アイフルのおまとめローンは低金利でお得?メリットとデメリット
アイフルのおまとめローンの特徴とメリット・デメリットについて解説
複数の業者から借金をしていている人の中で、おまとめローンの利用を検討している方も多いと思います。
おまとめローンのサービスはオリックスなどの各銀行にもありますが、消費者金融系の業者でも取り扱っています。
その中で、アイフルのおまとめローンサービスの特徴はどうなっているのでしょうか?
種類や金利、契約審査は?またメリットとデメリットについても知りたい所ですよね。
本記事では、アイフルのおまとめローンについて基礎的なことから細かい部分まで、様々な面から解説していきます。
アイフルのおまとめローンの特徴は?金利はどれくらい?
まずは一般的な「おまとめローン」がどういうものかについて見てみましょう。おまとめローンとは、簡単に言えば多重債務者のための借り換えローンのことです。数社からの借金を、新たな一社から借りたお金で完済し、返済先を一本に絞ることを言います。複数の貸金業者への債務をおまとめすることで、金利や返済の負担を比較的軽くすることが可能。このことから、おまとめローンは「借金の一本化」とも呼ばれています。おまとめローンは銀行や消費者金融など各社で行われていますが、アイフルにもおまとめ専用のローンがあります。アイフルのおまとめローンには「かりかえMAX」と「おまとめMAX」の2種類があるのが特徴となっています。
アイフルのおまとめローン「かりかえMAX」と「おまとめMAX」の金利や特徴について
それでは、アイフルの「かりかえMAX」と「おまとめMAX」にはどういった違いがあるのでしょうか。金利については、「かりかえMAX」の場合12.0%~17.5%で、一方「おまとめMAX」の金利は12.0%~15.0%となっています。融資額はどちらも最大500万円で、やはりどちらも最短即日での融資が可能。そしてこの二つのローンには、もう一点大きな違いがあります。それは「過去にアイフルを利用したかどうか」によってプランが分かれるという点です。アイフルの利用経験がある人の場合、「おまとめMAX」を、利用したことがない場合は「かりかえMAX」を申し込むという仕組みになっています。
アイフルのおまとめローン申し込み条件には何がある?
続いては、アイフルのおまとめローンの申し込み条件について見てみましょう。申し込みの条件としては、「年齢が満20歳以上であること」「定期的な収入があり、且つ返済能力があること」の2点になります。基本的にはこの二つを満たせば融資を受けることが可能ですが、返済能力の判定については審査を経なくてはなりません。
アイフルのおまとめローンの審査はどれくらい厳しい?
アイフルのおまとめローンは、前述のように最短で即日からの融資が可能です。ですから午前中など早い時間に申し込んでおくと、その日のうちに審査結果を聞くことができます。急ぎの場合は、その旨を電話等で伝えておくとよいでしょう。審査に合格すれば契約となり、他社への振り込みという形で融資が行われます。その際代行手数料などは発生せず、振り込み手数料に関してもアイフルの負担となります。一方審査の厳しさについては個別のケースとなるため、一概には言えません。アイフルのおまとめローンで審査される内容としては、現在の借入状況や返済状況、利用残高や、自己破産の経験の有無、在籍確認(職場にバレないように)など、本人に関する情報等があります。審査の前に、本人書類や収入証明書を用意・提出もしなければなりません。こうした信用情報を吟味し、確実で安定した収入があり、且つ著しい返済の滞りなどがないと分かれば、比較的審査には通りやすくなるでしょう。
アイフルのおまとめローンの金利は他社と比べてどう?
今度はアイフルのおまとめローンの金利を、他社の金利と比較してみましょう。前述のように、「おまとめMAX」での上限金利は15.0%となっています。それに対しアコムの借換え専用ローンは上限が18%、プロミスのおまとめローンは17.8%と、他社に比べてアイフルの金利がかなり低いことが分かります。「かりかえMAX」でも上限は17.5%ですから、やはり他の消費者金融系おまとめローンより低金利。楽天銀行のスーパーローンなどと比べると割高ですが、消費者金融系の中では低めであると言えます。
アイフルのおまとめローンは他社の解約が必要なの?
おまとめローンの中には、他社の解約をしないとローンが組めないものがあります。アイフルの場合はどうでしょうか。アイフルのおまとめローンでは、特に他社の解約は義務付けられていません。ですから完済証明書などを提出する必要もないということになります。
アイフルのおまとめローンを組んだあと他社からの借り入れはOK?
ところで、アイフルでおまとめローンを組んだ後に他社で借り入れをすることはできるのでしょうか。この点については、原則的に可能となっています。ただしすでに解約してしまっている業者や、別の業者で新規にカードローンを組む場合は審査で通らない可能性が高くなります。これは信用調査でおまとめローンを組んでいることが分かると、返済能力に乏しいと見られがちなためです。完済しても解約はまだという業者の場合、借り入れは可能ですが、これも信用調査を行われると借り入れを停止される場合もあるため、100%とは言えません。また、せっかくおまとめしているのに新たにクレジットカードを作ったりキャッシングローンを組むのは、本来の目的から外れてしまうという部分もあります。
アイフルのおまとめローン返済額をシミュレーションしてみると
それではアイフルでおまとめローンを組むと返済額はどれくらいになるのでしょうか。具体的にシミュレーションしてみましょう。まず「おまとめMAX」で50万円を借り入れた場合、12回の返済であれば総額541,550円(うち利息41,550円)で毎月の返済額は45,129円となります(金利15.0%)。一方「かりかえMAX」の場合、同じ条件であれば総額は548,652円(利息48,652円)で毎月の返済額は45,721円です。利息についてはアイフルの公式サイトに記載されている例だと、例えば3社から合計180万円を借りており、利息の合計が30日間で25,149円だった場合「おまとめMAX」の金利15.0%であれば30日間の利息は22,191円で済むようになっています。
アイフルのサイクル制ってどんなもの?
アイフルの返済日は2種類から選択できるようになっています。まずは「サイクル制」について見てみましょう。これは返済日の翌日から35日間を返済期間とする制度です。例えば8月7日が初回の借り入れ日だった場合、翌日から35日後の9月11日までが1回目の返済期間となり借り手はこの間に返済を済まさなくてはなりません。期日前の9月7日に返済した場合は、今度はその翌日から35日間が2回目の返済期間となるという仕組みです。
アイフルの約定日制とは?
サイクル制に対し、約定日制というものもあります。アイフルの約定日制とは、借り手の都合の良い日にちを設定しその期日までの10日間を返済期間とするものです。例えば毎月25日を期日とした場合、それまでの10日間(15日から25日まで)に返済することになります。口座振替による自動引き落としも可能です。
アイフルのおまとめローンのデメリットはこんなもの
ではアイフルのおまとめローンにはデメリットはないのでしょうか。気になる注意点について見てみましょう。デメリットの一つ目は、「追加借入ができない」という点です。おまとめローンは返済専用のローンのため追加の借り入れはできないようになっています。2点目は「即日融資するには来店が必要」ということ。アイフルのおまとめローンはネットで申し込みをして必要書類は郵送でもかまいません。しかし郵送だと配達に時間がかかって即日融資は不可能なため、その日におまとめしたいという場合には店舗に足を運んで手続きしなくてはなりません。また下限金利が高いのも難点です。高額の借り入れを行った場合、他社に比べやや不利になることも。さらにおまとめローンで金利が下がっても、返って利息が高くつく場合もあります。これは月々の返済額が下がったせいで返済期間が延びるため、金利が低くても利息の総額が前より増えてしまうという理由によります。
アイフルのおまとめローンのメリットには何がある?
反対にアイフルのおまとめローンのメリットとは何でしょうか。メリットの一つ目は「上限金利が低い」ということです。前述のように、アイフルのおまとめローンの上限は15.0%(おまとめMAX)。これは銀行カードローンの上限金利に近い数字で、消費者金融系の他社と比べて一段低くなっています。2つ目のポイントは「最短即日で融資ができる」ということ。なるべく早くまとめてしまいたいという人にはうれしいメリットでしょう。そして3点目は「インターネットで申し込みができる」という点です。アコムやプロミスの場合、おまとめローンでネットからの申し込みはできないようになっていますが、アイフルは可能。これは非常に大きなメリットと言えます。
総量規制とは?おまとめローンは総量規制に含まれる?
貸金業法では「総量規制」というものが設定されています。総量規制とは、利用者の年収の三分の一までしか融資できないという制限を言います。例えば利用者の年収が300万円であった場合、限度額である100万円以上の融資は認められません。さらにすでに他社からの借り入れがあった場合は、それを差し引いた金額が融資の上限となります。それでは、おまとめローンは総量規制の対象に含まれるのでしょうか。実はおまとめローンの場合、総量規制の適用外となっています。これは多重債務者の救済のための施策で、おまとめすることで金利や月々の返済額が以前より低くなる場合、総量規制の制限を超えた融資が可能となっています。
アイフルからおまとめローン提案の電話が・・・審査にはどう影響する?
複数の債務がある人の中には、アイフルなどからおまとめローンの提案の電話を受けたという人も少なくありません。それではおまとめローンの案内電話を受けた場合、審査は必ず通るのでしょうか?アイフルの審査は二段階で、仮審査の後本審査があります。仮審査は申し込みの資格を判定する非常に簡単なもので、大抵の場合は合格となります。一方本審査では他社からの借り入れ状況や勤務先、年収などを詳しく審査します。この本審査で不合格となることも多く、たとえ電話を受けたからと言って必ず受かるとは限りません。
申し込みブラックとは?おまとめローンにいくつも申し込むのはあり?なし?
「申し込みブラック」と呼ばれる状態は、短い期間に複数のキャッシングやカードローンの申し込みをした場合を言い、この状態になるとローンの審査に通りづらくなるという弊害があります。一般的には1ヵ月に3つ以上の申し込みをすると、申し込みブラックに陥る可能性が高くなると言われています。これは短期間に複数社へ借り入れを申請することで、返済能力が疑われやすくなるためです。これはおまとめローンの場合でも同様です。
どうしておまとめローンに何社も申し込むとブラックになるの?
上記のように短期間で複数の融資を申し込んだ場合、申し込みブラックとみなされて審査に通りにくくなります。これはおまとめローンの場合も同じで、あまり立て続けにおまとめローンを申請すると業者側の心証を損ないかねません。返済能力がないとみなされやすくなるため、重ねて申請するより一つずつに絞ったほうがよいでしょう。
おまとめローンで申し込みブラックになった人の体験談
おまとめローンをまとめて何社も申請しすぎると、申し込みブラックになりかねないということですが、何社くらい申し込むとアウトなのでしょうか。口コミの体験談を探ってみると、大体4社ほど申し込みが重なればほぼ確実にブラックとなるようです。これを回避するには、最低でも1週間は時間をずらして申し込んだ方がよいでしょう。
アイフルのおまとめローンの総括
以上見てきたように、アイフルのおまとめローンは「かりかえMAX」と「おまとめMAX」の2種類があります。メリットとしては「上限金利が低い」「即日融資が可能」といった点があり、一方デメリットとしては「下限金利が高い」「場合によっては利息が高くつくこともある」といった点が挙げられます。またおまとめローンでも一度に何社も申し込むと申し込みブラックに認定される恐れもあるため、注意が必要です。
プロミスのおまとめローンの審査について
おまけとして、プロミスのおまとめローンの審査についても見てみましょう。プロミスのおまとめローンの審査は、決して甘くないと言えます。おまとめローンは総量規制がかからないため、融資額が大きくなりがちです。つまりそれだけ審査も厳しくなるわけです。少しでも通りやすくするためには、事前にしっかりと準備をしておくことが大切になります。
アイフルから催促の電話!正しい対応は?
さらにおまけとして、アイフルの催促電話についても見ておきましょう。アイフルは返済期日を過ぎても支払いの確認ができない場合、利用者の元へ電話をかけてくることがあります。これは単に延滞の通知で、この時点で適切に対応すればそれほど問題はありません。しかし無視したり放置すれば、会社に電話がかかってきたり、さらには督促状が届けられるなどして職場や家族にバレたり、最悪の場合法的措置が取られることもあります。返済が間に合わない場合は、早い段階でアイフルに連絡して説明すれば次の入金などについて相談できるので安心。そうすることで、こうした問題を避けることができるでしょう。