浮気調査と素行調査は何がどう違うのか？依頼方法や注意点について
浮気調査と素行調査の相違点について
探偵事務所の調査員は調査のプロです。事務所に依頼する際には浮気調査・素行調査などから選べますが、「調査の違いがよくわからない」と感じる人も多いようです。実際、浮気調査であっても素行調査であっても同じように尾行や監視などを行うことから、その違いが一見わかりにくくなっています。 このように探偵に依頼する際には解らない事が多いですが、こうした疑問点を解消して安心して探偵社に依頼できる様になりましょう。
浮気調査は素行調査の派生系
浮気調査と素行調査は基本的に大きく変わりません。基本的にどちらでも同じように尾行・張り込みを行いますが、浮気調査の場合には「不倫の証拠を掴む」といったことを主眼として行われるという違いがあります。 また、浮気調査は「ターゲットが浮気をしているのでは」といった心配があるからこそ探偵事務所に浮気相談するものです。そのため、素行調査よりも浮気調査の方が”成果”が出やすいところもポイントです。
素行調査とは？その基本を知る
探偵業の基本は素行調査です。素行調査は対象者の行動や人となりを見破るするために行われ、基本的には２人体制で監視・尾行などが行われます。調査の結果、浮気の事実などが発覚した場合にはカウンセラーへの相談や裁判、法的措置などのアフターフォローが行われることとなります。後述するように素行調査は浮気調査よりもバレた際のリスクが少ないといった特徴もあります。
浮気調査と素行調査の調査方法の違いとは？
浮気調査・素行調査のどちらも基本的な調査方法は同じです。まず、依頼者から話を聞くとともに交際関係などを調べて調査をしていくこととなります。実際の調査は監視・尾行が主なものとなり、これも両者で違いがありません。しかし、浮気調査の場合、「愛人とホテルに入る瞬間」などの裁判でも使える写真・動画を撮影・録画する必要性があることから、ビデオカメラなどの特殊機材が用いられることが多くなっています。それだけでなく、浮気調査では「依頼者が浮気しやすい環境を作為する」といったような工作も行われることもあるのも違いでしょう。浮気調査では依頼者の情報提供も重要なポイントであり、「この時間帯にターゲットが外出する」「急にターゲットがいなくなった」といった依頼者からの情報提供によって調査の成否が決まってくるところも素行調査との違いです。
浮気調査と素行調査にかかる費用を比較しよう
素行調査の費用相場は２名で調査をしてもらった場合には「1.5万円から２万円」程度となります。パック料金で頼むと低料金でお願いできることもありますが、完全成功報酬制だと調査結果次第で料金を支払うこととなります。他に、素行調査経費として交通費や宿泊費、通信費などの諸経費もかかってきます。報告書の作成をしてもらうならば、そのための手数料も別途でかかります。 また、浮気調査と素行調査はやることがそこまで変わらないために、かかる費用もそこまで違いがありません。探偵事務所によっては同一料金でお願いできることもあります。しかし、浮気調査は調査期間が長期に渡ることも多く、より依頼費用が高額になりがちです。それだけでなく、浮気調査は特殊機材を使用することもあることから、素行調査よりも高めの料金設定となっている事が多くなっています。 とはいえ、素行調査の方が高くなるケースもけっこうあります。例えば、「ターゲットが遠方に住んでいる」「調査が深夜帯になる」「対象者の情報が皆無」といった場合です。こうした際には浮気調査よりも遥かに高額となることもありますから、気をつけましょう。
浮気調査と素行調査の違いとして知っておきたい「バレた時のダメージ」
浮気調査と素行調査はバレた時のダメージも変わってきます。例えば、素行調査の場合、バレたとしても大きな問題にはなりにくいものです。せいぜい気分を害する程度で済むでしょう。 しかし、浮気調査となると話は異なります。浮気調査をしている事がバレるとターゲットが警戒して一切浮気行為をしなくなってしまうこともありますし、依頼者とターゲットの関係に問題が生じることもあります。このようなことから、浮気調査を行ってもらってバレた際には依頼費用が返金してもらえることなどがあります。 加えて、浮気調査はよりバレやすいこともポイントです。浮気をしている側も「調査されているのでは」といったように注意深くなりますから、調査の難易度も増してくるのです。こうしたこともあり、浮気調査の方が素行調査よりも割高になってくることがあります。
素行調査を行う相手について～見ず知らずの他人を調査することも可能？
素行調査は色々な目的で依頼されますか、例としては「投資先会社の経営状況を調べる」「結婚相手の人となりを調べる」「パートナーが不倫しているかどうか調べる」といったような目的で依頼されます。その他にも素行調査が活用されるケースは実に様々であり、依頼者の数だけ素行調査のバリエーションが有るといっても過言ではありません。 そんな素行調査なのですが、ターゲットが全くの他人であったとして基本的に問題はありません。調査自体は違法でもないことから、告知する必要性もありません。しかし、調査方法によっては問題が生じることも。例えば、対象者のマンションに進入する、監視カメラを仕掛けると言った行為は違法となることもあります。収集した個人情報を誤用することも法律に問われることがありますから、こうした点に気をつけて依頼すると良いでしょう。
素行調査は不倫の確信が持てない際にも利用しやすい
浮気調査を行っても浮気の実態がないことももちろんあり、浮気調査を行うのは気がとがめるという人もいるでしょう。また、配偶者が浮気しているといった確信がないのに浮気調査を依頼するのは気が進まないといった場合もあるでしょう。 こうした際に素行調査を活用してみると良いでしょう。素行調査であればもしも調査している事がバレても浮気調査がバレた時よりもダメージが少ないもの。依頼者からターゲットに「調査を依頼した」と伝えなければ、対象者も誰が調査しているか解りません。 こうしたこともあることから、浮気の確信が持てない、浮気調査を行うのは気が進まない、といった際にはまずは素行調査をお願いしてみるのも良いでしょう。 しかし、素行調査は浮気調査を専門としていないために証拠写真などを撮影してもらえないこともあります。また、浮気調査が実態の素行調査はできないような事務所も存在します。こうした点は事務所と話し合っておくと良いでしょう。
探偵社には浮気調査・素行調査のどちらで依頼すればよいのか？
浮気調査と素行調査について違いを解説しましたが、基本的な調査内容はそこまで大差ありません。そのため、浮気調査目的で素行調査を依頼することもできますし、その逆も可能です。こうしたこともあることから、調査目的がそこまで明確で無いならば、より安い調査方法を選ぶというのもポイントです。しかし、「浮気している確証がある」といった場合にはやはり的確に裁判で使えるような証拠を掴んでくれる浮気調査を依頼しておくべきでしょう。 他に、事務所によって得意な調査方法というのもあります。例えば、浮気調査の依頼が多い事務所の場合、素行調査は余り得意でないことがあります。こういった違いもあることから、依頼する事務所の依頼実績も調べておきたいところです。 また、どちらで依頼するにしても完全報酬制の事務所にお願いする際には気をつけておきましょう。報酬制の場合、「依頼目的」が達成された時点で報酬が発生します。この依頼目的が何なのかによってトラブルとなることもありますから、依頼時にはしっかりと話し合っておきたいところです。
浮気調査の事前調査として素行調査が活用されることもも多い
浮気調査前に素行調査が実施されることもあります。この素行調査によって対象者の行動を把握する他、「浮気調査が実際に必要なのか」といったことを確認していくこととなります。 また、費用対効果の高いお試しパックを実施している探偵事務所もありますが、お試しパックとして素行調査してもらえることもあります。素行調査を行ってもらうだけで浮気の事実が発覚することもあるだけでなく、素行調査によって探偵事務所の質を判断するこも可能です。
素行調査の費用を抑える！一律料金制の活用
素行調査を依頼する際に活用できるのが一律料金制です。一律料金制は最初に支払った素行調査費用だけで依頼ができるものであり、調査期間がどれだけ伸びても余計な費用がかからないといったメリットがあります。例えば、子供の行動が気になって調査を一律料金で依頼した場合、調査期間が数日で終わっても、一ヶ月以上かかっても一律料金しかかかりません。このようなこともあることから、「なるべくかかる費用を明確化したい」「どのくらい調査が必要なのかわからない」「対象者に関する情報がほとんどない：といった人におすすめです。もちろん、最も単純な素行調査料金であることから、初めて探偵を依頼する際にもおすすめでしょう。 また、なるべく費用を抑えたいならば次のような点も意識してみましょう。 ・調査人員を減らす これにより、人件費を大幅に下げることができます。ターゲットが警戒していない場合などには有効です。 ・調査期間を絞る 素行調査は１週間程度で通常は終わりますが、目的・調査期間が定まっていないと、いつまでもダラダラと続くこととなります。こうなるとそれだけ費用がかかることから、なるべく調査期間を絞る事が大事です。 ・見積もりを出してもらう 調査費用は事務所によって大きく異なります。見積もりを数社に必ず出して置くことも大切です。
そもそも浮気調査はプライバシーの侵害と見なされないのか？
浮気調査を行う際に「プライバシーの侵害で訴えられることはなにのか」といったギモンを抱く人もいるかもしれません。しかし、基礎的には浮気調査を行ったからといって起訴されるようなことはありません。 これは探偵方業でも定められており、尾行などの方法による調査であれば、法律に抵触することも一切ありません。 しかし、調査によって得た個人情報などのプライバシーに関する情報を関係のない他人に後悔することは問題となります。 他にも、車のナンバーから住所を照会するなどの行為は個人情報保護法に抵触することもあり、こうした行為が行われると問題となることもあります。
浮気調査と素行調査を比較！相違点のまとめ
- 浮気問題は素行調査で解決できることもある
- 基本的に浮気調査も素行調査も調査方法は変わらない
- 調査料金・プランは異なることもある
- 素行調査の方が単価が安くなることも
- チェックしておきたいバレた時のダメージの違い
- 素行調査をしても法的な問題はない
- 調査方法によっては法律に抵触することも
- 浮気しているといった自信がない際に活用できるのも素行調査
- どちらの方法で依頼スべきかは状況によってわかれる
浮気調査・素行調査は似ている点も多いですが、気をつけておきたい違いもいくつかあります。こうしたことに気をつけて依頼すれば、より賢く探偵選びができる用になるはずです。特に、料金表の違いなどは比較しておきましょう。