dカード(DCMX)を滞納した際の対処法※1日遅れでも強制解約?
『DCMXカード』は『dカード』 に名称変更しています。
NTTドコモが発行するdカードは、主にdocomoユーザー向けのクレジットカードとなっています。
そのため、ドコモの携帯料金などをdカードで支払っている方も多いのではないでしょうか?
dカードでは、引落し日に残高不足となれば、dカードの利用停止や強制解約、最悪の場合は裁判にまで発展することもあります。
しかし、きちんと対応をすれば、裁判や差し押さえを防ぐことができます。
ここでは、dカード(旧:DCMXカード)を使用している人へ向けた、支払遅延の基礎的なことや対策方法などを解説して行きます。
「1日くらいなら返済が遅れても大丈夫!」
と思ってませんか?
実は、滞納すると次のような危険性があります。
・遅延損害金の発生
・自宅や職場への電話連絡
・郵便物による督促
・ブラックリストへの登録
・一括返済請求
・裁判による法的手続き(給与や財産の差し押さえ)
電話での督促から始まり、それでも滞納が続けば最終的には裁判による法的な手続きが始まるので、裁判になる前に早めに解決することが重要と言えます。
お金がないときは返済以外の解決方法も
今回の返済だけなら、友人や家族からお金を借り、なんとか返済することも不可能ではないかもしれません。
しかし、来月以降の返済の目処が立っていなければ根本的な解決にはなりません。
知らない方も多いのですが、実は借金は合法的に減額することができ、全額を返済する必要がないケースもあるのです。
ただ、方法はいくつもあるので、状況にあった適切な方法を選ぶことは簡単ではありません。
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カードローンでの一時的な立て替えはあり?
滞納や未払いは少額でも裁判に発展する可能性があるのです。
どうしても手持ちがない場合には、カードローンで一時的に立替をするという方法もあります。
申込んだその日に利用でき、1か月利息0円のキャンペーンを利用すれば、下手に滞納、未払いを続け利息や遅延損害金を増やすよりも良いケースもあるのです。
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dカード(DCMXカード)の引落し日・再引落し期限
dカードの引落し日
毎月10日
再引落しの期限
金融機関 | 再引落し |
---|---|
みずほ銀行 |
月末までの毎営業日 |
ゆうちょ銀行 | 20日 |
その他金融機関 | 郵送される「ご通知文」に記載 |
【ケース別】 滞納した(しそうな)場合の対処法は?
支払い日に間に合いそうにないのか、既に滞納しているのかなど、それぞれの状況によって対処法は異なるものの、「dカードに連絡&相談をする」というところは同じです。
残高不足になると分かった時点で、「支払いが遅れる理由」や「いつまでなら入金可能か」といった事情をdカードのお問い合わせ先に電話することが大事です。
この ”連絡&相談” の電話さえできていれば、そうそう裁判や差し押さえに発展することもないでしょう。
以下でそれぞれのケース別に具体的な対応方法をみていきましょう。
引落し日に残高不足となりそうな場合
事前に残高不足になることが分かっている場合は、返済方法を「あとからリボ」または「あとから分割」に変更することで対処できます。
dカード(旧DCMXカード)のあとからリボ・あとから分割では、その月に支払う予定だった元金を数カ月に分けて返済することができます。
例えば今月の請求が10万円だった場合、「『あとからリボ』に変更して毎月2万円ずつ返済する」といったことが可能になります。
手数料や利息が増えるといったデメリットもありますが、滞納によるデメリットと比較すれば比べるまでもないでしょう。
変更期限は金融機関によって違いますが、おおむね支払い日から7日~10日ほど前であれば変更可能です。
残高不足で引落しができなかった場合
10日の引落とし日に間に合わなかった場合は、再引落しの期限までに払えればとくに問題ありません。
ただ、支払いが確認されるまではdカードの利用ができなくなり、入金後も復旧するまでに数日かかります。
また、何回も延滞を繰り返せば、そのまま強制解約となる可能性もあるので注意ましょう。
再引落しの期限を過ぎてしまった場合
まず、引落しができなかった時点で、それ以降はNTTドコモではなく債権回収を委託された「ニッテレ債権回収株式会社」と直接やり取りすることになります。
そして、ニッテレ債権回収と話し合ったうえで、毎月可能な限り返済に充てていくことになります。
ただ、通知書や電話を無視し続けたり、到底払えない金額にまで膨らんでしまうと、「督促状」や「催告書」といった書類が届くことになります。
そして、それでも無視や放置を続けていれば、最終的には差し押さえか自己破産かの2択になるでしょう。
ニッテレ債権回収とは?身に覚えのない会社から取り立てられるケース
dカード(DCMXカード)を滞納すると起こる問題
dカードが利用停止・強制解約になるのはどんなとき?
dカード(DCMXカード)の返済遅延が発生すれば、カードの利用停止や強制解約は十分にあり得ます。
ではどんな場合に考えられるのでしょうか?
支払い日の翌日から利用停止
dカード(DCMXカード)では、引落し日の翌日からカードの利用ができなくなります。
残高不足の期間中は利用停止となるだけで、入金が完了すれば再度使えるようになります。
ただし入金後、復旧するまでには2,3日かかります。また、何度も滞納すればその時点で強制解約となる場合もあります。
1ヵ月~2カ月以上も滞納が続くと強制解約になる
クレジットカードの支払い遅延が続けば、最終的には強制解約になります。
しかし猶予期間のようなものがあり、1ヵ月~2カ月以上の遅延か、支払い遅れを何回も繰り返している場合です。
dカードでは、残高不足で支払いが遅れれば、翌日以降に督促の電話がかかってきます。
その電話に出ないで無視し続けていると、督促状の送付や職場への電話連絡などが行われます。
そして、滞納から1ヵ月~2カ月ほど経ったタイミングで「長期延滞」として信用情報に記録され、dカードが強制解約となります。
その他にも、ドコモ側の判断で利用者の資格がない、となれば強制解約となります。
そのため、短期間でも支払い遅れを繰り返すような場合は、長期延滞と同様の措置を取ることになります。
もし金融事故歴が付けばいわゆるブラックリスト入りであり、約5年間は新しいクレジットカードが発行できないだけでなくカードローン等の借金もできなくなります。
その他に強制解約になるケース
また引っ越しをし住所変更をしていない場合でも強制解約があり得ます。
これはクレジットカード会社からの支払遅延のお知らせ等が本人に伝わらないことで起こり得ることです。
結局知らなかったからとも言えますが、元々は支払の遅れが原因であり利用者にも落ち度があると言えるでしょう。
引っ越した時にはすぐに住所変更しておくことが強制解約を免れる1つの方法でもあります。
dカードから自宅訪問をされる場合も
ちなみに現在では自宅での取り立てが禁止されていますが、金融業者の中には状況によっては自宅訪問するところもあります。
住所確認のためですが自宅への取り立てが時間帯で禁止されておりその時間帯以外での自宅訪問となっています。
クレカの滞納でETCカードはどうなるのか?
dカード(DCMXカード)も含めクレカと連動しているETCカードは支払い遅延があった場合使用できるのかどうかが気になるでしょう。
結論から言えばクレカの支払い遅延があってもETCカードは使えます。
高速道路のゲートが開かないということはなくすんなり通過することができるでしょう。
しかしゲートが開かないこともありETCカードの有効期限切れが原因です。
言い換えれば高速道路のゲートでは有効期限しか読み取りしていないということでしょう。
カードの支払い遅延で携帯料金はどうなる?
dカード(DCMXカード)で支払い遅延が続いている場合AndoriodやiPhone等の携帯料金はどうなるのでしょうか?
まず携帯電話会社はカード決済が認証されれば利用停止することはありません。
したがって支払い遅延が続いている場合でもクレジットカードが利用停止されていなければ携帯電話やスマートフォン等が止まることはないでしょう。
しかし長期延滞となりdカードの停止・解約があれば決済が認証されないため、携帯会社から問題がある旨の連絡があり、支払い方法を変更するようになります。
もし携帯電話会社からの連絡を無視したり支払いをしなければ、然るべき期日到来後に携帯電話も使えなくなるでしょう。
滞納すると掲載される信用情報(ブラックリスト)とは?
dカード(DCMXカード)等で滞納を続ければブラックリストに載ることになります。
リストと言っても冊子のようなものではなく信用情報機関の金融事故歴を意味します。
信用情報機関は公的機関等から指定され金融取引全般の個人情報を集めています。
クレジットカードやカードローン等は信用を基本に契約が交わされるため信用情報機関を通じ情報を共有しています。
したがって、dカード(DCMXカード)の滞納によって金融事故歴が記録されれば、ほかの金融機関も確認できることになっています。
そうなれば、いわば「不信用の連鎖」が始まり、利用している他のクレジットカードが利用停止になったり、あるいは新規ローンや融資を受けられなくなったりします。
しかも長期延滞であれば約5年間は記録が残ります。
その間は金融取引ができるだけの信用がないというお墨付きを得たような状態になり新規でのクレジットカード発行等が難しくなります。
強制解約された後は一括請求される?
滞納金額が残っている状態でクレジットカードを強制解約された場合支払はどうなるのでしょうか?
一般的にはどんな返済方法であれ、残高全額を一括請求されます。それはdカード(DCMXカード)においても同様です。
クレジットカード会社の中には、規約で「一日でも遅れれば一括請求する」と規定しているところもあります。
請求された時点で、金額が少なく支払能力があれば、一括で返済できる場合もあるかもしれません。
しかし、一括返済ができない場合は、まずはクレジットカード会社との話し合いになります。
一括ではなく分割にしてもらえないか、分割返済にするなら毎月の返済額をいくらにするのか、といったことを相手と話し合って決めることになります。
そて先述のように、dカードの場合は交渉の相手が「ニッテレ債権回収株式会社」となります。
つまり、交渉する相手は取立のプロともいえる債権回収ですので、自分だけで対応してしまうと、かえって不利な状況に追い込まれることも十分に考えられます。
どうしても支払えない場合、強制解約される前にできること
dカード(DCMXカード)の支払いがどうしてもできない場合、強制解約される前の措置にはどのようなものがあるでしょうか?
まず、dカード(DCMXカード)に相談やお願いをする方法があります。
引き落とし日の変更や返済期間の引き延ばしさらには利息の引き下げ等状況に応じて様々な回答が考えられるでしょう。
あるいは、他のキャッシングやローンで一時凌ぎをする方法もあります。
楽天カードローンのような限度額の高いものであれば、おまとめや借り換えにすることで毎月の返済を抑えることができます。
しかし状況によっては借金が増えたりそもそも審査に通らない可能性もあります。
そして、支払い不能の状況でとれる最終的処置としては、債務整理があります。
ただ法的処置でもあり煩雑な手続きや金融機関との交渉があるためm弁護士などの法律専門家に依頼する方がスムーズに解決できるでしょう。
法律事務所の中には無料相談メールを受け付けそのまま依頼まで進めるようになっています。