おまとめローンの審査に通らない理由と対処法!どこなら通りやすい?

おまとめローンの審査に通らない理由と対処法!どこなら通りやすい?

おまとめローンの審査に通るための対策を知りたい!

おまとめローンは、複数社からの借入を借り換えによって一本化できるもので、毎月の返済の管理を簡単にしたい人や、金利を安くしたい方がよく利用しています。

 

そんなとても魅力的なおまとめローンですが、「通常の審査より厳しくなっていて審査に通らない」という声もよく聞かれます。
ここでは、おまとめローンの審査に通らない理由とその対処法について詳しく解説していきます。

 

 

おまとめローンによる借金の一本化はこんなに良い

おまとめローンは、基本的に複数社の債務を借り換えて一本化し、金利と返済の負担を軽くすることで債務完済を目指すものです。複数のカード会社からキャッシングしていると、返済期日がそれぞれ異なっていることがよくあります。そのためATMや返済口座への入金するタイミングが遅れてしまうリスクがあり、何度もATMに出向くのも面倒です。また、借入金少額だと返済金利が高くなるため、借入業者が分散していると無駄なお金を支払うことにもなります。おまとめローンを利用すれば、複数の借金がひとつにまとまるため、返済期日は月に一度となって管理がとても楽になります。さらに、多くの場合で現在より低金利となるためお得です。現在返済が苦しい状態なら、おまとめローンで毎月の返済額を低く設定することも出来ます。なにより、おまとめローンは通常のカードローンと異なり追加の借入ができない返済専用のローンなので、確実に返済していけるところも魅力です。

 

 

おまとめローンVS通常のカードローン 審査はどう違う?

おまとめローンの審査と通常のカードローンの審査の違いは、借入件数の多さへの厳しさと借入総額が総量規制に触れるかどうかのどちらを重要視するかにあります。通常のカードローンでは総量規制の制限を受けるために審査において借入総額が重要視され、借入額の総計が収入の1/3以下でなければ審査に通りません。一方おまとめローンは総量規制の制限を受けないローンです。もともと複数の借入をまとめて一本化するためのものなので、借入総額が収入の1/3を超えていても問題はありません。その反面おまとめローンでは借入件数が多いと審査に落ちます。たとえば、300万円を一社から借りている方が、200万円を4社以上から借りているより信用度が高いと評価されて審査に通りやすいのです。

 

おまとめローンの申し込みは慎重に

おまとめローンの厳しい審査をクリアするためには、安易な申し込みをしてはいけません。絶対に避けてほしいのが、複数のおまとめローンに同時に申し込むことです。ローンの申し込みに関しては「数撃ちゃ当たる」はありえません。複数他社に同時に申し込むのは大きく評価を下げてしまう行為です。あなたがどこのローン会社へのいくらの借り入れ申し込みをしたかということはほぼ全ての業者が共有できるので、結果的にどこも審査落ちしてしまうということになりかねません。また、カードローン会社はそれぞれの顧客情報を共有できるため、あなたの「現実」は握られてしまっています。借入状況について嘘をついたり、うっかり見落としてしまったりすると、虚偽の申告と受け取られて即時却下となってしまいます。おまとめローンを申し込むときには、慎重に準備したいものです。

 

銀行のおまとめローンは消費者金融に比べると難関

おまとめローンの場合、消費者金融の審査通過率は40%程度だといわれているのに対し、銀行カードローンの場合だと15~20%程度と低くなっています。よく「銀行の審査は厳しい」という声が聞かれますが実際の数字にも表れているのです。銀行のおまとめローンのハードルが消費者金融より高い理由は、貸出のための原資が顧客の預金、つまり「他人の金」だからです。そのため貸し倒れのリスクを最低限に抑えようとして、厳しい審査を行っているのです。銀行の金利が消費者金融より低くなっているのも、銀行が預金業務と兼務しているため貸出のための原資が豊富にあるためです。一方、貸金業者は貸金専門で営業していて、貸出のための原資は自前で用意しなくてはならないので審査を緩めにして多くの顧客を獲得した上で、金利を高くして利益を確保しようとするのです。

 

 

おまとめローンの審査は年収が低くても通る?

銀行のおまとめローンの審査が厳しいことは事実ですが、意外なことに年収が低めでも大丈夫なのです。おまとめローンは貸し付け総額が多くなりますが金利と返済額は低く設定されているため毎月の返済は比較的ラクになっています。しかしその分貸付期間が長期化しがちになるため、長期に渡って返済を続けられるかどうかが審査において重要視されるのです。そのため年収の多寡よりも「長期的に安定した収入が見込まれるか」が大切になってきます。具体的に言うと、勤続年数が長いことや正社員であることが年収以上に評価されるのです。

 

おまとめローンはどこでも総量規制の例外貸し付け

貸金業社の貸付額は、申込者の年収の1/3を超えては行けないという規制があります。これが総量規制で貸金業社はこれを守らなければ営業を続けることができません。かつては申込者の年収以上の貸し付けが行われていましたが、多重債務に陥る人が大量に発生して社会問題となったため、総量規制が設けられたのです。銀行からの借入れや法人名義での借入れ、住宅ローンなどは対象外です。おまとめローンは貸金業者が扱っているものでも総量規制の対象外となっています。その理由は、総量規制の例外貸し付けに当たるためですが、残高は総量規制の借入残高に加算されるためおまとめローンの借り入れの後で貸金業者のカードローンを申し込んでも審査を通過できないことがあります。

 

 

ここをチェック!おまとめローンの審査に通らない理由

おまとめローンの審査でチェックされるのは次の通りで、いずれも申し込みの際に申告するものです。
◎申込者の属性
・収入
・勤務先
・職業
・雇用形態
・勤続年数
・居住形態
・居住年数
・家族構成
・年齢
◎債務の状況
・借入状況
・信用情報
以上の項目を見たうえで融資申込者の返済能力を判断しますが、審査に通らない主な理由としては、
・雇用形態が不安定(正規雇用でない)
・収入に比べて借入額が多すぎる(おおむね1/2以上)
・信用情報に問題がある(滞納履歴などがある)
が挙げられます。なお審査に通りたいからといって嘘の申告をしたり、うっかり誤った申告を提出したりすれば審査落ちは確実となるのでご注意ください。

 

他社の借入件数が3社を越えると審査は難しい

おまとめローンは複数の借り入れをまとめるためのものですが、あまりに借入件数が多いと審査に通りません。借入総額にもよりますが、多くの場合4社を越える借り入れは審査落ちしてしまうようです。借入件数が多いということは、やはり金銭管理能力が低いことを物語ってしまいます。また、必要な金額を1社から借り入れられなかったと判断されます。借入額の上限は申込者の信用力で決められるもので、低額の融資しか認められなかったということは信用力もそれに応じたものであることが分かるのです。

 

おまとめローン審査に信用情報は影響大!

信用情報とは、信用機関がクレジットやローンなどの信用取引に関する情報を集めたものです。契約内容や返済履歴、支払状況および利用残高などの客観的な取引事実が掲載されており、貸金・金融会社はこれを参考にして貸し付け申し込み者への貸し付けを行うかどうかを審査しています。おまとめローン審査においてもこの信用情報は重要な参考資料とされ、対象者に貸し付けを行うかどうかを判断しているのです。これまで期日に遅れることなくきちんと返済していたり計画的にローンを利用していたりすれば、信用情報はあなたの審査にとってプラスの材料となります。なお過去に複数回の滞納や債務整理を行った履歴が残っているといった、いわゆるブラックリストに載った状態であれば審査に通ることはありません。

 

 

おまとめローンの審査で押さえたいポイント

ここまでの内容から、おまとめローンの審査に通るために押さえておきたいポイントを以下にまとめました。
・借り入れ件数が3件以内
・延滞や事故情報がない
・勤務(在籍)年数が長い
・申し込み内容に嘘がない
・複数の審査申し込みがない
以上の5項目については、しっかりとチェックしてぜひ押さえておくことが審査に通るコツです。もし借入件数が4件以上あるなら、身内や友人から一時的にお金を借りて3件までに減らしておくことをおすすめします。短期間に複数の審査申込をしないことも重要です。なお正社員で働いていたり、持ち家があったりすればより審査に通りやすくなり安心です。若い方なら賃貸での一人暮らしより親の持ち家に同居している方が高評価となります。

 

借入全てを一本化できないなら、一部申し込みで審査を受けよう

おまとめローンは、複数のローンを一本化するのが目的ですが、必ずしも全ての債務をまとめなければならないというものではありません。たとえば、おまとめローンより低い金利で借りているのであれば、まとめてしまうと損になります。また、おまとめローンで借りられる金額が、現在の借入額より少ないというケースもあります。その場合は、おまとめローンでまとまるものだけを申し込めばよいのです。おまとめローンでは、借金の完済を目指すものではありますが、銀行側としては、貸したお金を確実に返してもらえたらいいのですから、一部の債務を残したからと言って、審査に通らなくなるという心配は無用です。このとき注意しなければいけないのは、おまとめ対象でない借り入れを内緒にしないことです。申込書類にある他社からの借り入れ状況については、まとめない借金についても正直に記入しておくことが必要です。

 

おまとめローンの借入限度額はいくらにするべきか?

借り入れを希望する金額が高いほど審査には通りにくくなります。元々おまとめローンは複数の債務をまとめて返済するためのものなので借入限度額は高めに設定されていますが、借入限度額いっぱいまで借りられるかは別問題です。だからといって必要な金額よりはるかに低い金額の借入では、おまとめローンを組むメリットがなくなってしまいます。実際に融資を申し込む前に、自分の必要な金額を借入れられるのかを直接コールセンターまで問い合わせてみるのが確実です。

 

おまとめローンを成功させたいなら おまとめ先選びは慎重に

おまとめローンと一口にいっても、各社毎に審査基準が異なります。もちろん先にあげた5つの条件はどこの金融機関でも同じですが、審査に通るかの可能性については微妙に判断が変わってくるのです。まずは各社のおまとめローンについて、特徴をしっかりと吟味したうえで自分に合ったところを1社選んでください(二股を掛けたりしてはいけません)。ネットの情報だけで分からなければ、直接コールセンターに問い合わせて納得できるまで調べることをおすすめします。

 

 

審査に通らないなら早めに債務整理も視野に入れて

借金が重なってしまい多重債務になってしまうと、返済が追いつかず借金は増えていく一方になりますが間違っても闇金からお金を借りてしのごうなどと考えないでください。おまとめローンの審査に通らず返済できる見通しが立たないなら、できるだけ早く弁護士や司法書士などの専門家に相談して債務整理を行うべきです。債務整理には自己破産・個人再生・任意整理・過払い金請求があり、いずれも借金を精算するための手段です。どれを選べばよいのかは債務総額や借入先、自己資産の有無などによって変わってきます。債務整理の相談は無料で受け付けてもらえるのでとにかく一度問い合わせてみてください。

 

 

おまとめローン審査の前に読んでほしい

おまとめローンの審査について解説しました。何事も傷が浅いうちに手を打つのが確実なのですが、何とかなるだろうと思っているうちにどうにもならなくなってしまうということは、よくあるものです。多重債務はとても恐ろしいもので、返済のために借金がふくらんでいくという蟻地獄のような世界です。早めにおまとめローンを利用して借金を確実に減らしていくか、見切りをつけて債務整理を検討するかのいずれかをおすすめします。