楽天カードが強制解約?その理由と対処法を教えます

楽天カードが強制解約?その理由と対処法を教えます

あれ?楽天カードが突然使えなくなった!

普段と同じようにお店で楽天カードを使おうとしたら断られた。ネットショッピングで楽天カードを使おうとしたら決済できなかった。

 

昨日までは使えたのに…と途方に暮れてしまいますよね。

 

楽天カードは様々な理由により突然利用停止や強制解約になることがあります。
そしてそのことがカード利用者に通知されることはないので、使おうとして初めてそのことに気付かされることが多いのです。

 

そこでこのページでは強制解約された理由やその対処法を説明し、強制解約された場合の残金の返済や今後のカード利用、貯めた楽天ポイントはどうなるのか、またカード以外に影響が出ることがあるのかなども詳しく解説していきます。

 

 

突然楽天カードが強制解約!延滞もしていない時の理由とは

一般的に強制解約される理由として最も多いのは延滞です。支払期日までに支払わず、その後も請求されても支払わなければ解約されるのは当然です。しかし毎月きちんと支払い延滞もしていないのに強制解約されることがあるのです。そこにはカード契約後の楽天カード側の審査によるものや、疑わしい利用法だと楽天カード側が認識したときなど、楽天カード内の考え方や都合による強制解約だと考えられるものなのです。主な2つの理由について説明していきます。

 

延滞の有無は関係なく途上与信に通らず強制解約される

楽天カードは他社のクレジットカードに比べて比較的入会しやすいカードだといわれています。入会時の審査が他社に比べて比較的優しいともいわれています。しかしカード会社では入会の時だけ審査を行うのではなく、契約後においても信用情報を確認して審査します。これを途上与信やモニタリングと呼んでいます。途上与信では年収や勤続年数など様々な要素を点数化し(スコアリング)その合計点で審査を行います。カード作成から6ヶ月ごとの途上与信のほかカードの更新時にも行われます。キャッシング枠を設定していなかったひとが新たに申請した時、キャッシングやショッピング枠の増額申請した時、キャッシングの利用時などにも途上与信を行います。ほかにもゴールドカードへの勧誘のメールを受け取り申し込んだところ、ゴールドカードへの入会は審査落ちで手持ちのカードは途上与信で強制解約になったという事例もあります。楽天カードは入会しやすいぶん途上与信では厳しく審査が行われます。このために入会時には問題がなかったのに、途上与信で審査に引っ掛かり強制解約されることも多いのです。

 

不正利用の疑いで強制解約されることも

いきなり強制解約になるパターンとしては、楽天カード会社に不正利用が疑われたことが原因によるものがあります。例えば新幹線の回数券といった金券類や貴金属、パソコン、電化製品などを短期間のうちに何度も購入した時が多いのです。これらのものを金券ショップやリサイクルショップなどに売ることで現金化しているのではないか、つまり換金目的でのカード利用ではないかと疑われるからです。クレジットカードを換金目的で使用することは禁じられており、この規約に違反したという理由で強制解約になるのです。またこのような使い方をしたことについて、楽天カード会社から理由を聞かれることもありません。

 

 

楽天カードが強制解約された理由を知る方法は?

ある日突然使えなくなった楽天カード。楽天カードのホームページにログインして見てみるとエラーコード2という文字が。知らない間に強制解約になっています。その理由を知りたいと思うのは当然のことです。そこで楽天カードのコンタクトセンターに電話をして理由を尋ねてみるのですが、ほとんどの場合その理由を教えてくれることはありません。審査に関する事項は楽天カードの機密事項であり、開示請求を行っても審査に関することはまず開示されません。ただコンタクトセンターのオペレーターによっては、根負けして簡単に説明してくれることもあるようです。どうしても知りたければ、オペーレーターに食い下がって聞き出す以外にはないようです。

 

 

強制解約になると復活は無理?他のカードを申込むしかない?

光熱費などの公共料金をクレジットカードで支払う方は多く、楽天カードを強制解約されると本当に困りますよね。強制解約というのは強制退会でもあり、すでにカード会員ではないため復活はできません。返済の遅延や滞納などがない場合の強制解約は信用情報機関には記録されませんので、他社のクレジットカードを申し込めば審査を通る可能性がありますので、クレジットカードが必要な方は他社のカードを検討してください。

 

強制解約された楽天カードへの再入会は相当厳しい

楽天カードを強制解約になった場合、もう一度楽天カードに申し込めば新規契約として再入会できるのでしょうか。結論から言うとズバリ無理です。延滞などしていないのに強制退会となることがありますが、利用規約に当社が必要と判断した場合にはカード利用の停止や会員資格の取消しが出来るとなっていて、楽天カード側が会員としてふさわしくないと判断しているためです。このデータは当然ながら楽天カード会社で保存されており、再入会を申し込んでも強制解約から6ヶ月間は審査の対象にもなりません。また社内のデータですから消されることなく保管されることも考えられるので、再入会は絶望的だと言わざるを得ません。

 

 

強制解約されたら楽天カードの分割払いは一括で返済する?

普段から一括払いにしている人は、強制解約になったからといって残債を一括で請求されても慌てることはないでしょうが、分割払いやリボ払いを利用している人が、いきなり一括で残債を請求されると支払いに困ってしまいます。楽天カードでは分割払いやリボ払いで支払っている人に対して、強制解約したからといって一括で請求することはないようです。ですので当初の契約通りに返済すればよいのです。ただし延滞が原因で強制解約された場合には一括での請求もあるので注意が必要です。

 

 

楽天カードの強制解約で楽天ポイントもなくなるの?

楽天カードは入会のしやすさで選ぶ方が多いのですが、付与されるポイントに魅力を感じて入会される方も多いです。楽天カードを強制解約されると、それまでせっせと貯めたポイントも消えてしまうのでしょうか。楽天のポイントは楽天スーパーポイント口座で管理されていて楽天カードとは紐づけされているだけです。このため楽天カードを強制解約されても、ポイントは楽天スーパーポイント口座で管理されているため消失することはありません。

 

 

楽天カードの強制解約でETCカードも使えない?

楽天ポイントが付与されるということで、ETCカードも楽天カードで発行してもらい利用している方が多いと思いますが、楽天カードが強制解約となた場合には、ETCカードはどのような扱いになるのでしょうか。これは楽天カードのカード会員規約に記載されており、会員は退会する場合、直ちに当該カード、当該カードに付帯するカード(ETCカード等)を当社へ返却するか会員の責任において破棄するものとします。 となっており、強制解約と同時にETCカードも利用不可になります。また家族カードも同様に利用不可になります。

 

 

楽天カードの強制解約で住宅ローンの審査が通らない?

楽天カードを強制解約されると住宅ローンや自動車ローンなどの審査に影響が出るのでしょうか。実は強制解約になったからといって必ず審査に影響がでるとは限らないのです。審査には信用情報機関に記載されているデータを参照するのですが、強制解約自体は信用情報には記載されません。規約違反や不正利用を疑われての強制解約でも影響はありません。影響があるのは事故情報として記録される、一般的にブラックリストに載るという状態の時です。61日以上の滞納により強制解約となった場合には致命的で、ローンやカードの申し込みにおいて審査に通ることはありません。またこの事故情報は返済終了後5年間は信用情報に記載されるので、ブラックリストに載れば5年以上はローンやカードの申し込みを行っても必ず審査で落とされることになります。

 

 

楽天カードを強制解約されたときの対処法のまとめ

ここまで見てきたように、楽天カードでは滞納以外の様々な理由で強制解約させられる場合があります。入会時はハードルが低かった審査が、契約後の審査である途上与信ではやや厳しくなるためです。そして理由に如何を問わず、強制解約された場合に復活することはできず、新規入会として申し込んでも審査もされない状態となります。ですので他社のクレジットカードへの入会を検討してください。気になる信用情報への記載、いわゆるブラックリストに記載されるのは、あくまで延滞による強制解約の場合だけです。延滞以外での強制解約ではブラックリストには記載されませんので、住宅や自動車のローンの申し込みや、他社のカードの新規申し込みに影響は出ません。

 

 

楽天カードは利用停止になってもなにも通知されない

楽天カードが利用停止や強制解約となったことを知るのは、カードを使おうとしたときに決済できなかったり、楽天カードのホームページにログインしようとした際にエラーコードが出て、あわててコンタクトセンターに問い合わせたときでしょう。では利用停止や強制解約になった時に通知はあるのでしょうか。楽天カードでは利用停止や強制解約の際に通知はされません。ただし、ショッピング枠やキャッシング枠の増額申請をしたときや、メールで案内されたゴールドカードの入会申請を行ったときには、それらの審査結果といっしょに強制解約になったことが書かれた手紙が送られてくるようです。

 

 

楽天カードの強制解約で他の楽天のサービスにも影響がでる?

楽天カードには楽天Edy一体型のものがあったり、楽天市場や楽天銀行、楽天証券など楽天の名前で様々なサービスも展開しています。では楽天カードを強制解約された場合、どのような影響が出るのでしょうか。楽天カードと一体になっている楽天Edyですがそのまま使用できます。もちろんですが楽天カードからのチャージはできませんので、他のカードからチャージを行うようにします。楽天市場はもちろん利用できますが、こちらも他社のカードを利用することになります。楽天銀行や楽天証券では楽天カードを持つことで優遇されるサービスが利用できなくなるだけで、ほかには特に影響はありません。