アイフルとの取引履歴の請求方法と過払い金の請求状況を解説

アイフルとの取引履歴の請求方法と過払い金の請求状況を解説

アイフルとの取引履歴を請求しましょう

「前にアイフルからお金を借りていたけど、過払い金って発生しているのかな?」

 

テレビで流れてくる過払い金のCMを見て、そんなことを考える方も多いのではないでしょうか。
過払い金があるかどうかの確認方法として、取引履歴を請求して閲覧することが基本となってきます。

 

取引履歴とは貸金業者が顧客の契約日・貸付金額・受領(弁済)金額・利率などを記載した業務帳簿にもとづいて、取引の経過や債務内容などを記録したものです。
過払い金の請求に際してこの取引履歴が重要な書類となってくるのです。

 

ここでは取引履歴をアイフルへ請求する方法を詳しく解説し、さらにアイフルへ過払い金の請求を行った場合の状況についても解説しています。

 

 

アイフルの取引履歴を見ればここまでわかります

貸金業者は貸出先ごとに業務帳簿を作成し、保存する義務が法令で定められています。業務帳簿には契約年月日・貸付金額・受領(弁済)金額・利率などが記載されており、これを基にして取引履歴が作られます。取引履歴とはアイフルとの間でいつ・いくら借りたのか、いつ・いくら返済したのか、返済額のうち利息はいくらで元金にはいくら充当したのか、その時の約定利率は何%だったのか、そして残高はいくらになったのか、などが分かる書類です。つまりこの取引履歴を見ればアイフルとの契約状況がすべて把握できるのです。そしてこの取引履歴から法定金利で再計算して、どのくらいの過払い金があるのかを確定していくのです。

 

 

アイフルへの取引履歴の請求方法と連絡先について

以前は開示請求書に記入して郵送しないと取引履歴取得はできませんでしたが、今はアイフルへの取引履歴の請求(取引履歴開示請求)は電話で行うことができます。メールで請求した場合でも、電話で請求するようにとの返信が返ってきます。電話番号は0570-000-417です。IP電話などでつながらない場合には077-503-5102にかけましょう。受付時間は平日の9:00~18:00となっています。

 

 

アイフルの取引履歴は請求後どのくらいで送られてくるのか

アイフルの取引履歴を入手するには、まずアイフルへ電話することから始まります。その際には必ず、契約した当初からの履歴が必要だと伝えましょう。電話口で本人確認が行われます。取引履歴は個人情報ですから本人確認は当然ですね。名前や生年月日、住所などが聞かれます。アイフルの場合はこの電話のあと2週間ほどで自宅へ郵送されてきます。自宅へ送られてくるのが困るという方の場合、最寄りの支店へ取りに行くと伝えれば店頭で受け取ることもできます。ニコスやセディナといったクレジットカード会社の場合は取引履歴の発行まで1カ月程度かかることも珍しくありませんが、アイフルのような消費者金融の場合は1週間程度で発行される会社が多いので、アイフルはやや時間がかかるといった印象を受けます。

 

アイフルに取引履歴を発行してもらうのはお金がかかる?

例えば銀行で取引明細を発行してもらう場合、手数料が必要なことがほとんどです。また信販大手のオリコから取引履歴を取り寄せるのも有料です。ではアイフルの取引履歴は手数料が必要なのでしょうか。消費者金融の大半では取引履歴の発行に手数料を取っていません。アイフルでも原則無料で取引履歴を発行しています。

 

 

アイフルの取引履歴の内容って改ざんされていないの?

取引履歴を取り寄せて見てみたけど、これって本当なのかな?アイフル側に有利になるように記載内容が変えられていないのかなと思う人も多いでしょう。以前は消費者金融へ取引履歴の開示を請求すると拒否して非開示としたり、一部だけを開示したり、内容を改ざんして開示する金融業者がありました。このことが明るみに出てポケットバンクの三洋信販やアコムなど数社は業務停止処分となった経緯があります。また最高裁判所において金融業者は取引履歴を開示する義務を負うという最高裁判決が出ていますので、アイフルを含む金融業者が発行する取引履歴に今は改ざんはありません。

 

 

過払金返還請求に対するアイフルの返還状況と対応について

アイフルはアコムやプロミスなどと違い銀行の傘下に入らず、独立系の消費者金融の中では最大となっています。また倒産の危機に陥るなど経営は一時期ピンチだったこともあり、平成21年に事業再生ADRを利用し再建を図ったこともあります。このような事情からか他の消費者金融に比べて、過払い金請求に対する返還率は低くかなり厳しいといわれています。例えば取引履歴を請求した際に過払い金請求に用いるためと伝えると、裁判の際に過払い金と認識して支払ってたと主張されて請求が全くできなくなる恐れもあるほどです。過払い金請求を任意交渉(和解)で行った場合アコムの返還率は80%、プロミスの返還率は70%と言われていますが、アイフルは10%と相当低くなっています。裁判となった場合でもアイフルの返還率は30~50%と言われています。ですので個人での過払い金返還請求の交渉は無理だと考えて良く、司法書士や弁護士といった専門家に依頼するほうがメリットがあるといえるでしょう。

 

 

アイフルで貸付を受けるための審査基準

ちょっとお財布の中身が苦しいなと思ったときに、気軽に借りることができるのが消費者金融です。イメージとしては誰でも簡単に貸してくれそうなのですが、アイフルではどうなのでしょうか。年齢は20歳から69歳までで正社員やパートを問わず仕事に就いていることが審査に通る基準となります。ですので専業主婦では審査には通りません。また総量規制というルールによって、他社を含めて借入額が年収の1/3を超える場合は借りられません。また過去に2か月以上の延滞があるなどブラックリストだと審査には通りません。

 

 

アイフルの取引履歴と過払金請求の返還状況

過払い金の請求に取引履歴は欠かせませんが、アイフルで取引履歴を請求する場合は電話で申し込み、2週間程度で入手することができます。その際に手数料は必要ありません。その取引履歴に改ざんがあったのは過去の話で、今はそういったことはありません。そしてアイフルに対する過払い金請求の返還率は他社に比べると相当低いといわざるを得ず、司法書士や弁護士といった専門家に依頼するほうが良いといえます。