着手金はいくらかかる?
最も利用者が多い任意整理の場合、着手金は約4万円かかります。
種類 | 着手金の相場 |
---|---|
任意整理 | 約4万円 |
自己破産 | 約30万円 |
個人再生 | 約30万円 |
過払い金請求 | 0円 (着手金無料が多い) |
ただ、最終的にかかる費用は借入件数や借入総額によって大きく変わります。
自分の場合はいくらになるのか、具体的な費用が知りたい方はこちらをチェック↓
着手金の相場や、費用の内訳を詳しく知りたい方はこのまま記事へどうぞ!↓
債務整理の着手金の相場や平均はどのくらい?
弁護士に債務整理を依頼する場合、着手金や報酬金などの費用がかかります。
「着手金と報酬金はどう違うの?」、「弁護士費用の相場っていくら?」
このページでは、上記のような疑問について解説していきます!
弁護士に依頼するときにかかる費用の内訳
債務整理をする際にかかる費用は、大きく分けて次の2つ。
なので債務整理を弁護士に依頼するには、①とは別途で弁護士費用を払わないといけません。
そして、その弁護士費用の内訳は次の4つになります。
- 着手金
- 報酬金
- 法律相談料
- 手数料
一つずつみていきましょう。
着手金とは?
着手金とは、弁護士に依頼する段階で支払う報酬のこと。(いわば前払金のようなものです)
基本的には、この着手金の支払いが完了してから、受任通知などの対応がスタートします。
契約前の相談料や後述の「報酬金」とは別物です!
一度払った着手金は二度と戻ってこない!
着手金は、「受任」してくれることに対して支払うお金になります。
そのため、手続きの結果は関係なく、たとえ失敗に終わっても返金されることはありません。
なので、依頼する場合は本当に任せても大丈夫なのか?しっかりと信頼関係ができてから依頼するようにしましょう。
こちらのページで実績豊富で評判のいい事務所を掲載していますので、チェックしてみてください↓
>>債務整理に強い弁護士・司法書士まとめ
報酬金とは?
報酬金とは、依頼内容が終了した段階で支払う報酬のこと。
弁護士の報酬金を細かく分けると、次の3つになります。
- 解決報酬金…事件を解決してもらったことに対する報酬金
- 減額報酬金…減額できた金額をもとに算定する報酬金
- 過払い金報酬金…回収できた過払い金をもとに算定する報酬金
これらの報酬金は、結果の度合いによって支払うことになります。
なので、もし手続きが失敗した場合は、着手金と違って支払う必要はありません。
法律相談料とは?
法律事務所に相談にのってもらうための料金のこと。
法律相談では、本当に債務整理で解決できるのか、どの債務整理が合っているのか、などの相談ができます。
だいたい“30分5,000円~”といった価格設定で、相談時間に応じて料金が加算されていきます。
最近では無料相談で対応してくれる事務所も多いので、まずはそういった事務所に相談してみるといいでしょう。
手数料とは?
手数料とは、事務作業をする際にかかる費用のこと。
主に書類作成や郵送などにかかる手数料で、これらの費用も依頼主が負担することになります。
債務整理の費用の相場!着手金や成功報酬はいくら?
弁護士報酬は平成16年4月に自由化され、債務整理の種類やその難易度によって、各事務所で自由に設定できるようになりました。
とはいっても、日本弁護士連合会が定めた「債務整理事件処理の規律を定める規定」によって、一応の基準は設けられています。
ここからは、債務整理ごとの弁護士費用の相場を紹介していきます!
任意整理の費用相場と内訳
任意整理とは?
裁判所などの公的機関を通さず、弁護士が間に入って話し合いで債務者の返済負担を減らすという、いわゆる和解交渉、示談で債務を整理する方法です。
カードローンなどの将来の利息分がカットできたり、財産処分への影響が他の債務整理と比べて少ないことがメリットですが、その分払わなくてよくなる金額が小さいことがデメリットです。
債権者(金融機関)を選んで対応できますので、一定の収入はあるが、複数の借入金があり月々の支払いが困難になったという場合に適しています。
内訳 | 相場 |
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着手金 | 4万円前後 |
解決報酬金 | 債権者(金融機関)1社につき2万円程度 |
減額報酬金 | 減額できた金額の5%~10%程度 |
過払い金報酬金 | 回収できた金額の15%~20%※訴訟の場合は25% |
自己破産の費用相場と内訳
自己破産とは?
裁判所に破産申し立てを行い、免責許可が出た場合、全ての債務が免除になる方法です。
内訳 | 相場 |
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着手金 | 30万円前後 |
解決報酬金 | 30万円前後 |
実費 | 5万円前後 |
自己破産の費用は『同時廃止』か『管財事件』かで大きく変わります。
詳しくはこちら↓
>>自己破産の同時廃止と管財事件の違い
個人再生の費用相場と内訳
個人再生とは?
裁判所を通して債務額の減額の申し立てを行う方法です。
内訳 | 相場 |
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着手金 | 30万円前後 |
解決報酬金 | 30万円前後 |
実費 | 5万円前後 |
個人再生の場合も、住宅ローン特則のアリ/ナシで費用が異なります。
詳しくはこちら↓
>>個人再生の住宅ローン特則とは?
過払い請求の費用相場と内訳
過払い請求とは?
借金返済時に払い過ぎた利息を取り戻す手続きのことです。
内訳 | 相場 |
---|---|
着手金 | 0円(完済過払いの場合) |
解決報酬金 | 債権者(金融機関)1社につき2万円程度 |
過払い金報酬金 | 回収できた金額の15%~20%※訴訟の場合は25% |
Q.着手金無料で債務整理してくれる弁護士はいる?
A.弁護士事務所の場合は、”着手金はかかる”と思っておいたほうがいいでしょう。
司法書士事務所の場合は、後述の理由で着手金なしで対応してくれるところもあります。
基本的に、任意整理や自己破産などを “着手金なし” で対応してくれる弁護士事務所はほとんどありません。
なかには「着手金無料」をうたっている弁護士事務所もありますが、実際は「実費」という名目で別途料金が発生するケースが多いです。
そのため、最初から費用が明記されている事務所のほうが、後々トラブルに発展するリスクも少ないです。
Q.完済過払いだと、着手金が無料になるのはどうして?
A.完済過払いだと、ほとんど手間がかからないからです。
借金を完済していない(残債がある)状態だと、解決するには債権者との交渉などが必要になります。
その点、完済済みだと多くの業務が必要なくなるので、弁護士側もかなり楽に手続きできます。
そのため着手金なしで対応しても、報酬金だけで十分採算が取れるというわけです。
Q.弁護士と司法書士で債務整理の着手金に差はある?
A.一般的に、費用だけでみると司法書士事務所のほうが安く対応してくれます。
ただし、安く対応してくれるのには理由があります。それは、“対応できる業務が限定されている”ということ。
具体的には、司法書士は140万円以下の簡易な事案の代理を行うことはできますが、自己破産・民事再生の代理を行うことができません。
以下のページで弁護士と司法書士の違いについてまとめています↓
弁護士費用を払えない場合どうすればいい?
なかには「借金苦から逃れたいけど弁護士に払うお金もない」という理由で、まとまったお金を用意できない方もいると思います。
そういった場合は、費用に柔軟に対応してくれる事務所を選ぶといいでしょう。
事務所側も「解決したいのにお金を用意できない」という状況をよく理解しています。
そのため、あらゆるケースに対応するために初期費用を0円で対応してくれる事務所もあります。
初期費用0円というのは、弁護士事務所の「債務整理をスピーディーかつ確実に解決できる」という自信の表れともいえます。
そしてこういった事務所は、債務整理やお金に関わるトラブルをメインで扱っていて実績豊富なところが多いです。
家族に内緒の借金の相談にも乗ってくれて、かつ弁護士費用の分割払いにも対応してくれるので、取り急ぎのお金がない場合でも安心して相談可能です。
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債務整理の着手金の相場まとめ
- 任意整理の着手金は、4万円前後が相場
- 払った着手金は、たとえ失敗に終わっても返金されない
- トラブルを防ぐためにも、実績豊富な事務所に依頼すること
- 司法書士は費用が安い反面、業務内容が限られている
- 払えない場合は、初期費用0円で対応してくれる事務所へ
まとめると以上のようになりますが、
着手金がいくらか、借金減額は可能かなどといったことは個人によってかなり異なり、一概には言えません。
心配事がある時は、無料診断ツールの質問フォームに書き込むか、無料で相談を受け付けている弁護士事務所に早めに相談してしまったほうが無難です。
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