リボ払いを使うメリットとは?知っておきたいお金の話!

リボ払いを使うメリットとは?知っておきたいお金の話!

リボ払いのメリットとデメリットを解説!

料金を毎月定額で支払えるリボ払い。利用することでどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。この記事では、リボ払いを使う前に知っておきたいことを詳しく解説していきます。リボ払いってよく聞くけどあまり知らないという人や何に役立つのか疑問に思っている人、必見です。

 

 

そもそも、リボ払いってどういうもの?アメリカでは主流です!

リボ払い(リボルビング払い)は、債務の支払い方法の一つで、毎月一定額ずつ支払っていくものです。主に「残高スライド方式」と「定額方式」の2種類のタイプがあります。残高スライド方式とは、債務残高の総額が多ければ毎月の支払い額が多く、残高が少なければ毎月の支払い額が少なくなるタイプです。定額方式とは、債務残高に関わらず毎月一定額を支払うタイプで残高が多ければ支払期間が延びていきます。

 

分割払いとリボ払いはどう違うの?月々定額なのは同じでも…

月々一定額で支払うのは、分割払いも同じこと。リボ払いと分割払いの違いは、利用者が何を指定するかという部分にあります。リボ払いの場合、利用者が指定するのは「毎月の支払い額」で、残高が多ければ支払期間が延びていきます。一方分割払いの場合、利用者が指定するのは「支払い回数」で残高が多ければ1回分で支払う金額が多くなります。別の言い方をすれば、リボ払いは支払い回数があらかじめ決まっていなくて分割払いは支払う回数があらかじめ決まっているということになります。

 

 

リボ払いを利用するメリットは?3つの利点をチェック!

リボ払いの最大のメリットは、月ごとの出費を平均化できること。予算の計画が立てやすく便利ですし「今月は厳しい…」という状態に陥らずに済みます。他のメリットは、支払いを未来に繰り越すため手元のお金が足りなくても買い物できること。予想外で緊急の支払いが発生した場合に「リボ払いのおかげで助かった!」ということもあり得るでしょう。また好きなときに繰り上げ返済できる柔軟さも嬉しいです。懐具合に応じて、次項で説明する利息手数料を減らす工夫ができるでしょう。

 

 

リボ払いのデメリットは?メリットより大きいって本当?

リボ払いの最大のデメリットは利息手数料がかかるということ。会社によって差はありますが、残高に対し年率15%程度の利息手数料が相場です。完済するまでずっとかかるので、返済期間が長引くほど余計な支払いが増えてしまいます。その他に出費額を把握しにくいというのも欠点です。高価な物をたくさん買っても月々の価格は変わらないため、使ったという自覚がイマイチ湧きません。浪費が増えてしまう危険もあります。悪ければ利息手数料と浪費癖が合わさって、借金地獄に陥って自己破産なんて事にもなりかねません。

 

 

リボ払いの使い方!リボ払いを使ってもいいのは、どんなケース?

メリットとデメリットを紹介しましたが、利息がかかるというデメリットは正直大きいです。そのため、実際のところ日本では意外と人気がありません。特に金銭的余裕が少ない人や「金遣いが荒い」と言われる人は使わない方がいいでしょう。逆に金銭感覚がしっかりしていて、繰上げ返済を上手く使って利息の出費を抑えられる人はリボ払いを検討しても問題ないと言えます。

 

 

キャッシングのリボ払い|毎月の支払額はカード会社によって違う?

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。ショッピング枠だけでなく、キャッシング枠でお金を借りた際も返済をリボ払いで行う事が可能です。毎月の最低支払い額はカード会社によって異なります。

 

楽天カードのリボ払いについて詳しく!

楽天カードのリボ払いは、楽天e-NAVIを使っていつでも一括払いや一部繰り上げ返済ができるのが特徴です。毎月の最低返済額は、ショッピング枠とキャッシング枠で異なります。ショッピング枠リボ払いにおける毎月の支払い額は、残高20万円以下だと5,000円、残高20万円以上だと10,000円です。キャッシング枠リボ払いにおける毎月の支払い額は、より細分化されています。残高10万円以下だと、毎月3,000円です。さらに残高が多くなるにつれ毎月の返済額も増えていき、10~20万円だと6,000円、20~50万円だと10,000円、50~100万円だと20,000円です。最も多いのが100万円以上で、毎月最低40,000円になります。キャッシングなのでこれに加えて利息分も毎月支払わなければなりません。

 

エポスカードのリボ払いについて詳しく!

エポスカードでリボ払いをすると、エポスポイント(マルイで使ったり商品券に交換できたりします)が多く貰えます。また、エポスカードのリボ払いは支払いコースが多く自分のペースに合わせて返済しやすいのも特徴です。エポスカードのショッピング枠リボ払いには、標準コース、長期コース、定額コースがあります。標準コースと長期コースは残高に応じて毎月の支払い額が決定され、長期コースの方がより毎月の支払い額が安く、支払いが長期間にわたります。最も少ない残高5万円以下での毎月支払い額は、標準コースで5,000円、長期コースで3,000円です。最も多い設定は残高が80万円より多い場合で、毎月の支払い額は標準コース50,000円、長期コース40,000円です。定期コースは、残高に関係なく自分で毎月の支払い額を決めるコースです。最低毎月5,000円からで、最高毎月200,000万円まで選べます。キャッシング利用枠のリボ払いには、新標準コース、標準コース、定額コースがあります。新標準コースと標準コースは、残高に応じて毎月支払い額が決まります。最も少ない残高5万円以下の場合の毎月支払い額は、新標準コースで5,000円、標準コースで3,000円です。最も多いのは残高50万円以上の場合で、毎月支払い額は新標準コースで17,000円、標準コースで20,000円です。定額コースは、ショッピング枠の時と同様に残高に関係なく自分で毎月支払い額を決めるタイプです。キャッシング枠の場合、毎月5,000円~100,000円の間で選択出来ます。

 

jcbカードの「支払い名人」って、何?普通のリボ払いと違うの?

JCBカードの支払い名人は、普通のリボ払いと似ていますが、より進化したシステムです。支払い名人の場合、毎月自分で支払金額を設定し、設定額を超えた分のみがリボ払いになります。また、毎回初回月の手数料が無料なので、普通のリボ払いよりも手数料出費を抑えることができます。さらに支払い名人に登録しておくと、JCBカードで買った物に自動で「ショッピングガード保険」が付帯します。ショッピングガード保険とは、購入から90日間最高100万円まで購入商品を補償してくれる保険です。このように支払い名人は、普通のリボ払いと比べてメリットが増え、逆にデメリットはほぼ増えないサービスと言えます。

 

 

注意!申込時点からリボ払いになっているカードローンもある!

クレジットカードの中には、初期設定がリボ払いになっているものもあります。調べたところファミマTカードなどが該当します。「リボ払いは嫌」という人は注意してください。

 

 

リボ払いを使うメリットとデメリットについてのまとめ

リボ払いは月々の支払いを一定にできるので、お金のやりくりが楽になります。しかし、利息手数料がかかるという大きなデメリットも抱えています。多少お金の負担が増えてもいいから月々の収支を安定させたいという人は活用してみましょう。「節約したい!」という人は他の支払い方が向いていますが、最初からリボ払いに設定されているクレジットカードカードもあります。そのため、カードを作ったらしっかりと支払方式を確認する事を心がけましょう。

 

 

【おまけ】リボ払いを利用するなら、シュミレーションが必須!

リボ払いで借金地獄にならないために、前もって支払い計画を持っておくと安心です。多くのクレジットカード会社が、ホームページ上に支払い計算シュミレーションができるページを設けています。リボ払いを利用したい人は、まずシュミレーションで計算して問題ないと確信してから使うようにしましょう。