齢でも保険料が安く済む

軽自動車や普通車の任意保険料を考えるときに切り離せないのがノンフリート等級制度です。
ノンフリート契約とは自動車保険の契約者が使用・所有する車の台数が9台以下の場合の契約です。
ちなみに10台以上の契約はフリート等級と言い、一般的には法人の自動車保険の契約に適用されます。
ノンフリート契約には1等級から2等級までの等級があり、割増率が一番高い1等級は64%割り増しとなり、割引率が一番高い20等級が63%割引となります。
初めて自動車保険に入る場合の等級は6等級から始まり、1年間の契約期間中に無事故であれば次の年は7等級となり保険料が下がります。
反対に事故を起こしてしまうと次の年は1等級から3等級下がり、保険料が高くなります。
ここでは自動車保険の新規契約者を免許取りたての18歳で初めて車を持つ人と仮定します。
そのような人が6等級から始めるとなると車両保険有りの相場で年額95,664円、月額7,972円も支払わなければなりません。
18歳というと高校を卒業したばかりなので、大学や専門学校に行かずに就職をしたとしてもかなり痛い出費になるはずです。
ここで提案したいのが等級引継ぎという制度。
等級引継ぎには「保険会社間の等級引継ぎ」と「同居している家族や親族間での等級引継ぎ」の2種類があり、おすすめしたいのは後者となります。
もし新規契約を考えている人の親などが20等級であれば、子供にそのまま20等級を引き継ぐことができるのです。
この場合は親の任意保険が新規契約となり6等級から始めることになりますが、経済的に安定している世代ですから支払いも困難ではないでしょう。
また親が50歳未満であるなら18歳の保険料よりも安く済むので引継ぎによる値上がりはそれほど大きくはないといえます。
等級の引継ぎは難しいものではなく、保険会社の担当者に伝えればスムーズに手続きを進めてくれますのでぜひ利用してみることをおすすめします。

 

 

軽自動車の保険料が普通車より安いのは本当?理由は?

車両保険無しの場合は軽自動車より普通自動車の方が保険料が安くなるケースがあります。
ですが車両保険有りの場合ですと、軽自動車の保険料は普通自動車より安くなります。
これは元々の新車車両価格の違いによるもので、軽自動車の価格が普通自動車の価格より安いという理由からです。
車両価格が安ければ保障される修理費用なども安く設定されるので、軽自動車の方が保険料が安くて済むということになります。
またコンパクトカーと言われる普通小型乗用車の保険料は自家用普通乗用車の保険料より安くなることが多く、これは『型式別料率クラス』の適用で保険料が変わることによるものになります。
この型式別料率クラスについてもう少し詳しく見ていきましょう。
型式別料率クラスには『対人賠償』『対物賠償』『人身・搭乗者傷害』『車両保険』の4項目があります。
この4項目を車の型式ごとに9段階(1~9)に区分し、数字が低くなるほど保険料が安くなり、逆に数字が大きくなれば保険料が高くなる仕組みとなります。
ちなみに型式別料率クラスが適用されるのは自家用普通乗用車と自家用小型乗用車の2種類です。
軽自動車としてくくられる自家用軽四輪乗用車や自家用軽四輪貨物車、自家用小型貨物車には適用されませんので、型式別料率クラスについては軽自動車は関係のないものとなります。

 

 

2台目の任意保険料が安くなる仕組みって?

軽自動車の保険料金はノンフリート等級の数字が高くなるほどが安くなります。
また普通車の場合は型式別料率クラスの数字が低くなるほど安くなりますが、これは軽自動車では関係のないものです。
この他にも2台目以降の車の購入登録時には『セカンドカー割引(複数所有新規割引)』が適用される場合があります。
このセカンドカー割引についても詳しく見ていきましょう。
先に説明した通り、引継ぎ無しで任意保険に新規加入したときには通常6等級からのスタートとなりますが、2台目以降の車にセカンドカー割引が適用されると7等級からスタートすることができます。
1等級の差とはいえ新規契約での保険料を考えるとたいへんお得な制度と言えます。
ですがセカンドカー割引には一定の条件があり、2台目以降の全ての車に適用されるわけではありません。

 

・個人契約の任意保険でノンフリート等級が11等級以上の車を所有していること
・1台目と2台目の車の任意保険契約の被保険者が本人・配偶者・同居の親族であること
・1台目と2台目の車の用途車種は自家用8車種であること
以上のような条件となりますが、簡単に言えば同居家族のが購入登録した車に適用されるということになります。
「このケースはどうなの?」という点があれば損害保険会社の担当者に問い合わせて質問してみましょう。

 

 

損してない?軽自動車の任意保険料が下がるポイント

年齢やノンフリート等級、セカンドカー割引で軽自動車の保険料金は安くできます。
他にも運転者限定特約を付けたり保障プランを見直しすることで料金を下げることができます。
また保険各社の保険料を同程度のプランで無料見積もり比較するのもおすすめとなります。
一括見積もりサイトは「一括 自動車保険」で検索しても良いですが、個人情報不要のイオン保険マーケットでの比較をまずはおすすめします。
イオン保険マーケットで比較できる保険会社は『三井ダイレクト損保』『アクサダイレクト』『SBI損保』『ソニー損保』『ZURICH(チューリッヒ)』の5社となります。
ここまで紹介したものでもまだまだ割引が足りないという方には通販型自動車保険のネット申し込みをおすすめします。
例を挙げると、東京海上グループのイーデザイン損保なら新規加入でも更新でもネット割引が適用され、10,000円もの割引を受けることができます。
またソニー損保の新規ネット申し込みでも10,000円の割引が適用されますし、三井ダイレクト損保のネット申し込みでも最大で10,500円の割引が適用されます。
ネット通販型自動車保険のキャンペーン情報は隅々までチェックして見逃さないようにしましょう。
保険料を安く抑えたい方にとっても、代理店や担当者とのやりとりは面倒と考える方にとっても任意保険のネット加入にはメリットがあると言っていいでしょう。

 

 

軽自動車に付けておくべき安心でおすすめの補償

軽自動車に限らず、自動車を運転するからには万が一に備えてしっかりとした保障で備えておく必要があります。
では任意保険にはどのような保障内容が必要なのでしょうか。
ここでは安心して運転できる最低限の保障内容について見ていきましょう。
一番重要なのは相手方への賠償であり、無くてはならない保障となります。
同じくらいに大事なのが同乗者や自分への補償となる人身傷害です。
車両保険については元々の車両価格が低い軽自動車の場合、普通車と比較すると料金がそれほど高くないので付けておくことをおすすめします。
また、もらい事故の示談交渉に備える弁護士特約も付けておいて損はないでしょう。

 

【標準的に必要な保障】
・対人賠償(人が対象):無制限
・対物賠償(物が対象):無制限
・人身傷害(自分や同乗者が対象):3000万円程度
・車両保険:できれば付けておいた方が良い
・弁護士特約:有り
値段を抑えるためにはこれに
・運転者限定特約:有り
のオプションを追加しておくのがおすすめとなります。

 

 

軽自動車の保険料を安く抑えるために

以上、軽自動車の保険料について紹介いたしました。
保険料を安く抑える方法は以下のようになります。

 

・年齢が上がるほど安くなる(50歳未満)
・ノンフリート等級数が上がれば安くなる(最大63%割引)
・セカンドカー割引で安くなる(新規契約時7等級)
・ネット加入で安くなる(最大10,500円)
・運転者限定特約を付けると安くなる
また安いだけでなく、事故対応のしっかりした保険会社を選び安心安全なカーライフを送っていただければ幸いです。

 

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