おまとめローンを延滞するリスクと注意点3つ!解決策や対策は?
おまとめローンに借り換えて複数社での借金の延滞を解決
いつの間にかカードローンの借入件数や借入額が増えてしまった場合、返済が大変になります。
こんなピンチを救ってくれるのがおまとめローンです。おまとめローンとは複数社からの借り入れをひとつにまとめてしまうものです。
この記事ではおまとめローンのメリットや通常のローンとの違い、万一おまとめローンを延滞したらどうなるかなどについて詳しく解説しています。
カードローンを早く完済したい方や、返済が苦しくなっていると感じている方のお役に立てる内容です。
「1日くらいなら返済が遅れても大丈夫!」
と思ってませんか?
実は、滞納すると次のような危険性があります。
・遅延損害金の発生
・自宅や職場への電話連絡
・郵便物による督促
・ブラックリストへの登録
・一括返済請求
・裁判による法的手続き(給与や財産の差し押さえ)
電話での督促から始まり、それでも滞納が続けば最終的には裁判による法的な手続きが始まるので、裁判になる前に早めに解決することが重要と言えます。
お金がないときは返済以外の解決方法も
今回の返済だけなら、友人や家族からお金を借り、なんとか返済することも不可能ではないかもしれません。
しかし、来月以降の返済の目処が立っていなければ根本的な解決にはなりません。
知らない方も多いのですが、実は借金は合法的に減額することができ、全額を返済する必要がないケースもあるのです。
ただ、方法はいくつもあるので、状況にあった適切な方法を選ぶことは簡単ではありません。
そんなとき、専門知識がなくてもネットで質問に答えるだけで、すぐに最適な方法を教えてくれる無料の診断サービス(借金減額シミュレーター)が便利です!
24時間利用可!ネットですぐに解決方法を診断できる
シミュレーターでは、「借金をいくら減らすことができるのか」「過払い金があるのか」などを無料で診断してくれます。
また、特に知りたいことがあれば、質問欄に記入することで、弁護士などの専門家に回答してもらうこともできます。
カードローンでの一時的な立て替えはあり?
滞納や未払いは少額でも裁判に発展する可能性があるのです。
どうしても手持ちがない場合には、カードローンで一時的に立替をするという方法もあります。
申込んだその日に利用でき、1か月利息0円のキャンペーンを利用すれば、下手に滞納、未払いを続け利息や遅延損害金を増やすよりも良いケースもあるのです。
>>すぐにお金を用意したいときの5つの方法
キャシングやカードローンで滞納したらどうなる?
キャッシングやカードローンでは、期日までにきちんと返済し続けることで信用が高まります。しかし万一期日までに返済できなかったり滞納したりすると、さまざまなデメリットが生じるのです。カードローンの返済を延滞すると遅れた日数分だけ「遅延損害金」が発生し、遅延の損害金利率は通常の金利より高くなっています。カードローンを延滞している間は、そのカードローンからのキャッシングはできません。また延滞は記録として残り、回数が重なるとブラックリストに載ってしまうのです。万一返済期日までに入金できないようであれば、すぐにカードローン会社に連絡しましょう。消費者金融系のカードローン会社なら多くの場合、事前に連絡することで支払日の変更に応じてくれます。もし複数のカードローンを組んでいて返済が追いつかなくなっている場合には、おまとめローンで借金を一本化することで返済しやすくする方法もあります。
おまとめローンと通常の借入との違いはどんな点?
おまとめローンが通常の借り入れと扱いが異なる点は、総量規制の対象外であることです。消費者金融会社のカードローンでは、総量規制といって収入の1/3以上の借入残高があればそれ以上の借り入れはできません。銀行カードローンであっても自主規制によって、総量規制に準ずる扱いとなりつつあります。しかしおまとめローンの場合は、収入の1/3以上の借り入れが可能です。これはおまとめローンが利用者にとって一方的に有利となる場合に利用できるものであるため、総量規制対象外の扱いとなるためです。おまとめローンは銀行カードローンが扱っており、通常のカードローンより金利が低く抑えられています。また返済先がひとつになるため、うっかり返済日に遅れてしまうことが少なくなり延滞のリスクを低くすることが可能です。
アイフルのおまとめローンは2種類ある
アイフルのおまとめローンには『おまとめMAX』と『かりかえMAX』という2種類が用意されています。アイフルを利用したことがある方は『おまとめMAX』、初めて利用する方は『かりかえMAX』に申し込むことができます。金利の年率は『おまとめMAX』は12.0~15.0%、『かりかえMAX』は12.0~17.5%です。どちらも利用限度は500万円で、返済期間(回数)は最長10年(120回)です。ともに満20歳以上で、安定した収入があることが利用条件となっています。多くのカードローンでは、申込者の年齢は69歳が上限となっていますが『おまとめMAX』と『かりかえMAX』の場合には、年齢の上限はありません。またアイフルの店舗で申し込めば、最短で即日に融資を受けることができます。『おまとめMAX』『かりかえMAX』ともに、返済方法は口座振替のみで返済専用のローンであるため返済中に追加の借り入れはできません。
ライフティなら他社で延滞中でもOKって本当?
カードローンを延滞していると、その会社からは追加の融資を受けることはできません。また大手消費者金融会社では、他社で延滞中の消費者に対して融資は行われません。しかしネット上にはライフティなら他社で延滞中でも融資を受けられるという情報が飛び交っています。この場合はライフティを装った闇金業者や詐欺業者なので、注意が必要です。新興の中小消費者金融会社ですが、ライフティは貸金業法に則って営業を行っている合法的な業者です。他社延滞中やブラックでも貸し付けを行っているのは正規のライフティではなく、ネット上の口コミ情報を鵜呑みにするのは危険です。
おまとめローンの審査に通るためには
債務超過で総量規制を超えた借入残高があったり、返済が厳しくなっていたりする人におすすめのおまとめローンですが審査基準はどのようになっているのでしょうか。第一の条件は「安定した収入があること」です。この場合、毎月定期的な収入がある会社員や自営業者であれば概ねOKとなっています。収入が不定期であれば、源泉徴収票や確定申告書などの収入証明書の提出を求められます。正社員でない契約社員や派遣社員、パート・アルバイトであっても、年収が130万円以上で勤続年数が1年以上あれば安定した収入があると認められているようです。また延滞があれば審査に通りません。おまとめローンを利用したいなら、延滞を起こしてしまう前に申し込みをしなければなりません。また借入先が5社以上の場合には、身内や知人から一時的に借金して借入件数を減らしておくのも良い方法です。
おまとめローンでは利用限度額の制限はされない?
おまとめローンは総量規制の対象外で、借入残高が年収の1/3以上であっても利用することが可能です。しかしこれは無制限にいくらでも借りられるということではありません。おまとめローンで融資されるのは他社からの借り入れを返済するための資金です。つまり返済に必要な金額しか借り入れることができないのです。この意味で、利用限度額には制限が設けられることになります。また借入残高の額より借入件数の方が重視されます。例えば同じ300万円の借入残高がある場合でも、2社から150万円ずつ借り入れているケースと5社から30万円ずつ借り入れているケースでは、前者の方が審査に通りやすくなります。これは利用限度額は信用度に比例するためです。少額を5社以上から借り入れている場合には、審査に通ったとしても利用限度額は低く設定されるため利用限度額の制限を受けることになります。
おまとめローンの返済を延滞するともっと苦しくなる
おまとめローンに限らず、カードローンの返済が延滞したときには通常の金利より高い金利を支払わなければならなくなります。期日までに返済できなかった場合は債務不履行となり、ペナルティとして遅延損害金というものが発生します。この遅延損害金は一括で請求されるのではなく、返済期日以降に返済する元金に年利として上乗せされて支払うことになるのです。遅延損害利率は銀行のおまとめローンでは14%、消費者金融会社のおまとめローンでは20%ほどになっているため、おまとめローンで延滞してしまうと通常のカードローンより高い金利を支払うことになりかねません。
遅延損害金と遅延損害利率の違い
遅延損害金は支払期日以降に適用される金利です。通常の返済では元金に年利を上乗せした金額を支払うのですが、延滞して以降は元金に遅延損害利率を上乗せした金額を支払うことになります。このときに適用される遅延損害利率は、通常の上限金利の1.46倍まで設定できます。実例を挙げると
・アコムの場合には、通常金利が3.0~18.0% 遅延損害利率は20.0%
・三井住友銀行の場合には、通常金利が4.0~14.5% 遅延損害利率は19.94%
・オリックス銀行の場合には、通常金利が1.7~17.8% 遅延損害利率は借入残高に対する借入利率プラス2.1%
となっています。いずれも通常利率に比較すると高金利になっています。
おまとめローンの返済を滞納しないための注意点とは?
返済を滞納してしまう理由としては、お金がないことの他にうっかりして返済日に入金できなかったというケースも多いのです。そこで返済日を忘れないようにする必要が生じるのですが、人間だれしも完璧ではありません。可能な限りうっかりミスを回避するためには、返済方法を口座引落にしておくことがおすすめです。カードローンでは数種類の返済方法が設定されており、好きな方法を選べるようになっていることが多いのですが、提携ATMからその都度入金する方法ではうっかりミスが生じやすくなります。口座引落を選んでおけば残高不足にならない限り自動的に返済が行われるので、うっかりミスのリスクを下げることができるのです。残高不足を回避するためには銀行口座の管理が必要となります。銀行口座から引き落とされている項目を全てチェックし、残高に余裕を持たせた金額を入金しておきましょう。
返済不能になったら債務整理も検討しよう
おまとめローンを利用して借金の完済を目指したものの、さまざまな事情によって債務の履行ができなくなってしまうこともあります。この場合には傷が広がらないうちに債務整理を検討することをおすすめします。債務整理とは借金問題を解決するための法的な手続きのことです。債務整理には『任意整理』『自己破産』『個人再生』『特定調停』の4つの手段があります。『自己破産』では借金を帳消しにでき、残りの3つの手段では借金を減額することで返済を可能にするものです。ご自身の資産や収入によって、どれを選ぶと最も有利になるかは変わってきます。債務整理の相談は無料で受け付けてもらえるので、お早めに弁護士などの専門家まで相談されることをおすすめします。
おまとめローンを延滞したらどうなるの?
おまとめローンの詳細や、借金を一本化して借金の完済を目指す方法をお伝えしました。またおまとめローンでうまくいかなかった場合の対処方法についても解説しました。返済の遅延は、さらなる多重債務への引き金となります。少しでも返済が苦しいと感じられたときに早急に手を打てば、返済を続けることができるようになるのです。ここまでご紹介した内容があなたの経済状態を改善し、借金を少しでも減らしてゆくためのお役に立てることを願っています。
おまとめローンにはメリットしかないの?
メリットが多いおまとめローンですが、デメリットもあります。おまとめローンを利用することで、毎月の返済額を抑えることができますがその一方で返済期間が長引くことがあります。つまり年利が下がっても返済期間が長くなることで、最終的な返済額が増えてしまうこともあるのです。またおまとめローンを組むことで借金が減ったように感じてしまい、新たな借り入れをしてしまうというケースもあります。おまとめローンを組むことは、借金を返済しやすくするための手続きを行っただけであり、借金自体はまだ減っていないのです。この2点を注意すれば、おまとめローンのメリットである低金利と返済のしやすさを享受でき借金の完済が見えてくるでしょう。