ソフトバンクから催告書が届いたらどうする?詐欺の可能性もあるので要注意!

ソフトバンクから催告書が届いたらどうする?詐欺の可能性もあるので要注意!

ソフトバンクから催告書が届いた時の対処方法

白戸家のCMでもおなじみのソフトバンクの携帯電話を使っている方も多いのではないでしょうか。

 

銀行からの引き落としがうまくいかなかったといった場合、気づいたら料金を滞納していることもあるかもしれません。
突然、ソフトバンクから催告書が届いたら慌ててしまうのではないでしょうか。

 

実はソフトバンクを名乗って催告書を送り、不当にお金を請求する詐欺事件の事例もあります。まずは本物の催告書であるかどうかを確認しましょう。
適切な処置をすればパニックになる必要はありません。詐欺かどうかどのように見分けたらよいのか、どのように処理すればよいのか解説します。

 

 

携帯電話キャリアから届く催告書とはどんなもの?

催告書とは、公共料金や債務などの支払いを滞納した際に送付される支払いを求める文書です。ソフトバンクだけでなく、ドコモやワイモバイルなど、どの携帯電話キャリアでも同様の手続きが行われています。催告書が送られてくる際には、使用料金の支払いが遅延している、解約したものの機種料金の精算が終わっていなかったといった、何らかの滞納状況があるはずです。通常、催告書が届く前に督促状を含め、何度か請求書が送られてきます。携帯電話の会社から届く催告書には、以下のような内容が記載されています。
・宛名:これは要確認です。他の人と間違えられている事例もあるようです。
・差出人:催告書は名無しではありません。会社と契約している弁護士名が書かれています。
・支払期限:期限が切られています。
・請求先番号:それまでに送られてきた督促状などと同じ番号です。
・請求金額:7万円、2万円といった具体的な金額が記載されています。
・振込先口座:振込の際には、請求先番号をつける旨も記載されています。
・担当窓口:電話番号も記載されています。

 

届く順序だけではない!督促状と催告書の違い

督促状も、料金や債務の支払いが滞った場合に送られてくる文書です。支払いを要求する請求書という点から見ると、督促状と催告書はよく似ています。督促状は滞納しているものの支払いを促すという意味を持っているため、以前の請求期日、請求金額、支払期限などが記載されています。携帯電話の場合、通常は月々の請求金額に基づいて滞納している月数分に延滞手数料を含んだ額が請求金額になっています。催告書は、督促状が送付された後に届きます。催告書になると、滞納した使用料金だけでなく機種料金などの分割分の残金など合算した全額が請求されます。

 

ソフトバンクの催告書は違う色の封筒で届く!

ソフトバンクから届く催告書は、通常の請求書と同じ長型ですが色が異なります。黄色い封筒や赤い封筒で送られてきます。黄色の封筒には、赤で強調された「携帯電話料金塔滞納のお知らせ」という表示があり、通常の請求書とは見た目から違います。どの色の封筒であれ裏面に「ソフトバンク株式会社債権回収室」と記載され、弁護士の名前が書かれています。この債権回収室は、住所が東京都で電話番号は大阪の局番になっています。これはコールセンターが大阪に置かれているということのようです。

 

滞納してどのくらい経つと催告書が来る?

催告書は料金を滞納してから早ければ3か月ほどで届くようです。滞納すると2か月から3か月で携帯電話の契約が強制解約されてしまいます。強制解約の前に督促状が届くはずです。それでも支払いをしないと催告書が届きます。ソフトバンクの孫社長がブロガーからの質問に回答したツイートによると、6か月以上支払いが遅れるとソフトバンクが契約している弁護士事務所が督促業務を行っているそうです。この回答内容によると、弁護士事務所から催告書が送られてくるのは6か月以上滞納している場合になります。

 

 

詐欺の可能性もあるって本当?

ソフトバンクの催告書については、詐欺や架空請求の場合もあります。携帯電話のキャリアの乗り換えをしたり、契約を途中でキャンセルしたりすると、支払わなくてはいけない費用がはっきりとわからずかなり時間が経ってから催告書が送られてくることがあるようです。新規契約をした際に解約についても記載された契約を結んでいるわけですが、契約書の内容を細部まで把握するのは難しいことです。ただ自分が気づいていなくても契約書に書かれているのに支払いをしなかった料金は借金として残ってしまいます。こういった場合に届く催告書は、詐欺ではなく本物になるわけですが、確認してみると支払う必要がなかったといった事例もあるようです。催告書に記載された番号に電話をしてもなかなかつながらなかったり、ショップに行ってもはっきりした回答がされなかったりといった対応のまずさがあるという意見もあります。こういった話がよくあると便乗した振り込め詐欺が起きやすいようです。インターネットで調べると、閲覧数の多いブログや知恵袋などにソフトバンクを騙る詐欺事件の体験を語る投稿がされています。返信やコメントの数も多く実際に被害者がいることがわかります。体験者の話によると、催告書の見た目や内容も本物とほとんど変わらず、文書を見ただけでは専門家であってもなかなか詐欺と見分けるのは難しいそうです。インターネット上には詐欺で使われた振込先や法律事務所名などが報告されていますが、振込依頼先の口座がソフトバンクモバイル宛であったり、記載されている弁護士名も実在するものであったりするようです。詐欺がどうかわからない場合はもちろん、全く身に覚えのない場合でも、後のトラブルを避けるためにも催告書が届いたら早急にソフトバンクに連絡して確認しましょう。

 

 

ソフトバンクから届いた催告書を無視し続けると起きる困ったこと

催告書には「支払いがされない場合不利益が生じる」あるいは「法律にのっとった措置に訴える」といった内容が記載されています。実際に催告書を無視し続けると裁判所から支払督促が送られてきます。この支払督促も無視すると裁判になり、本人が裁判に出廷しなくても欠席裁判が行われます。判決が確定すると、その内容に従って差し押さえなども含む強制執行が行われます。財産がないから差し押さえられるものもない、と思われるかもしれませんがお給料の4分の1までや預金、車やテレビなども差し押さえの対象となります。また債務の支払いをしなかったということでブラックリストに載ってしまいますから、携帯電話やクレジットカードなどの契約もできなくなってしまいます。その時だけでなく未来にも不利益が生じることになってしまいます。

 

 

困ったことにならないために催告書が届いたらどうすればよい?

催告書を無視すると差し押さえなどの困ったことになってしまいます。そうなってしまってから法律相談などに行っても手遅れになってしまいます。催告書が届いたら、ソフトバンクになるべく早く直接連絡を取りましょう。催告書が本物かどうかわからない場合にも、ソフトバンクに確認するのが一番です。もし督促状が既に届いている場合には、送られてきた催告書に記載されている請求先番号や請求金額が一致しているかどうかで本物かどうかを確認することもできます。催告書が本物であった場合、一番良いのは指定されている相手方の口座に期限までに返済をすることです。

 

一括で支払えない場合は分割払いの交渉ができる?

一括返済が難しい場合は分割払いの交渉が可能です。催告書に記載されているのは、スマホ本体の料金や延滞手数料を含む債務の全額になっているため一括で返済をするのは難しいかもしれません。催告書の中には、指定の銀行口座に一括返済をするか、分割の相談をするか、どちらかの処理をするようにと記載されていることもあります。どんな理由であれ、既に返済が遅延しているという事情があるため分割にできる金額が一定金額以上であったり、分割回数が限られていたりすることもあります。ただ会社側としても、返済がされる方が良いので一括で無理であれば分割払いの相談をしてみる価値はあるといえます。

 

 

ソフトバンクから催告書が届いたときのまとめ

ソフトバンクの携帯料金を滞納すると、まずは督促状などが送付され、催告書はその後に届きます。ソフトバンクの債権回収部門や弁護士事務所などから送られてきます。催告書は封筒の色も違い、通常の請求書とは異なっています。ただ振り込め詐欺の可能性もあるため、覚えがない請求の場合ソフトバンクに確認する必要があります。本物の請求の場合、無視し続けると差し押さえなどの不利な事態が起こりますから、早急に支払いをするか、分割払いなどの相談をしましょう。